
【所在地】千葉県勝浦市勝浦43
【入浴日】2021/7/23
【閉店日】2024/12/31
ある夏の日、勝浦方面へ遠征し勝浦市唯一の銭湯にして千葉県最南端、千葉県最古の銭湯「松の湯」さんへ行って参りました。松の湯さんの最寄はJR外房線 勝浦駅。

勝浦市では春の風物詩として「かつうらビッグひな祭り」が催されるそうで、駅構内でも大きなひな段が乗降客を出迎えてくれます。

太平洋に面して海が近く、名物はなめろう、勝浦タンタンメン、カツオの水揚げも日本有数で数々の海産物を利用した料理や土産もありますが、敢えてグッと目を瞑り、駅前ロータリー正面の道より一路松の湯さんを目指します。

その先突き当りを右折し、大喜多街道へ。

暫く進んで三河屋さんとメガネのイシイさんが見えたら左折し、勝浦朝市の通りへ。

この日は昼過ぎの訪問でしたので、朝市は出ていませんでしたが、いずれ前泊してでも来てみたいですね。

勝浦朝市の通りの突き当りが高照寺。門の脇には勝浦朝市発祥之地の碑が立ち、高照寺の向こう側に松の湯さんの煙突が見えて来ます。

道なりに進み、高照寺の脇道を入り松の湯さんの煙突方向を目指します。

勝浦散策しながら駅から徒歩10分程で松の湯さん到着。
千葉県最古、創業は明治・大正期に遡り、築100年以上と言われる木造建築の外観からは、これまでの歴史の重みが感じられます。

建物の脇からは煙突と薪小屋も見る事が出来ました。

この日は少し早めに到着しましたが、女将さんが早めに表を開けて頂き、どなたもいらっしゃらない脱衣場や浴室の中を撮らせて頂く事が出来ましたので、そちらの写真を交えてレポートを続けて参ります。
中へ入ると古色蒼然とした脱衣場が広がり、漢数字が描かれたロッカーや籐籠、年代物のマッサージ椅子等がまず目を引きます。

浴室側から入口側を見ると番台や年代物の建具が歴史を感じます。ちなみに房総エリアは入浴料金も市街地より若干安い所が多く、松の湯さんでは410円でした。

それでは受付を済ませて浴室へ参ります。
湾曲したコーナーを描く天井、中央の長方形の湯気抜きは珍しい形です。

コチラは真下の洗い場から湯気抜き窓を覗き込んだところ。
この日は湯気抜き窓からも勝浦の真っ青な夏空が顔を覗かせていました。

それでは沐浴で全身お清めを済ませてお風呂へライド温♨
浴槽は左手が浅湯で右手がボディマッサージとジェットバス。
水流系は動いていませんでしたが、43℃程度と熱めのふくよかなお湯が浴槽に満ちています。水流が無い分ゆったり浸かれる事もあり、この日は右手の深めの湯船に肩まで浸かり、じっくりと温まらせて頂きました。

仕上げはシャワーで軽く流して湯を上がり、脱衣場で汗が引くまで暫し休憩。
汗が引いたら実に清々しく、サッパリした心持ちになりました。
本日も良い湯をありが湯ございました。
その松の湯さんですが、諸般あり臨時休業が続いていましたが、昨年(2024年)末に閉店された模様。千葉県浴場組合に廃業届が出されたのが一昨日(2025/2/4)だそうです。誠に残念ではございますが、勝浦の地で100年の永きに渡り湯を沸かし続けて来られたことにこの場をお借りして深謝申し上げます♨♨
