湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

温浴施設いろいろ|サウナ

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サウナについても、いろいろなタイプがありますので、ここらで一度まとめておきたいと思います。

1.高温サウナ(80~115℃)

高温サウナには、熱源やヒーターのスタイルによって幾つかの呼び名があります。
ヒーターやサウナ室の設計により温度も湿度も様々ですが、流石に100℃超えると激熱です。

 ①ガス遠赤外線サウナ

ガス遠赤外線サウナは、銭湯等でもよく見かけるタイプです。立ち上がりが早く、熱効率が良い事から電気ヒーターよりも50~60%燃費が良い事で最も多用されているタイプと言えます。

f:id:kenichirouk:20190914003000j:plain※こちらはガス遠赤外線サウナのある施設の一例です↓

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 ②電気ストーブ式サウナ

電気ストーブを使用したサウナです。こちらは珍しい頭上設置型。

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※こちらは電気ストーブ式サウナのある施設の一例です↓

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 ③コンフォートサウナ

コンフォートサウナとはサウナの温度を控えめに設定し、蒸発皿でオートロウリュ*1を行う事で、湿度と体感温度を高めるタイプのサウナです。

f:id:kenichirouk:20190914074110j:plain※こちらはコンフォートサウナがある施設の一例です↓

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 ④ボナサウナ

ボナサウナはひな壇の下にヒーターを設置したサウナで、高温の空気が上部に上がる事を上手く利用し、対流でサウナ室全体を温めます。またヒーターが足元に格納出来る事で、サウナストーブの面積を節約でき、面積やレイアウトに制約がある際には、導入しやすいスタイルと言えると思います。

f:id:kenichirouk:20190914003431p:plain※こちらはボナサウナのある施設の一例です↓

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 ⑤ロッキーサウナ

ロッキーサウナとは、サウナストーンが山積みされているサウナストーブです。

f:id:kenichirouk:20190914003730j:plain※こちらはロッキーサウナのある施設の一例です↓

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 ⑥セラストームサウナ

セラストーム(CERA STORM)サウナとはセラミックヒーターを利用したサウナです。かなり珍しいサウナですが、サウナ専門施設、銭湯サウナで数軒見かけました。元は大泉産業株式会社という会社が製造していたそうですが、その後、株式会社青木工業所に引き継がれ、今は製造していないようですので、激レアかも知れません。

f:id:kenichirouk:20201113100923j:plain※こちらはセラストームサウナのある施設の一例です↓

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 ⑦ikiサウナ

ikiサウナは、ロッキーサウナで使用するサウナストーンをゲージで囲う事で、壁面だけでなく、センター置き等、ヒーターレイアウトを自由にしたタイプ。熱源は電気を使用しているそうです。

f:id:kenichirouk:20190914003841j:plain※こちらはikiサウナのある施設の一例です↓

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 ⑧イズネス(isness)

ガス遠赤外線ヒーターとサウナストーンを組み合わせたタイプです。

f:id:kenichirouk:20190914003951j:plain※こちらはイズネスサウナのある施設の一例です↓

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 ⑨ケロサウナ

ケロサウナは、木肌が銀色に輝く事から「シルバーパイン」とも「森の宝石」とも呼ばれる樹齢200年以上の立ち枯れたパイン材「KELO」材を使用したサウナで、日本には3か所しかないと言われています。

f:id:kenichirouk:20190914062215j:plain※コチラはケロサウナのある施設の一例です↓

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 ⑩薪サウナ

サウナストーブの燃料に薪を使うタイプ。使用する薪の材質によってサウナ室内のアロマの変化も楽しめる。日本では消防法もあり、常設では希少なタイプ。

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※コチラは国内常設で薪サウナが楽しめる施設の一例です↓

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 番外 複数種ストーブのサウナ

稀にサウナ室内に複数のそれも異なるストーブを配するサウナにお目に掛かる事があります。設置されるのは、大体大型施設の広いスタジアムサウナのようです。

f:id:kenichirouk:20201113101652j:plain※こちらは複数ストーブのサウナのある施設の一例です↓

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いずれのタイプもサウナストーンを使用しているタイプはオートロウリュやセルフロウリュ出来るタイプがあります。セルフロウリュはバケット*2やラドル*3を施設が用意している場合に限り、そうでない場合は原則NGです。

 

2.ミスト(スチームサウナ)サウナ、テルマーレ、テルマリウム(40~70℃)

ミストサウナは、室内にミストを充満させて湿度を上げる事で体感温度を上げつつ、室温自体は高温サウナより下げる事で、体への負担を軽減しています。
古くは古代ローマ帝国に多く、トルコやイスラム圏のハマムに伝わり、日本でも江戸初期までの空風呂は体裁こそ異なるものの当時貴重な水を大量に消費しないスチームサウナだったようです。

f:id:kenichirouk:20190914010446j:plain※コチラはスチームサウナのある施設の一例です↓

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3.塩サウナ(40~70℃)

塩サウナは文字通り塩がサウナ室内に置いてあり、肌に塩を盛って全身に乗せていく事で、発汗を促進し、肌をトゥルントゥルンにする効果があります。

f:id:kenichirouk:20190914010849j:plain※こちらは塩サウナのある施設の一例です↓

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4.から風呂(70~160℃)

日本でも古来風呂と言えば「から風呂」を指していたと言われています。
昔は水を大量に沸かすのは至難の業で、室の中で木々や藁を燃し、灰を書き出して水うちを施してむしろを敷いた上に横たわって体の垢を落としたそうです。今でも各地にから風呂の名残があり、中には160℃に達すると言われるモノも!

f:id:kenichirouk:20200516132003j:plain※コチラは現在「から風呂」に入れる施設の紹介です↓

karaburo0.webnode.jp

 

5.アイス(コールド)サウナ(-25~10℃)

アイスサウナは、サウナ浴で火照った体を冷ますための部屋です。水風呂が急激にクールダウンするのと比較し、外気浴やアイスサウナでは、熱伝導率の違いでゆっくりクールダウンしてくれます。とはいえ、中には-25℃というクレイジーなアイスサウナを用意している施設もあり、ここまで来ると流石に一気にクールダウンしそうですw

f:id:kenichirouk:20190914011830j:plain※こちらはアイスサウナのある施設の一例です↓

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6.テントサウナ(50~100℃)

テントサウナの一番のメリットは持ち運びが出来る事でしょう。
日本はフィンランド程外気が冷たくない為、サウナには水風呂が必要ですが、テントサウナであれば、浜辺、川岸、湖畔等、至る所でお気に入りの場所を見つけてはサウナ浴を楽しむ事が可能です。最近では、サウナフェス等で野外サウナのイベント等もよく見かけるようになってきてます。

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左から定員4名、6名、14名

大きさも様々あり、アウトドア派の方は、グランピングの次は野外サウナが来るかも知れませんね。
※こちらはテントサウナを定期開催する施設の一例です↓

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7.バレル(樽)サウナ(温度はサウナストーブによる)

巨大な樽を利用したサウナ。サウナのスモークや、ロウリュのアロマに加え、樽の木材の香りで森林浴気分に誘われます。

f:id:kenichirouk:20200516121804j:plain※コチラはバレルサウナのある施設の一例です↓

www.zenvague.com

 

8.サウナカー (温度はサウナストーブによる)

キャンピングカーやトレーラーバンを利用したサウナ。キャンプ場や河原、湖畔等、好みの場所に移動してサウナが出来るのがポイント。本場フィンランドには飲食店、公衆電話ボックス、果ては観覧車がサウナ室になった変わり種もありますw

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※コチラは日本でサウナカーに入れる施設の紹介です↓

moriyasuisan.com

 

9.世界のサウナ

 ①スモークサウナ(フィンランド)

丸太小屋造りのサウナ室の中に多くの石を積んで炉を作り、炉の中で薪を燃やして石が加熱するまで数時間熱する。薪が燃え尽きたときはサウナ室の中は煙が充満しているが、最初のロウリュで煙は外へ排出。ベンチの灰を掃除して入浴準備完了。
「ベーシックサウナ」とも呼ばれ、フィンランド人にとってはこれこそがサウナ。

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 ②バーニャ(ロシア)

造りも構造もスモークサウナとそっくり。違いは、石積みの炉の上に湯沸かしの釜がのっている。石に水を掛けることもするが、この釜から絶えず蒸気をたて高温サウナ×スチームサウナの状態を作り出す。室温は60~70℃程だが、温度も湿度も極めて高い為、世界で最も体感温度の熱いサウナと呼ばれ、耳をやけどから守るためフェルトでできた耳まで覆う帽子をかぶって入るのが風習。

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※こちらは日本でバーニャがある施設の一例です↓

twitter.com

 ③ピルティス(リトアニア)

リトアニアではサウナの事をピルティスという。フィンランドにもロシアにも地理的に近く、白樺の枝葉を束ねたビィヒタが置いてある事や、湖の畔に建てられ水風呂代わりに天然の湖に入ったり、ヴィヒタで全身施術するウィスキング等も盛んである。

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※ウィスキングについては、コチラの記事をご参照ください↓

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 ④ハマム(トルコ)

ハマムという言葉は本来公衆浴場のことである。浴場の中央には一段高くなったギヨベク・タシュと呼ばれる石の台が作られて下から加熱されており、この上に横たわり発汗する。ターキッシュバスとも呼ばれる。

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※こちらは日本でハマムがある施設の一例です↓

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 ⑤テメスカル(メキシコ)

アステカ帝国時代の熱気浴で、当時は床下から加熱するか、隣りの部屋で火をたき壁からの熱で熱していた。現在観光リゾート地等にあるのは石造りの釜風呂の形で、隣の炉で石を焼いて熱した石を運び込んで使用。

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 ⑥汗蒸幕・チムジルバン

汗蒸幕は韓国式のサウナで、室温は40~80℃。薪ヒーターを用い、サウナと岩盤浴を組み合わせたようなスタイルです。日本でもスーパー銭湯等で体験可能。

f:id:kenichirouk:20200123065526j:plain※こちらは日本で汗蒸幕のある施設の一例です↓

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 ⑦ブルガマ(韓国)

こちらも韓国式サウナ。
トロッコの上に立方体に薬石(主に麦飯石)を積み上げ、釜で700度℃~800度℃に熱した後で部屋に戻し、そこから発する遠赤外線を浴びるタイプです。

f:id:kenichirouk:20200516132316p:plain※こちらは日本でブルガマのある施設の一例です↓

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入る環境も温度も湿度も様々なタイプのサウナ施設。好みのサウナ施設を見つけて巡ってみるのも楽しいかも知れませんね。

※サウナ室内は原則写真撮影不可の為、サウナ業界をリードする株式会社METOS様HP及び、お世話になったサウナ施設などのWebサイト、他より拝借しております。

※サウナの楽しみ方などにつきましては、以下レポートをご参照ください↓

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*1:「ロウリュ」とはフィンランド語で蒸気を意味し、サウナストーンにアロマ水等を注ぎ蒸気を発生させるサービス等を総称してロウリュと呼んでいます

*2:アロマ水等を入れるバケツ

*3:アロマ水等を掬う柄杓