【入浴日】2021/6/4
この日は銭友K氏の手引きもあり、東金市唯一の銭湯「松の湯」さんへ行きました。
松の湯さんの最寄はJR東金線 東金駅。外房線 大網駅で東金線に乗り換え。
東金線は大網から成東までの5駅を結ぶローカル線で 東金駅は丁度真ん中の3駅目。
東金駅に到着したら、改札を出てロータリー左手の東金商店街へ。
その先突き当りを左折し、千葉銚子線へ。
暫く歩いてときがね保育園、幼稚園の看板が見えたら矢印に従って右折。
駅から徒歩7~8分。裏手の敷地からは2本の煙突が見えました。
下の写真の煙突から白煙が上がっていましたので、現役の煙突はコチラでしょう。
それでは激渋の暖簾を潜って中へお邪魔します。
男女振り分け式入口で中は番台式の純レトロ銭湯w
ここからは、訪問時、他にお客様がいらっしゃらない時間に銭友Kさんがご主人にご了承頂き撮影した写真データを交えてお届けします。脱衣場にはレトロなマッサージチェアに体重計。男女脱衣場仕切り壁上には恵比須様の像が祀られています。
それでは受付を済ませて浴室へ参ります。
浴室正面にはご主人が自ら描かれた赤富士のペンキ絵。
その独特の力強いシルエットは伝説のベスビオス火山のようにも見えます。
まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
お風呂はシンプルに1槽。ご主人によると井戸水と上水の混合だが、ほとんど井戸水との事。この辺りは鉄分を多く含むのでよく温まるが、すぐタイルの目地が赤茶けるので掃除が大変とも仰られていました。
然程熱目では無いですが、湯上り後も汗が引かず、確かに良く温まります。
最後はシャワーで全身を軽く流して上がりました。
男女浴室仕切り壁から垣間見えた女湯の壁画は白富士でこちらもご主人作との事。
湯上り後、ご主人にお話をお伺いする事が出来、元々は東京で銭湯を営んでいて、その時代から数えると創業は百年近く。昭和20年の東京大空襲で戦火に会い、こちらへ移転して来られたとの事。当初はコンクリートのバラックで、良く滑って転ぶ客も居たそうですが、50年前に現在の建屋に建替えられタイル張りになったそうです。
当時は東金市にも数軒の銭湯があったそうですが、現在ではここ松の湯さんだけになってしまいました。
本日も良い湯と貴重なお話をありが湯ございました。
房総方面へお立ち寄りの際は是非♪