※屋号の五十音順となっております
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【入浴日】2021/7/25
この日は藤沢方面へ足を伸ばし「富士見湯」さんへ行って参りました。
冨士見湯さんの最寄駅はJR東海道線 藤沢駅。
天井には湯気抜き窓のような明かり取りの天窓。
湘南に群がる魚たちの看板がココが既に湘南エリアなのだと気づかせてくれます。
改札を抜けたら、北口方面へ進み左手のスロープを下ります。
スロープの先、駅前のさいか屋デパート横の通りへ。
道なりに進むと銀座通りと合流し、そのまま直進します。
この辺りは昔芝居小屋が立ち並んでいたのでしょうか。
通りの左右には昔の劇場コーナーの紹介が掲示されています。
南仲郵便局前交差点を通過したら間もなく、左手に富士見湯さんが見えて来ます。
駅から徒歩7~8分程で富士見湯さん到着。
一都三県でも屈指の大きなビルイン銭湯で入口は1Fです。
それではフロントで受付を済ませて浴室へ参ります。
浴室正面には花の咲き乱れる丘の上に古城、背景には空と海の極彩色のタイル絵。
男女浴室仕切り壁にも2幅の洋風の山河のタイル絵が描かれています。
まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
浴槽は仕切り壁側に一列に並んでおり、奥からハイパージェット、ボディマッサージ、浅湯、寝湯、超音波座風呂のラインナップ。
水流系を順に湯巡りし、浅湯でじっくり温まらせて頂きます。
しっかり温まったところでサウナ室へもお邪魔します。
富士見湯さんのサウナは遠赤外線ヒーターで、この日のコンディションは92℃。
現在3名定員制のこじんまりしたサウナですが、木の薫りが素晴らしくコンパクトな故に熱をダイレクトに感じられるナイスコンディション。
発汗後はサウナ室前の水風呂へ。こちらは水温17.6℃。
富士見湯さんではALL軟水を使用していますが、この水風呂が最もツルスベ感を感じられます。この時期は行水気分で、ホント水風呂が気持ち良いですね。
クールダウン後はサウナ室前に設けられたベンチで休憩。この導線最高です!
この日は以下3セット楽しませて頂きました。
・サウナ7分⇒水風呂1.5分⇒休憩3分
・サウナ10分⇒水風呂1.5分⇒休憩3分
・サウナ12分⇒水風呂1.5分⇒休憩5分
仕上げは浅湯でゆったり寛ぎ、シャワーで軽く流して上がりました。
本日も良い湯、良きサウナをありが湯ございました。
藤沢方面へお立ち寄りの際は是非♪
※浴室内は撮影不可の為、神奈川県浴場組合Webサイトより拝借しております。
【入浴日】2021/6/4
この日は茂原方面へ足を伸ばし「桜湯」さんへ行って参りました。
櫻湯さんへは、JR外房線 茂原駅南口駅前ロータリー正面の駅前通りへ。
その先一つ目の信号を右折し浜町通りへ入ります。
下の写真の書店が見えて来たらその手前を右折。
駅から徒歩15分弱で桜湯さん到着。
正面に回ると鬱蒼とした庭木の間から桜湯さんの看板が目に飛び込んできます。
それでは暖簾を潜って中へお邪魔します。脱衣場入口扉とタイルがレトロです。
ここからは、訪問時他にどなたも入浴客がいらっしゃらず、女将さんにご了承を得て中の模様を撮影させて頂きましたので、そちらの写真を交えてお届けします。
下の写真は下足箱と入口のステンドグラス。レトロですが、同時にお洒落です。
受付と同時にロッカーキーを渡されますが、ロッカーは6カ所のみ。
床には籐製の脱衣籠。本当にコンパクトで可愛らしい銭湯です。
※写真に写っているのは同行した銭友Kさん。
それでは受付を済ませて浴室へ参ります。
木組み無垢板張りの天井が珍しいです。
浴室正面は西伊豆 丸山清人と雅号が入った丸山絵師の手による富士山のペンキ絵。
まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
浴槽は右手がぬる目の浅湯で左手が熱めの深湯。実は浴槽内で繋がっていますが、対流の関係で深湯の方は上澄みに熱い湯が溜まっているので板でかき混ぜて入ります。
湯船には天然井戸水の沸かし湯が満ちており、浴槽脇の壁にはオゾン温浴の案内が。
何やらバクレス式イオン化オゾン生成器が設置しており、美容、健康、殺菌効果が高めてあるそうです。「ホンマかいな」等と考えながら暫し浸かっていましたが、深湯の方はとにかく熱い!上澄みは推定46℃。ビリビリ来る熱さです。
井戸水の沸かし湯のオゾン温泉で体の芯までポッカポカに温まってから、軽くシャワーで全身を流して上がりました。
帰りに宵闇に浮かぶ♨桜湯の行燈看板に感謝しつつ、最後に一枚記念撮影。
本日も良い湯をありが湯ございました。
茂原方面へお立ち寄りの際は是非♪
本当はコロナ禍でなかったら、もっと大々的に行われていた筈なのだけど、オリンピックにあやかって世界に銭湯文化を打ち出そうとしたのだけど、社会情勢的に微妙な空気感になってしまった感が漂うのは最早致し方なし。
東京銭湯お遍路を完湯し、他府県の銭湯行脚を続ける湯活のススメ管理人としては、見逃す訳にはいかない一大イベントなのであります。という訳で、今回は都内4店舗において開催される「銭湯アートプロジェクト」の模様を全4回、全て追いかけて都度レポートを更新UPする事にチャレンジしてみたいと思います。
※こちらは八幡湯さんの過去の入湯レポートです↓
初回入湯時は小田急線 代々木八幡駅から向かいましたが、この日は千代田線 代々木公園駅から向かいました。1番出口を出たら、右手小田急線方向へ。一つ目の角を右折すると駅から徒歩1分で八幡湯さん。出口からならコチラの方が近いかも。
前回は気づきませんでしたが、代々木八幡駅側の駐輪場から、前回は代々木八幡駅のホームから見た八幡湯さんの煙突の全景を仰ぎ見る事が出来ました。
この日は「テルマエロマエ」で有名な漫画家のヤマザキマリさんと八幡湯さんのコラボレーションで「バラネイオンの湯」の見学&撮影会。バラネイオンとは紀元前五世紀頃に古代ギリシアにあった温浴施設だそうです。ギリシアと言えばオリンピック発祥の地。TOKYOオリンピック2020との繋がりで本来であればもっと大々的に盛り上がれたであろうと思われます。
それでは中へお邪魔します。
今回は見学&撮影会ですので、普段見られない女湯側からお邪魔します。
コチラが女湯脱衣場、ギリシア風の柱が壁に描かれています。
ちなみにコチラの方をご覧になっていらっしゃるのは、東京都浴場組合の副組合長で落合南長崎「栄湯」のご主人様です。
洗面所にはTOKYO SENTO Festival 2020のPOPが貼られていました。
脇にはレトロなおかまドライヤー。
それでは浴室内も見学させて頂きます。
浴室正面にはヤマザキマリさんのサイン入りペンキ絵。流石のタッチです。
コチラは普段見る事の出来ない浴室内部。
仕切り壁にはペンキ絵の説明が書かれていました。
こちらはシャワーブースに貼られたTOKYO SENTO Festival 2020のロゴ。
そして、今回のイベントとは関係ないですが、都内銭湯でも恐らくココだけの女湯のみにあるサウナ室も拝見しました。サウナストーンを使用した本格的なフィンランドサウナでちょっぴり羨ましいですね。
さて、女湯を一巡りしたところで男湯へ移動。
こちらは男湯浴室正面のペンキ絵。こちらにもヤマザキマリさんのサイン入り。
コチラも普段は見られない浴室内の風景。
本日の見学&撮影会はこれにて終了。
コラボイベントの展示はパラリンピック終了の2021/9/5まで。
さて、お湯が恋しくなってきました。今日は何処の銭湯へ入ろうか?
この日は「大原大次郎×金春湯 湯覧線(ゆうらんせん)」を観戦しに銀座へ。
この日はウエハラヨシハルさんによる「金魚ねぷた」の飾りつけも見られました。
入口上の五色の金魚ねぷたは、オリンピックの五色の輪になぞらえ、世界融和とコロナ解消の願いを込めた金魚ねぷたゴレンジャーなのだそうです。
入口から天井を優雅に泳ぐ金魚ねぷたが涼し気な雰囲気です。
ずずいと奥へ進むと受付の横に「湯が沸いた」の「わ」の文字が出ていました。
受付を済ませ中へ入ると順路は男湯から順番に巡るようになっています。
男湯脱衣場に入ると格天井に正面には神棚が飾ってあるのが見えます。
下の写真は浴室側からみた番台の様子。
それでは浴室側も見てみましょう。
「大原大次郎×金春湯 湯覧線(ゆうらんせん)」はペンキ絵とプロジェクションマッピングを融合したアートなのだそうです。銭湯絵師 田中みずきさんのペンキ絵に風や波の模様が次々に投影されて行きます。
ちなみに下の写真は、男女浴室仕切り壁の花鳥風月の極彩色のタイル絵。
この日は営業が無い為、お湯が抜かれた湯船の珍しい光景を一枚。
湯船の奥には錦鯉が涼し気に泳いでいます。
それでは普段見る事は叶わない女湯側も見てみましょう。
コチラは女湯側脱衣場。女湯側脱衣場には、おかまドライヤーが設置されています。
それでは浴室にもお邪魔してみます。
こちらは富士山のペンキ絵に丁度、風と波が投影されている所でした。
こちらは女湯側から見た男女浴室仕切り壁。こちらのタイル絵も見事です。
男湯側とはシンメトリの配置の女湯側湯船。
お湯が張られて無いので、浴槽内タイルやジェットの配置などよく分かりますね。
金春湯さんの創業は文久3年(1863年)と江戸時代に遡る都内でも最古の部類に入る銭湯ですが、昭和32年に現在のビル型銭湯に生まれ変わりました。今日まで脱衣場、浴室内共ピカピカにメンテナンスされており、頭の下がる思いです。コロナ禍で銀座の人通りも減り、夜のネオン街も息を潜める中、大変な状況かと存じますが、令和のその先へと歴史を紡いで頂きたい銭湯の一つです。
機会がありましたら、次は湯を頂きに来たいですね。
※コチラは過去に訪れた際の金春湯さんの入湯レポートです↓
この日はTOKYO SENTO Festival「みいつけた!湯」で弁天湯さんへ参りました。
改めてアクセスも紹介しておきます。JR吉祥寺駅 北口を出て、左斜め前方向へ。
ダイヤ街を入ってそのまま直進。
ダイヤ街にはTVや雑誌でも度々取り上げられるメンチカツの名店「さとう」さんもありますが、ここはグッと目を瞑ってそのまま直進。
ダイヤ街を抜け、吉祥寺通りを渡った先、正面の昭和通りへ。
右手、藤村女子中学校・高等学校の先、駅から徒歩5分程で弁天湯さん。
裏手からは学校の校庭越しに弁天湯さんの煙突の全景も見られました。
みいつけた!湯は、NHKの幼児向け教育エンターテイメント番組「みいつけた!」とのコラボで大塚いちおさんが弁天湯をまるっとデザイン。
この日の撮影会にはお子様連れのご家族も沢山いらっしゃっていました。
それでは、いざ「みいつけた!湯」の世界へライド温♨
ロビーにも「みいつけた!湯」のパネルが飾られています。
場所柄、有名人も多く訪れるようで、フロント脇にサインが沢山貼られていました。
まさかの田中邦衛さんのサインが、し、渋い!渋すぎる!!
それでは順路に従って、まずは男湯側から。
浴室入口にも「みいつけた」のイメージの雲型シート。
入口上部の窓にはサンドブラスト彫刻の人魚が舞っています。
脱衣場コーナーの鏡広告もレトロで実にいい味。
浴室内にお邪魔すると、浴室正面と仕切り壁には大塚いちお氏デザインのみいつけた!湯の世界が満開。
こちらは男湯浴槽の様子。湯が抜かれた深湯側から撮影した珍しい構図です。
弁天湯さんのお湯はガリウム石温浴泉。
見てると入りたくなりますね。また別の機会に改めてお湯を頂きに来ましょう。
こちらは湯船からみた脱衣場側。こちらからの方がガラス彫刻が良く見えますね。
それではお次は女湯側へ移動。
女湯側はおかまドライヤーと奥にベビーベッド替りの低い棚があるのが特徴です。
実は弁天湯さんは「銭湯×音楽」の聖地と言われ、かつて「風呂ロック」等のイベントが多数開催されていました。その折のポスター等をマッサージチェア脇に発見!
そして、こちらが女湯浴室。
女湯側の正面ペンキ絵には「ichioお」とサインが入っていました。
こちらは女湯側の浴槽。静水の為、浴槽内のタイルや電極版が良く分かります。
そして、こちらが女湯浴槽側から見た脱衣場方向の景色。
存分に「みいつけた!湯」の世界を堪能し、この日は弁天湯さんを後にしました。
※コチラは過去に訪れた際の弁天湯さんの入湯レポートです↓
この日はTOKYO SENTO Festival2020館内見学会のラスト鶯谷の「萩の湯」さんへ。
玄関入口側から見ると、1Fエントランスに飾られた絵の、富士山から流れる伏流水が入口へ続くタイルへと連なっているのが良く分かります。
階段を上がった2Fがフロント、ロビーで、奥には広い食堂もあります。
食堂の壁には、ここ萩の湯さんと、薬師湯(押上)さん、寿湯(稲荷町)さんでしか見られない銭湯マンガ「セイント★セントー」シリーズがズラリと貼られています。
さて、萩の湯さん紹介はこの辺りとして、ここからは「アール湯ルット」の世界へ。
階段を上って3F男湯側からお邪魔します。
アール湯ルットとは、芸術の「アール・ブリュット」をもじったものだそうで、既成概念にとらわれない独自の方法や発想で表現された芸術と銭湯とのコラボとの事。
3Fは青木尊氏。シュールな風景や人物像が浴室の至る所に散りばめられています。
尚、浴室内を撮影させて頂ける機会というのは貴重なので、アール湯ルットが施された内湯エリア以外もついでに撮影させて頂きました。
下は高濃度炭酸泉。ココには塩谷穂波さんの「銭湯図解」の絵が貼られています。
湯が抜かれているので、浴槽の木目やモザイクタイルのデザインが良く分かります。
続いて露天エリアにある光マイクロバブル浴槽。
萩の湯さんでは都内でもココだけの光マイクロバブル浴が楽しめます。
コチラは男湯サウナ。銭湯サウナとしてはかなり広いです。
下の写真はサウナ室前の水風呂。この日は、普段の富士山のタイル絵の上にもう一つアール湯ルットの富士山の絵が描かれ、W富士となっていました。
男湯を一巡りしたところで、今度は4Fの女湯へ移動。
萩の湯さんでは普段、男女浴室入替は行わないので、4Fを拝見するのは初めてです。
さて、4Fのアール湯ルットを彩る星清美さんの絵は動物がモチーフです。
4Fもこの機会にアール湯ルットの無いエリアも撮影させて頂きました。
下は4F露天エリアにある光マイクロバブル浴槽。
萩の湯さんの女湯側にはサウナが2つありました。
手前が塩サウナ、奥がドライサウナです。
その分、水風呂は女湯側の方が少し小振り(これでも銭湯の水風呂としては十分広い方!)。
最後はサウナ後や湯上り後に汗を流すシャワーブース。和洋折衷デザインです。
さて、いかがでしたでしょうか?萩の湯さんとアール湯ルットのコラボ。
私も入浴気分が高まりましたが、この日は観覧日でお風呂は休館でした為、また機会を見つけて今度はゆるりとお風呂に浸かりにお邪魔したいと思います。
※コチラは以前訪問した際のひだまりの泉 萩の湯さん入湯レポートです↓
※コチラはスタンプラリー第一弾で巡った銭湯の入湯レポートです↓
※コチラはスタンプラリー第二弾で巡った銭湯の入湯レポートです↓
【入浴日】2021/7/23
ある夏の日、勝浦方面へ遠征し勝浦市唯一の銭湯にして千葉県最南端、千葉県最古の銭湯「松の湯」さんへ行って参りました。松の湯さんの最寄はJR外房線 勝浦駅。
勝浦市では春の風物詩として「かつうらビッグひな祭り」が催されるそうで、駅構内でも大きなひな段が乗降客を出迎えてくれます。
太平洋に面して海が近く、名物はなめろう、勝浦タンタンメン、カツオの水揚げも日本有数で数々の海産物を利用した料理や土産もありますが、敢えてグッと目を瞑り、駅前ロータリー正面の道より一路松の湯さんを目指します。
その先突き当りを右折し、大喜多街道へ。
暫く進んで三河屋さんとメガネのイシイさんが見えたら左折し、勝浦朝市の通りへ。
この日は昼過ぎの訪問でしたので、朝市は出ていませんでしたが、いずれ前泊してでも来てみたいですね。
勝浦朝市の通りの突き当りが高照寺。門の脇には勝浦朝市発祥之地の碑が立ち、高照寺の向こう側に松の湯さんの煙突が見えて来ます。
道なりに進み、高照寺の脇道を入り松の湯さんの煙突方向を目指します。
勝浦散策しながら駅から徒歩10分程で松の湯さん到着。
千葉県最古、創業は明治・大正期に遡り、築100年以上と言われる木造建築の外観からは、これまでの歴史の重みが感じられます。
建物の脇からは煙突と薪小屋も見る事が出来ました。
この日は少し早めに到着しましたが、女将さんが早めに表を開けて頂き、どなたもいらっしゃらない脱衣場や浴室の中を撮らせて頂く事が出来ましたので、そちらの写真を交えてレポートを続けて参ります。
中へ入ると古色蒼然とした脱衣場が広がり、漢数字が描かれたロッカーや籐籠、年代物のマッサージ椅子等がまず目を引きます。
浴室側から入口側を見ると番台や年代物の建具が歴史を感じます。ちなみに房総エリアは入浴料金も市街地より若干安い所が多く、松の湯さんでは410円でした。
それでは受付を済ませて浴室へ参ります。
湾曲したコーナーを描く天井、中央の長方形の湯気抜きは珍しい形です。
コチラは真下の洗い場から湯気抜き窓を覗き込んだところ。
この日は湯気抜き窓からも勝浦の真っ青な夏空が顔を覗かせていました。
それでは沐浴で全身お清めを済ませてお風呂へライド温♨
浴槽は左手が浅湯で右手がボディマッサージとジェットバス。
水流系は動いていませんでしたが、43℃程度と熱めのふくよかなお湯が浴槽に満ちています。水流が無い分ゆったり浸かれる事もあり、この日は右手の深めの湯船に肩まで浸かり、じっくりと温まらせて頂きました。
仕上げはシャワーで軽く流して湯を上がり、脱衣場で汗が引くまで暫し休憩。
汗が引いたら実に清々しく、サッパリした心持ちになりました。
本日も良い湯をありが湯ございました。
勝浦方面へお立ち寄りの際は是非♪
【入浴日】2021/6/6
この日は銭友Kさんの手引きで銚子の「松の湯」さんへ行って参りました。
松の湯さんへはJR銚子駅からも徒歩15分弱で歩けますが、一番の最寄は銚子電鉄の観音駅。記念乗車を兼ねJR銚子駅ホームから銚子電鉄に乗り換えます。
「絶対にあきらめない」と入口に書かれ、廃線させないという覚悟が伝わります。
入線車両はピンクニュージンジャー号という岩下の新生姜とのタイアップ車両。
中に入ると超絶デコレーション満載w
銚子電鉄は観光に活路を見出しているようで、一つ目の仲ノ町駅はヤマサ醤油の創業当初からの工場があり、工場見学ができるそうです。他にも銚子の街並み観光を兼ねて一日フリーパスを売り出しており、この日は週末でしたので、カップルや家族で利用される方が多くいらっしゃいました。頑張れ!銚子電鉄。
さて、松の湯さん最寄の観音駅到着。こちらは千葉県の企業「金太郎ホーム」とタイアップし、家のホームと電車のホームをかけて金太郎ホームと名付けられています。
外から見た観音駅がコチラ。レトロ可愛らしく各駅巡りするのも楽しそうです。
さて、それでは観音駅を出て銚子電鉄を背に左手方向へ向かいます。
その先馬場町交差点の一つ手前の路地を左折。
暫く進むと駅から徒歩6分程で松の湯さん。
裏手からは曇天を貫く松の湯さんの煙突を拝む事が出来ました。
松の湯さんはビル型銭湯で1Fが浴場、2Fがコンランドリーとちょっと変わった構造。
それでは暖簾を潜って中へお邪魔します。
中は番台式のレトロスタイル。受付を済ませ、いざ浴室へ。
コンパクトでシンプルな浴室。センターカランにシャワーが無いのはレトロ銭湯では良く見るスタイルですが、カランが一つの島は結構珍しいですね。
※松の湯さんはHP等にも浴室写真は出ていない為、私の拙い図解でお付き合い願います。
まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
浴槽は2槽式で左手が座風呂、右手が電気風呂ですが、電気風呂は故障しています。
井戸水の沸かし湯は心地良く適温でゆったり温まれます。漁師町で地元の漁師さんに愛されたであろうお湯に浸かりながら、銚子の歴史に想いを馳せます。
最後はシャワーで軽く流して上がりました。
帰りにヤマサの工場を眺めながら銚子駅まで徒歩で向かいました。
銚子駅のホームでは大きな醤油樽がお見送りしてくれ、改めて銚子が漁港であると同時に醤油の町である事を再認識しました。
本日も良い湯をありが湯ございました。
銚子方面へお立ち寄りの際は是非♪
【入浴日】2021/6/4
この日は銭友K氏の手引きもあり、東金市唯一の銭湯「松の湯」さんへ行きました。
松の湯さんの最寄はJR東金線 東金駅。外房線 大網駅で東金線に乗り換え。
東金線は大網から成東までの5駅を結ぶローカル線で 東金駅は丁度真ん中の3駅目。
東金駅に到着したら、改札を出てロータリー左手の東金商店街へ。
その先突き当りを左折し、千葉銚子線へ。
暫く歩いてときがね保育園、幼稚園の看板が見えたら矢印に従って右折。
駅から徒歩7~8分。裏手の敷地からは2本の煙突が見えました。
下の写真の煙突から白煙が上がっていましたので、現役の煙突はコチラでしょう。
それでは激渋の暖簾を潜って中へお邪魔します。
男女振り分け式入口で中は番台式の純レトロ銭湯w
ここからは、訪問時、他にお客様がいらっしゃらない時間に銭友Kさんがご主人にご了承頂き撮影した写真データを交えてお届けします。脱衣場にはレトロなマッサージチェアに体重計。男女脱衣場仕切り壁上には恵比須様の像が祀られています。
それでは受付を済ませて浴室へ参ります。
浴室正面にはご主人が自ら描かれた赤富士のペンキ絵。
その独特の力強いシルエットは伝説のベスビオス火山のようにも見えます。
まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
お風呂はシンプルに1槽。ご主人によると井戸水と上水の混合だが、ほとんど井戸水との事。この辺りは鉄分を多く含むのでよく温まるが、すぐタイルの目地が赤茶けるので掃除が大変とも仰られていました。
然程熱目では無いですが、湯上り後も汗が引かず、確かに良く温まります。
最後はシャワーで全身を軽く流して上がりました。
男女浴室仕切り壁から垣間見えた女湯の壁画は白富士でこちらもご主人作との事。
湯上り後、ご主人にお話をお伺いする事が出来、元々は東京で銭湯を営んでいて、その時代から数えると創業は百年近く。昭和20年の東京大空襲で戦火に会い、こちらへ移転して来られたとの事。当初はコンクリートのバラックで、良く滑って転ぶ客も居たそうですが、50年前に現在の建屋に建替えられタイル張りになったそうです。
当時は東金市にも数軒の銭湯があったそうですが、現在ではここ松の湯さんだけになってしまいました。
本日も良い湯と貴重なお話をありが湯ございました。
房総方面へお立ち寄りの際は是非♪
【入浴日】2021/6/6
この日は佐原銭湯散歩で「松の湯」さんへ行って参りました。
佐原には2軒銭湯がありますが、この2軒が千葉県香取市に現存する2軒の銭湯でもあります。折角香取方面まで来たので、今回この2軒をまとめて巡らせて頂きました。
松の湯さんへは、JR成田線 佐原駅南口駅前ロータリー正面の通りを直進。
佐原は日本全土の測量図を作成した伊能忠敬翁が生前家業を営んでいた地という事で、伊能忠敬記念館等もあり、駅前には伊能忠敬翁の銅像が建っています。
さて、駅前通りを進み、諏訪神社大鳥居が見えたら次を左折し住吉通りへ。
その先、下の写真のY字路を右折しチャンカ通りに入ります。
駅から徒歩10分程で松の湯さん到着。
この先には金平湯🄿と書かれた駐車場があります。千葉県浴場組合の届出等では松の湯さんとなっていますが、経営者の御苗字が金平様との事で、駐車場の看板やGoogleマップ、駅前観光案内所の方も金平(かねひら)湯で認識されており、こちらが旧名か新しいものかまではちょっと確認出来ませんでした。ちなみに駐車場の向こうにも煙突が見えますが、こちらは松の湯さんの物ではなく、お隣の酒蔵の煙突です。
松の湯さんの煙突は駐車場の奥に見えるこちら。
入口の両袖には水郷佐原の景色を切り取ったようなタイル絵がはめ込まれています。
それでは外周はこの辺りにして中に入ります。
中に入ると古色蒼然としたレトロな脱衣場風景。下足箱、手荷物入れ、マッサージチェア、全てが歴史を感じさせる逸品です。
※写真は往年の千葉銭湯マップからの拝借で女湯の脱衣場風景です。おかまドライヤーが見えます。
それでは番台で受付を済ませて浴室へ参ります。
入浴料は何と300円!(※千葉県浴場組合の入浴時の入浴料は規定では450円)
浴室正面は2020年6月10日 銭湯絵師 中島盛夫氏によるによる富士山のペンキ絵。コンパクトな浴室ながら両サイドの壁まで使い奥行きを感じさせる迫力ある構図です。
※写真は往年の千葉県銭湯マップからの拝借で丸山清人絵師による富士山です。
まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
浴槽は2槽で右手がぬる湯で左手が熱湯。ぬる湯側は42℃程、熱湯側は45℃程度。
順番にぬる湯から熱湯と巡り、しっかり体の芯まで温まります。
額に汗が滲んできた頃合いで湯を上がり、汗止めにカランの冷水を被ってから軽く拭き上げて上がりました。
本日も良い湯をありが湯ございました。
香取市方面へお立ち寄りの際は是非♪
※脱衣場、浴室内は撮影不可の為、往年の千葉銭湯マップより拝借しております。
※コチラは佐原銭湯散歩①「柳湯」さんの入湯レポートです↓
※屋号の五十音順となっております
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【入浴日】2021/6/6
この日は佐原銭湯散歩で「柳湯」さんへ行って参りました。
実は佐原銭湯散歩では先に巡ったのは「松の湯」さんでしたが、故合って先に柳湯さんをご紹介します。柳湯さんへのアクセスは、最寄りのJR成田線 佐原駅より南口を出て、まずはロータリー正面を直進。
二本目の千葉興業銀行の角を左折し、下掘通りへ。
その先銀座通りに入り一本目の路地を左折すると左手に柳湯さんの看板が見えます。
ここまで駅からだと徒歩でざっと8分程です。
看板の矢印に従って細い私道を進みますが、一向に銭湯らしさはありません。
ようやくコインランドリーらしき物が見えて来て、この先に暖簾が巻き付いた入口があります。当然屋号も出てないので、知らないとまず入って来れないと思いますw
一応裏手の路地からは柳湯さんの煙突が見え、健在である事が判りました。
入口には男湯、女湯の表示もなく、恐る恐る青い取っ手の扉を開けると男湯でしたw
中は番台式のレトロ銭湯で、脱衣場中央にはテーブル替わりに古いテーブル型のゲーム筐体が2台。ジャンピューターともう一台は忘れましたw
※写真はオークションサイトからの拝借です。
それでは番台に座るお婆ちゃんに入浴料を渡して浴室へ参ります。
入浴料はご近所の松の湯さんと同じくこちらも300円!
浴室正面にはカモメが舞う海辺の景色で中央に灯台があるタイル絵。
壁は背丈まではタイルでその上はグレーのスレート板のような独特のスタイル。
※柳湯さんの浴室写真はHP等にも出ていない為、私の拙い図解でお付き合い願います。
さて、この日2湯目なので、軽く体を流そうと思ったらカランの湯が激熱‼ ほぼ熱湯で、通常かなりの熱湯でも水カランと5:5で被れない事は無いですが、絶対無理!水カラン7:お湯カラン3でギリギリ被れる位です。そうこうしている内に今度は貯湯タンクが空になったのかお湯が出なくなり、番台のお婆ちゃんが釜を見に行かれました。
ひとまず全身流せたのでよしとして湯船に浸かります。
浴槽はシンプルに浅湯と深湯の2槽。こちらは適温でゆったり浸かれます。
薄く赤茶濁りで恐らく井戸水に鉄分が含まれているようで、良く温まります。
最後は水カランで冷水を頭から被り汗止めしてから湯を上がりました。
下の写真は往年の千葉県銭湯マップに出ていた女湯のタイル絵でコチラは熱帯魚。
さて、番台のおばあちゃんに別れを告げ水郷佐原を散策します。
柳湯の裏手辺りの小野川周辺は古い歴史建造物が立ち並び、さながら小江戸情緒を感じる事が出来ます。この季節はアヤメが有名だそうで、本来なら観光客も多いとの事。写真を数枚撮りましたので、皆様も水郷佐原の小江戸情緒をお楽しみください。
帰りに佐原駅が絵になり最後に一枚。
本日も良い湯をありが湯ございました。
その柳湯さんの休業が聞こえて来たのは、2022/8月に入ってから。
休業案内によると、このまま閉店もありえるかも。
※コチラは佐原銭湯散歩②「松の湯」さんの入湯レポートです↓