湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

積善館本館|四万温泉|国の登録有形文化財「元禄の湯」に浸かる|湯活レポート(温泉編)vol.204

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【所在地】群馬県吾妻郡中之条町四万甲4236

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【入浴日】2023/3/5
【泉質】ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉(低張性・中性・高温泉)ph6.6

 

この日は四万温泉日帰り弾丸湯巡りの旅で「積善館本館」さんへ行って参りました。
積善館本館さんへは、四万温泉バス停より左手の細道を入って赤い欄干を渡った先。

積善館さんは、バス停から徒歩1分と四万温泉街の中心に位置します。

積善館さんの創業は元禄七(1694)年に遡り、300年以上の歴史を持つ湯宿との事。

日本最古の木造湯宿建築と言われる本館の重厚な建屋は、群馬県重要文化財にも指定され、映画「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルとなったとも言われています。

※積善館フォトギャラリー

本来は四万温泉投宿の為の湯宿ですが、コチラでは日帰り温泉も受け付けていらっしゃいます。この日は日帰りで丁度お昼時でした為、ランチを兼ねて本館に併設された食事処「積善や」でランチ・入浴セットを頂く事にしました。

この日注文したのは、「上州豚三昧セット」。豚丼の野菜が油通ししてあり、八宝菜のようでちょっと中華風。具だくさんの豚汁に香の物まで付き、大満足。

さて、お腹も満ちたところで、本館フロント前を通り元禄の湯へ参ります。

元禄の湯の通路には、飲泉所もあり、泉温65℃の源泉をテイスティング出来ます。
熱めの白湯で源泉の成分の効果か、小さな紙コップ1/3位飲んだだけで胃腸にズシンと来るようなずっしりとした飲みごたえがあります(飲み過ぎ注意!)。

さて、コチラが元禄の湯の入口。元禄の湯は昭和5年築のレトロモダンな造り。
国の登録有形文化財に指定されているそうで、そのモダンでアンティークな内装だけでも一見の価値があります。

中に入ると脱衣場直結の浴室で、5つの湯船に源泉蒸し風呂の扉が二つ。

この日2湯目ですので、かけ湯でお清めを済ませ、早速奥の湯船からライド温♨
5つある浴槽は、奥の4つが40℃前後の適温湯、手前が43℃程の熱湯。

積善館本館さんの源泉は、ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉。保湿成分のメタケイ酸も126㎎/㎏と規定値の2.5倍以上、殺菌成分のメタホウ酸も45.6㎎/㎏と規定値の9倍以上含有する成分豊富なマルチビタミンのお湯。無色透明な綺麗な湯が浴槽内から注がれていますが、その成分の濃さから湯口には長年の析出物がビッシリ!

浴室内の扉の奥には古来から伝統の蒸し風呂もあります。
室温は40℃程、贅沢な源泉スチームを全身で浴びて心地よい発汗が楽しめます。

蒸し風呂の汗を流したら、再度手前の熱湯にじっくり浸かって体の芯まで温まり、源泉掛け湯で全身を流して上がりました。

本日も良い湯をありが湯ございました。
四万温泉へお出掛けの際は是非お立ち寄り下さい♪

※浴室内は撮影不可の為、施設のご了承を得て公式HPフォトギャラリーより拝借しております。


共同浴場 河原の湯|四万温泉|湯活レポート(温泉編)vol.203

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【所在地】群馬県吾妻郡中之条町四万4228-2

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【入浴日】2023/3/5
【泉質】ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉(低張性・中性・高温泉)ph6.5

 

この日は春休みの日帰り弾丸ツアーで四万温泉へ行って参りました。
四万温泉の最寄駅は、JR吾妻線の中之条駅。
四万温泉は鉄分が豊富で赤茶けた渋川の伊香保温泉と日本有数の酸性泉、長野原草津口の草津温泉の中間辺りにあり、草津の上がり湯として有名なところです。

この日は時節柄か駅構内には吊るし雛が飾られていました。

さて、中之条駅からは四万温泉の他に沢渡温泉へもアクセス出来ますが、この日は四万温泉が目的地の為、1番バス乗場から関越バスに乗車。

ゴトゴトとバスに揺られる事、40分程で終着の四万温泉バス停に到着。

四万温泉は、四万川沿いに左右に長い温泉地で、入口側の温泉口に始まり、山口、新湯、ゆずりは、日向見と小さな5つの温泉場があります。

共同浴場や足湯が8つありますが、湯宿のチェックインに合わせてある為か、どこも閉鎖時間*1が早く15:00頃に閉まってしまいますが、とりわけ河原の湯は14:00閉鎖と早い為、河原の湯から巡るのが吉です。

さて、その河原の湯は、バス停の向かいの階段を河原の方へ下れば徒歩30秒ほどw

共同浴場は料金は決まっていない為、寸志箱へ寸志を入れて、いざ浴室へ参ります。

さて、ココからはこの日週末にも関わらず無人の貸切状態でした為、撮影した浴室内の模様も交えてレポートを進めて参ります。
浴室は脱衣場から階段を下った半地下の洞窟のようになっています。
共同浴場は、体を流す為の手桶はありますが、湯を汚す恐れがある為、シャンプー・リンスやボディーソープの類は使用不可のところが多く、河原の湯も同様です。

まずは掛け湯で軽く体を湯に慣らして、早速お風呂へライド温♨
カルシウムを含有している為、肌触りキュッキュッとしたキシキシ系の浴感を想像していましたが、湯船に身を沈めると、実にまろやかでむしろツルツルした浴感の極上湯。遠路はるばるやってきた疲れも解け、思わずため息が漏れます。
ドボドボと湯の流れ落ちる音だけが浴室内に響き、湯口から滔々と注がれたお湯は、そのまま浴槽の縁からサラサラと流れていきます。これぞ正に源泉掛け流し!

暫し河原の湯を堪能し、最後は手桶で上がり湯を頂いて浴室を後にしました。

 

本日も良い湯をありが湯ございました。
四万温泉へお出掛けの際は是非お立ち寄り下さい♪


*1:閉店時間と書かないのは、共同浴場は利益目的の浴場では無く、地域の温泉場を好意で開放している場所の為です。料金は決まっておらず、100円から上は気持ち次第という塩梅になっています

湯けむりの里 すすき野店|あざみ野|湯活レポート(温泉編)vol.202

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【所在地】神奈川県横浜市青葉区すすき野3-2-7

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【入浴日】2022/8/25
【泉質】メタケイ酸泉 ph8.2

 

この日は横浜方面へ出掛けついでに「湯けむりの里 すすき野店」さんへ。
湯けむりの里 すすき野店さんへは、無料シャトルバスが便利です。
無料シャトルバスはAM10:00~20:30の間、毎時00分、30分発で運行中。
利用の場合は、横浜市営地下鉄ブルーライン あざみ野駅1番出口と横浜銀行の間の赤枠辺りに停車しますので、この辺りで待ちましょう。

シャトルバスに揺られる事、10分程で湯けむりの里 すすき野店さん到着。

 

それでは早速受付を済ませ、岩盤浴着に着替えたらまずチムジルバン「潤気洞」へ。

潤気洞があるのは3F。

こちらが潤気洞の入口です。内部の室温は、この日43℃程に保たれていました。

潤気洞の岩盤は全6種。

<右手>
・トルマリン~美肌効果や自然治癒力に効果
・ラジウム陶板~自然治癒力を高め、老廃物や毒素を排出する効果
・木紋石~マイナスイオンの放出、脱臭、殺菌効果、細胞の活性化の効果
・化石黄土~細胞外への老廃物の排出が促進され、有害物質の排出を促進する効果

<左手>~コチラは玉砂利
・岩塩~活性酸素を除去し、皮膚の老化やトラブルを防ぐ効果
・溶岩石~美白効果やダイエット効果

それぞれ効能はありますが、この日私的No.1は右手室内の化石黄土でした。
3Fには他にコミックコーナーや休憩スペースがあり、岩盤浴の合間にゴロゴロ過ごす事が出来ます。家族や友人と訪れた際は、待合せ等にも良さそうですね。

皆様も自分好みの岩盤を見つけられてみてはいかがでしょうか?

 

さて、岩盤浴でタップリ発汗した後は2F大浴場へ移動。

まずは沐浴で岩盤浴での汗を流し、早速内湯からライド温♨
各種アトラクションバスで全身のこりを解しつつ血行を促進。
続いて高濃度炭酸泉へ。この日は高濃度炭酸泉が2か所あり、通常の炭酸泉(37.8℃)とかわり湯も高濃度炭酸泉(35.4℃)へ。炭酸ガスは温度が上がると揮発する為、通常炭酸泉の方が泡付きは派手に見えますが、かわり湯炭酸泉の方が少し湯温が低い分、炭酸ガスが多く湯に溶け残っており、暫し浸かるとジーンと染み入るような浴感を感じられます。夏場は33~35℃程度のひんやり設定にして頂くのもアリですね。

内湯で軽く温まったところで、内階段を上がり3Fテラスの露天風呂へ移動。

露天風呂では純粋に源泉を楽しみます。湯けむりの里 すすき野店さんの源泉は保湿成分のメタケイ酸泉。無色透明無臭の為、いかにも温泉という感じはしませんが、その分負担が少なく安心してゆったりと浸かっていられます。

露天風呂では手始めにつぼ湯でお湯の感触を確認。

その流れでシルク風呂にも移動し、ナノバブルのシュワシュワ感を楽しみます。
湯巡りの〆は広い露天岩風呂へ。この日は夏場だからか、全ての浴槽が38~39℃程のぬる湯設定となっており、じっくりじっくり湯浴みを楽しむ事が出来ました。

 

源泉をしっかり堪能したところでサウナ室へもお邪魔します。
湯けむりの里 すすき野店さんのサウナは、正面左右に遠赤外線ヒーターを配したツインストーブの5段タワー型サウナで、この日はコンディションは90℃。
※写真はHPから拝借したものですが、ストーブ1基の為恐らく女湯側の写真です。

発汗後はサウナ室前の備長炭水風呂へ。こちらは水温16.4℃と良く冷えています。

1セット目終了後は、露天の寝ころび湯で、外気を感じながら微睡みの世界へw

2セット目からは3F露天テラスのととのい椅子での外気浴。
この日は都合、以下3セット楽しませて頂きました

・サウナ7分⇒備長炭水風呂1分⇒寝ころび湯外気浴3分
・サウナ10分⇒備長炭水風呂1分⇒露天外気浴3分
・サウナ12分⇒備長炭水風呂1分⇒露天外気浴5分

仕上げは露天岩風呂で再度源泉をじっくりじっくり堪能。上がり湯は、手桶に汲んだ源泉を頭から数杯被り、源泉で絞ったタオルで全身を拭き上げて上がりました。

 

本日も良い湯、良きサウナ、素敵な岩盤浴をありが湯ございました。
横浜方面へお立ち寄りの際は是非♪

※岩盤浴室内、大浴場は撮影不可の為、施設のご了承を得て公式HPより拝借しております。
※コチラは同系列の湯けむりの庄、湯けむりの里さんの入湯レポートです↓

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休業中|村山温泉 かたくりの湯|武蔵村山市|洋風浴室編 / 和風浴室編|湯活レポート(温泉編)vol.201

【所在地】東京都武蔵村山市本町5-29-1

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【泉質】メタホウ酸泉

アクセス

村山温泉 かたくりの湯(以下「かたくりの湯」)さんへは、多摩モノレールの玉川上水駅、もしくは終点 上北台駅より市内循環バス(MMシャトルバス)を利用。
※上北台駅経由の場合は、1番バス乗場をご利用下さい。


※玉川上水駅を経由する場合は3番バス乗場をご利用下さい。

途中、車窓から見える多摩モノレール延伸の看板の右下にかたくりの湯さんが載っているのを発見!

バスに揺られる事、上北台駅からなら20分前後、玉川上水駅からならたっぷり40分超で最寄りの村山温泉 かたくりの湯バス停。バスを下車すると目の前です。

 

【入浴日】2023/2/25:洋風浴室編

「村山温泉 かたくりの湯」さんは多摩モノレールの最寄駅より長時間バス利用と、我が家からは少々アクセスが面倒な為、都内ながら未訪となっていましたが、2023/4月より休館の声を聞き、今回初訪問して参りました。

円型の番傘のような建物が特徴的で手前がエントランス、奥が温浴棟です。

この日は語呂合わせですが、下足箱は26(風呂)番を使用。

コチラが浴室案内図です。
洋風浴室と和風浴室がありますが、奇数と偶数日で男女浴室入替制になっています。

それでは受付を済ませて浴室へ参ります。
この日は奇数日で男湯が洋風浴室の日でした。

さて、準備を済ませ、まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速内湯からライド温♨
まずは奥の炭酸風呂から。スタッフにお伺いしたところ、かたくりの湯では炭酸風呂と高温風呂、露天風呂に源泉を使用していらっしゃるそうで、コチラは源泉×炭酸泉のハイブリッドバスです。泡付きが凄くて、一瞬で全身が細かい気泡に包まれます。ナノバブルに包まれるお陰で最早ツルツルの肌触り!

続いて源泉高温風呂を挟んで手前のイベント風呂へ。この日はゲルマニウムの湯。
ゲルマニウム鉱石がカランに吊るされ、マイナスイオンで癒し効果UP!

軽く温まったところで露天風呂へ移動。

まずは2種の段違い打たせ湯で、脳天から湯を浴びて湯慣らし。
コチラは外気で冷える為か、足元はお風呂というよりプール状態。打たせ湯も最初は常温の水が降って来ますので最初は掌等で受けて、少し温かいのが出て来たら浴びましょう。脳天から滝水を受ければ、水流マッサージ効果もあり爽快ですよ。

湯巡りのラストは露天風呂でまったり。かたくりの湯さんの源泉はメタホウ酸泉。メタホウ酸は目薬等に含まれる成分で殺菌作用があり、傷や肌荒れに効果があります。湯口の湯を掌で受けて一舐めしてみると微かな苦味。この苦味はメタホウ酸というよりは、微量に含有するカルシウムや塩化物の風味かも知れません。その為か、肌触りはキュッキュッとした軽いキシキシ感が感じられます。

源泉でしっかり温まったところでサウナ室へもお邪魔します。
洋風浴室のサウナはミストサウナで、この日のコンディションは42℃。
浴室内には濃厚なミストが満ちており、軽いアロマの薫り。この日はイベントデーではない為、アロマは使用していないのですが、頻繁に薄荷(ミント)アロマのイベント等があるそうで、その残り香かも知れません。仄かなアロマの薫りに包まれリラックスしていると、時折頭上からポタッポタッとアッツアツの水滴爆撃が落ちて来るのも、ミストサウナならではで、楽しい熱気浴タイムを過ごせました。

発汗後はサウナ室前の水風呂へ。こちらは水温16℃。
十分冷たいですが、ヒリヒリ感等はなく、ずっと浸かっていたくなる心地よさ。

この日は以下2セット楽しませて頂きました。

・ミストサウナ10分⇒水風呂1分⇒露天外気浴3分
・ミストサウナ10分⇒水風呂1分⇒露天外気浴5分

仕上げは心地良かった源泉×炭酸風呂と露天源泉風呂をはしごし、再度体の芯まで温まってから、手桶に汲んだ源泉を頭から数杯被り、これまた源泉で絞ったタオルで全身を拭き上げて上がりました。

本日も良い湯、良きサウナをありが湯ございました。

 

【入浴日】2023/2/26:和風浴室編

この日はもう一つの和風浴室を体験すべく村山温泉  かたくりの湯さんへ。

この日、途中乗り継いだ西武新宿線の車両が全車両ドラえもん号でした。

さて、今回は偶数日でした為、予定通り男湯が和風浴室。

それでは早速受付を済ませて浴室へ参ります。
和風浴室は、洋風浴室と雰囲気は異なりますが、基本構成やレイアウトは同じです。
内湯は浴槽の廻り縁が檜で、露天風呂は野趣溢れる岩風呂になっています。

まずはいつも通り沐浴で全身お清めを済ませ、早速内湯からライド温♨
この日も奥の炭酸風呂から。和風浴室と同じく凄い泡付きでツルツルの浴感。

続いて高温風呂を挟んで手前のイベント風呂へ。この日もゲルマニウム風呂でした。

内湯巡りで軽く温まったところで露天風呂へ移動。

まずは2種の段違い打たせ湯で脳天から湯を浴びて湯慣らし。
やはり打たせ湯は最初冷水で、この季節は少し温まってもかなりのぬる湯です。
激冷ではないので、滝行気分を味わうには丁度いいかもw

湯巡りの〆はこの日も、露天風呂の湯船いっぱいのメタホウ酸泉の中で手足を伸ばして存分にリラックス。

源泉浴槽でしっかり温まったところでサウナ室へもお邪魔します。
和風浴室のサウナはボナサウナで、この日のコンディションは75℃。
10分に1度程オートロウリュが発動し、座面下でジュワーッと大きな音がしたかと思うと強烈な熱気がグワーッと室内を包んでいきます。ボナサウナは熱源が座面下に隠れている為、放射熱が一方向からだけでなく、均質にサウナ室全体が温められるのが利点です。マイルドなサウナで派手さは無いですが、ロウリュがかなりしっかり効くので低温サウナとしては自分史上過去一かも。

発汗後はサウナ室前の水風呂へ。こちらは水温17℃。

この日は以下3セット楽しませて頂きました。

・ボナサウナ7分⇒水風呂1分⇒露天外気浴3分
・ボナサウナ10分⇒水風呂1分⇒露天外気浴3分
・ボナサウナ12分⇒水風呂1.5分⇒露天外気浴5分

仕上げは昨日と同じく源泉×炭酸風呂と露天の源泉岩風呂で再度体の芯まで温まり、手桶に汲んだ源泉を頭から数杯被り、これまた源泉で絞ったタオルで全身を拭き上げて上がりました。

本日も良い湯、良きサウナをありが湯ございました。

 

その村山温泉 かたくりの湯は武蔵村山市の所有ですが、運営自体は民間業者へ委託となっており、その業者との契約が2023/3/31で切れるのだそうです。コロナ禍以降の集客減や燃料費高騰が原因かと推察しますが、契約更新に至らず、新たな引受先も無かった事から、2023/4/1より休館となる模様。

温浴ファンとしては再開が望ましいですが、今後の在り方について検討の方向性との事で、再開はされるのかどうか含めて未定です。

お別れ入浴に行かれる方は、第3木曜定休で営業時間はAM10:00~23:00だそうです。
設備は全てフル稼働ですので、お早目に行かれる事をおススメしておきます。
※お別れ入湯に行かれる方の為に一応3月のイベントカレンダーも掲載しておきますね。

※浴室内は撮影不可の為、公式HP等より拝借しております。

熱海駅前温泉浴場(田原浴場)と家康の湯|熱海|湯活レポート(温泉編)vol.200

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【所在地】静岡県熱海市田原本町8-16
【入浴日】2023/1/22
【泉質】カルシウム・ナトリウムー塩化物・硫酸塩泉(低張性・中性・高温泉)ph7.09

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家康の湯

熱海駅前には家康の湯という無料足湯があります。
源泉は熱海389号源泉を引湯しており、泉質はナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩泉。源泉の湯温が74.3℃と熱湯の為、加水していますが、それ以外はかけ流し。

それでは実際に浸かってみます。

温泉の公共の浴用に供する場所における温泉の温度は42℃との事でしたが、感覚的には38~9℃のぬる湯。この日は大寒に近い厳冬でした為、少し冷めていたかも。
冬場は加水量を絞ってもう少し熱めの方が嬉しいですね。

ちなみに以前は下のような溶岩壁の湯滝からドバドバ源泉が注ぐ豪快な足湯で、湯温も43℃前後と熱めだった記憶があります。温泉地ですからこの位熱くて良いかも。

 

熱海駅前温泉浴場

さて、足湯で足の疲れも取れたところで、この日の〆「熱海駅前温泉浴場」さんへ。
熱海駅前温泉浴場さんへは、駅前ロータリー左手の通りを進み、突き当たりを右折。

駅から徒歩2分、熱海駅前振興会館の1Fが熱海駅前温泉浴場さん。近いッ!
開業は昭和22年ですので創業から75年以上。以前は田原湯として親しまれ、現在の「熱海駅前温泉浴場」として40年位なのだそうです。

それでは受付を済ませて中へお邪魔します。
中はこじんまりした待合スペースとその先は男女別の浴室。

まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨

熱海市公式HP https://www.city.atami.lg.jp/kanko/onsen/1001821.html

熱海駅前温泉浴場さんの源泉は、駅前の家康の湯と同じ熱海389号源泉。泉質はカルシウム・ナトリウムー塩化物・硫酸塩泉で薄濁りの源泉かけ流し。浴感は軽いキシキシ感が感じられ、湯口付近の湯を掌で掬って一舐めしてみると、仄かな塩味。

カルシウム、塩化物共、肌を包み込み熱を逃がさない保温効果の高い成分の湯。
コチラは44~5℃としっかり熱湯。体の芯までじっくり温まって、湯上りに源泉かけ湯でしっかり全身に保温効果の高い源泉成分を纏ってから上がりました。

 

湯上り後、熱海駅前浴場さん前の側溝から廃湯の湯気が立ち上るのが見えました。

それでは熱海駅より帰路に着きます。

本日も良い湯をありが湯ございました。
熱海方面へお立ち寄りの際は是非♪

走り湯浜浴場と日本三大古泉 走り湯|熱海|湯活レポート(温泉編)vol.199

www.asahi-net.or.jp

【住所】静岡県熱海市伊豆山579-37
【泉質】カルシウム・ナトリウムー塩化物泉(高張性・弱アルカリ性・高温泉)ph7.9

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【入浴日】2022/1/22

日本三大古泉「走り湯」

この日は静岡県銭湯巡りの途上で日本三大古泉、伊豆山の「走り湯」へ行きました。

www.ataminews.gr.jp

走り湯は、日本でも珍しい横穴式源泉で、日本三大古泉の一つです。
今から約1300年前に発見され、山中から湧き出した湯が海岸に飛ぶように走り落ちる様から 「走り湯」と名付けられました。
「伊豆の国山の南に出づる湯の早きは神のしるしなりけり」と源実朝が詠んだように、 明治以前は伊豆山神社の神湯として信仰されていました。
奥行5mの洞窟から今も70度の熱泉が毎分170リットルも湧き続けています。


走り湯へは、JR熱海駅前バスターミナルより4・5番バス乗場から逢初橋(あいそめばし)経由伊豆山行きの東海バスに乗車。

最寄りの逢初橋バス停で下車、、、と言いたいところですが、終バスが16:00台と早く、この日は間に合わなかった為、タクシー利用。タクシーでも2メーター程度です。

入口には走り湯の由来や伊豆山神社の紹介の看板も立っています。

走り湯の歴史と現在の走り湯の紹介看板

伊豆山神社参道「いま、むかし」の紹介看板

階段を少し上ったところが走り湯の入口。

ココから、妖しい光を放ちながら湯気を吐き出す坑内の奥へ。
吹き上がる湯けむりで、視界が効きませんが、慎重に歩を進め源泉井を目指します。

湯けむりで判然としませんが、この鉄柵の下が源泉井です。
表は氷点下に近い厳冬でしたが、坑内は汗ばむほど温かい熱気に満ちており、ボコボコッと沸き立つ音は、まるで地球の鼓動のように聞こえます。

走り湯坑道の上に走湯神社も祀られていますが、現在は取り壊して再建中との事。

また、走り湯前には、相模灘を一望できる無料の足湯もありますが、ココは熱海の土石流災害のすぐ側に当たり、それ以降、現在まで残念ながら休止中との事。

 

伊豆山神社

izusanjinjya.jp

さて、走り湯神社を参詣してと思っておりましたが当てが外れ、ココまで来たら折角だから伊豆山神社をお参りしてみようかと、スマホのマップで調べてみるとココから500m程との表示。ならばと伊豆山神社への参道を上り始めました。。。

途中、本来の目的地である走り湯 浜浴場を通過。

既にかなり上った気がしていましたが、実はココからが本当の伊豆山神社参道w

伊豆山山頂に向けて直登で延々と続く急勾配の階段を仰ぎ見て、少し後悔しつつ後ろを振り返ると、熱海の海岸線は既に遥か眼下に。。。

そのまま踊り場で数回休憩を挟みながら、ようやく伊豆山神社の山門に到着。

ココから境内までは、更にかなりの段数の階段を昇っていきます。
走り湯から上り始めて30分弱でようやく境内に辿り着きました。

境内の入口に参道の紹介看板があり、改めてみると何と837段の直登階段!!!!!!!!
有名な伊香保の石段が365段なので、その約2.5倍❕

境内から見ると、駿河灘と熱海の街並みが遥か眼下に見えました。

さて、折角来たので参詣して行きたいと思います。
手水舎は珍しい紅白の龍の吐水口。

そして伊豆山神社は、全国でも屈指の縁結びの神様でもあります。

よい湯と湯友とのご縁と、家内安全を祈念して、伊豆山神社を後にしました。
まあ、ココまで来たのですから、きっとご利益はある事でしょうw

 

走り湯浜浴場

走り湯では泉温70℃の高温泉が滔々と湧き続けているのですが、観光施設の為、入浴は出来ませんが、折角ですからその温泉にも浸かりたいですよね。分かります。
その湯情を叶える浴場が「走り湯浜浴場」さんです。

この日は伊豆山神社に上った為、走り湯浜浴場さんまで下って来る頃には日も落ちて行燈看板に灯りが灯っていました。それでは早速中へお邪魔します。

実はコチラは熱海土石流災害時に源泉が一時停まり休業に追い込まれたそうです。

www.nikkei.com

その後、施設の努力で災害から約3ヵ月の期間を経て再開されたとの事。

それでは番台で受付を済ませ、いざ浴室へ参ります。

熱海伊豆山温泉観光協会Twitter https://twitter.com/atamiizusanspa/status/1442281257249869825

浴槽は2槽式で左手が40~41℃程のぬる湯、右手が44℃前後の熱湯。
まずは沐浴で伊豆山神社参詣の汗を流し、早速ぬる湯からライド温♨
走り湯浜浴場さんの泉質は、カルシウム・ナトリウムー塩化物泉。保湿成分のメタケイ酸も129.3㎎と規定値の2.5倍以上、殺菌効果の高いメタホウ酸も9.1㎎と規定値の1.8倍以上あり、傷を癒し、肌を保湿し、魔法瓶のように温める有難いお湯が掛け流しになっています。浴感は軽いツルスベで湯口付近のお湯を掌に掬って一舐めしてみると、カルシウム、塩化物泉に特有の塩っぱ苦い味覚が感じられます。

ぬる湯から熱湯へと移動し、しっかり体の芯まで温まってから、手桶に源泉を組んで数杯頭から被り、これまた走り湯源泉で絞ったタオルで全身を拭き上げ、走り湯源泉を全身で存分に享受させて頂いてから上がりました。

 

コチラは貴重な昭和45年当時の共同浴場の営業許可書です。

本日も良い湯をありが湯ございました。
熱海方面へお立ち寄りの際は是非♪

閉店|秦野天然温泉 さざんか|東海大学前|湯活レポート(温泉編)vol.198

【所在地】神奈川県秦野市南矢名2-13

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【入浴日】2023/2/11
【閉店日】2023/3/21
【泉質】ナトリウム・カルシウムー塩化物泉(低張性・アルカリ性・温泉)ph9.5

 

この日は閉店の一報を受け、「秦野天然温泉 さざんか」さんへ行って参りました。
秦野天然温泉 さざんかさんへは、小田急線 東海大学前駅南口を出て、駅前デッキを進み、右手階段を下り、そのままその先へ。

その先、一つ目の信号を右折。

右折するとすぐ橋を渡り、右手に緩くカーブした先を急登します。
上り坂の上、秦野厚生病院の右手に秦野天然温泉さざんかさんが見えています。

駅から徒歩5分程、急坂を上れば秦野天然温泉 さざんかさん到着。

それでは暖簾を潜って館内へお邪魔します。

コチラは秦野天然温泉さざんかさんの館内案内図。

館内にはカットサロンやお食事処だいこんや等もあり、ゆっくり寛げます。

それでは早速、受付を済ませて浴室へ参ります。
内湯はアトラクションバスと広い源泉浴槽。

まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速アトラクションバスからライド温♨

電気風呂

ジェットバス

電浴と水流マッサージで軽く凝りを解したところで源泉浴槽へ。
秦野天然温泉 さざんかさんの源泉は、ナトリウム・カルシウムー塩化物泉。
加温・循環ですが、加水無しの100%の源泉を水風呂以外の全浴槽に注いでいます。

湯口付近の湯を掌に掬い一舐めすると、微かな塩味とその奥に苦味。
phは9.5のアルカリ性で、これが単純温泉なら、相当ニュルニュルの浴感が想像できますが、そこはカルシウムー塩化物泉の特徴で、どちらかというとキシキシキュッキュッとした肌触りでどっしり包み込むような肌触りです。お隣駅の鶴巻温泉がカルシウム含有量が豊富な温泉ですので、同じ湯脈なのかも知れませんね。

内湯で軽く温まったところで露天風呂へ移動。
露天風呂は広い岩風呂が2つ。竹塀の向こうには足柄の山並みが遠望できます。

内湯と露天の源泉でしっかり温まったところでサウナ室へもお邪魔します。
秦野天然温泉 さざんかさんのサウナは遠赤外線ヒーターで、この日の室温は94℃。
大きなガラス窓から坪庭の緑を眺めながら、ゆったりと寛げるサウナ室。
90℃を超えで灼熱アチアチサウナ系の所もありますが、コチラは陽だまりのようなソフトで優しい熱が全身を包んでくれるようなマイルドなサウナ。エクストリームなサウナもそれはそれで良いですが、たまにはこういう落ち着けるサウナも良きです。

発汗後はサウナ室お隣の水風呂へ。こちらの水温は17.1℃。
クールダウン後は、足柄の山並みを眺めながら、じんわり露天外気浴。
この日は以下2セット楽しませて頂きました。

・サウナ10分⇒水風呂1分⇒露天外気浴3分
・サウナ12分⇒水風呂1分⇒露天外気浴5分

仕上げは露天岩風呂で再度温まり、源泉で絞ったタオルで全身を拭き上げて、保温効果の高いナトリウム・カルシウムー塩化物泉のヴェールを全身に纏って上がりました。

湯上り後、表に出ると秦野天然温泉さざんかさんの暖簾が夕陽に染まっていました。

本日も良い湯、良きサウナをありが湯ございました。
その秦野天然温泉 さざんかさんの閉店が聞こえて来たのは2023年2月に入ってから。
閉店日は2023/3/21。年中無休で営業時間はAM10:00~22:00です。

お別れ入浴に行かれる方は、お早めにどうぞ♨

※浴室内は撮影不可の為、公式HPより拝借しております。

コロナの湯 小田原店|国府津|湯活レポート(温泉編)vol.197

www.korona.co.jp

【所在地】神奈川県小田原市前川1219-4

Google マップ

【入浴日】2022/6/9
【泉質】ナトリウムー塩化物強塩泉(高張性・中性・冷鉱泉)ph7.01

 

この日は小田原方面へ足を延ばし「コロナの湯 小田原店」さんへ行って参りました。
コロナの湯 小田原店さんは、東海道線の国府津駅と二宮駅の丁度中間位ですが、この日は国府津駅から参りましたので、そちらからのアクセスを紹介しておきます。

国府津駅前には開業100周年の記念碑があります。
明治20年というと1887年ですから、今日では135年ですね。

さて、改札を抜けたらロータリー正面の駅前通りを右手に進み、突き当りを左折。

その先、国府津駅前交差点を右折し、国道1号線へ。

親木橋で森戸川を渡ったところで、右折。

親木橋の袂にはアオサギでしょうか、じっと佇んでいました。
一瞬置物?と思いましたが、帰路には居なくなっていたので、実物だったようです。

親木橋の先を右折したところで東海道線の高架を潜り、一つ目の信号を左折。

するとすぐにコロナワールドさん駐車場の巨大な看板が目に飛び込んできます。
基本車路ですが、道幅があり、コチラから徒歩で行く事が出来ます。

この駐車場までの道のりが長い長いw
途中にも駐車スペースが並び、この車路だけで看板までと同じ位距離があります。
延々車路を歩いていると、駅から徒歩25分程でコロナワールドさんが見えて来ます。
ちなみに正面に見えるのは巨大な立体駐車場でコロナワールド自体はその奥です。

ちなみに1hに1本程度シャトルバスも出ていますので、時間があればそちらでも。

ちなみにコロナの湯を運営するのは、スーパー銭湯発祥の地、愛知県に本社がある株式会社コロナワールドという会社で、全国に9店舗程展開するコロナの湯以外に、シネマコンプレックス、遊技場、ボーリング、ゲームセンター、フードコート等を展開していらっしゃいます。

小田原店では、館内に入ると1F入口側が遊技場(パチンコ・スロット)。
恐らくコチラが中核施設なのでしょう。

その奥がゲームセンターで、階段かエスカレーターを上った2Fがシネコン。

目指すコロナの湯は、1Fゲームセンター奥に入口があります。

コチラが館内案内図。
1Fが浴室、食堂、2Fが天然溶岩サウナ「健美効炉」、3Fがレストスペース。

早速受付を済ませ岩盤浴着に着替えたら、手始めに1F奥のコチラの入口から階段を上り2Fの天然溶岩サウナ「健美効炉」へ。

2Fに上がるとお洒落なカフェ風。コミック有、フリードリンク有、さながらマンガ喫茶かインターネットカフェのようです。Sauna Room内にもコミック持ち込み可。

Sauna Roomに入ると、中央にサウナストーンが積み上げられた巨大な炉が2基。
この日の室温は60℃程。岩盤浴風のマイルドな低温サウナという感じです。
床の御座に寝ころぶも良し、丸太の椅子に腰かけるのも良し、この日はクッションチェアが複数置いてあり、空いていたのでそちらに寝ころびながら読み掛けだった「鬼滅の刃」を2巻程読了。激闘に手に汗握りながらタップリ発汗w

 

健美効炉でタップリ発汗した後は、大浴場へ移動。
まずは沐浴で健美効炉でかいた汗を流し、早速内湯からライド温♨
内湯は湯腰掛にアトラクションバス、白湯と湯巡りし軽く温まります。

内湯で軽く温まったところで露天風呂へ移動。
まずは36℃と不感温帯に近い源泉壺湯で軽く湯慣らし。コロナの湯 小田原店さんの源泉は、ナトリウムー塩化物強塩泉。源泉が17.1℃の冷鉱泉の為、こちらが一番源泉の個性が感じられるかも。試しに湯口の湯を掌に掬って軽く舐めてみると程よい塩梅。体温と同程度の湯で強塩化物泉の為、フワフワと浮遊感もあり心地よい浸かり心地。

続いてお隣の日替り湯へ。この日は青盛ひばの湯で、青森ヒバの丸板が沢山浮かび、仄かに森の香り、森林浴気分が楽しめました。
その後は、ぬる湯(38℃)、岩風呂(39~40℃)、あつ湯(42.5℃)と温度の低い順から源泉浴槽を湯巡りし、しっかり体の芯まで温まって下茹でを済ませます。

露天_源泉ぬる湯

露天_手前が源泉岩風呂(ぬる湯)、奥の壁側が源泉あつ湯

 

タップリの源泉に包まれしっかり温まったところでサウナ室へもお邪魔します。
コロナの湯 小田原店さんのサウナはロッキーサウナで、この日は室温92℃。
5分に1度オートロウリュが落ちる仕様で室温以上の熱さが感じらるGoodコンディションの中、燻された木の香りに癒されつつ、じっくり発汗。

発汗後はサウナ室前の水風呂へ。こちらは水温15.8℃。
この日は後の予定もある為、ショートで以下2セット楽しませて頂きました。

・ロッキーサウナ5分⇒水風呂1分⇒露天外気浴3分
・ロッキーサウナ7分⇒水風呂1分⇒露天外気浴5分

仕上げは露天の源泉壺湯で全身源泉に包まれ、暫し浴感を楽しませて頂いた後、湯上りに手桶に汲んだ源泉で全身を拭き上げて上がりました。

 

本日も良い湯、良きサウナ、心地よい岩盤浴をありが湯ございました。
小田原方面へお立ち寄りの際は是非♪

※浴室内は撮影不可の為、施設のご了承を得て公式HPより拝借しております。

閉店|天然温泉 白井の湯|千葉県白井市|湯活レポート(温泉編)vol.196

【所在地】千葉県白井市中149-1

Google マップ

【泉質】メタケイ酸泉

【入浴日】2023/1/4
【閉店日】2023/1/31

 

この日は閉店のお知らせが届いた「天然温泉 白井の湯」さんへ行って参りました。
白井の湯さんへは、京成成田線 千葉ニュータウン中央駅、もしくは北総鉄道 西白井駅からバス。この日は西白井駅3番バス乗場より白井市循環バスを利用。

白井市循環バスなっしー号に揺られる事15分程。

最寄りの白井の湯バス停で下車すると、目の前が白井の湯さんです。

本数が一日数便と少ないので、ご利用の際は事前にご確認下さい。
というか、白井の湯さんが閉店しちゃったら、このバス停どうなるんだろ?
さて、そんな事をツラツラ考えつつ白井の湯さんの館内へ。

早速受付を済ませて浴室へ参ります。

白井の湯さんの源泉は、化粧水等にも含まれる保湿成分のメタケイ酸。温泉としての濃度は薄いですが、万人が安心して浸かれる美肌の湯です。その美肌の源泉を掛け湯、掛水から、シャワー、カラン、水風呂に至るまで贅沢に使用。

まずはいつも通り沐浴で全身お清めを済ませ、早速内湯からライド温♨
浴槽は、奥右手がジェットとリラックスバス、中央がヒップアップとスーパーエステの水流系。センターの広い浴槽にはこれまたバイブラ、座風呂の水流系と電気風呂。奥左手には美肌の源泉×高濃度炭酸泉の名物「ラムネの湯」を配しています。

内湯巡りで軽く温まったところで露天エリアに移動。
広い岩風呂で手足を伸ばしてじっくり源泉を堪能します。

源泉巡りでしっかり温まったところで、サウナ室へもお邪魔します。
白井の湯さんのサウナは2種あり、まずは低温の塩サウナから。
塩サウナは遠赤外線ストーブとスチーマーのW熱源で、この日は45℃程。
用意された塩を軽く全身に盛り、塩が溶けて肌に馴染むまでじっくり蒸されます。

2セット目からはドライサウナへ。コチラのこの日のコンディションは90℃。
オーソドックスな遠赤外線サウナですが、熟成されて柔らかな熱が全身を優しく包み込む極上の浴感。その心地良さは言語化不能ですが、熱だけではない、湿度とか室内のコンディションとか、換気とかその全ての総合力が生み出す芸術的な熱さです。

発汗後は遠赤サウナ前の冷鉱泉水風呂へ。こちらは水温17℃。
何なら源泉本来の泉温が14.5℃ですから、コチラがほぼかけ流しの生源泉です。

この日は以下3セット楽しませて頂きました。

・塩サウナ10分⇒源泉水風呂1分⇒露天外気浴3分
・ドライサウナ10分⇒源泉水風呂1分⇒露天外気浴3分
・ドライサウナ12分⇒源泉水風呂1分⇒露天外気浴5分

仕上げは露天の岩風呂で再度じっくり温まり、源泉掛け湯を数杯頭から被り、同じく源泉で絞ったタオルで全身を拭き上げて上がりました。

 

湯を上がり、表に出ると白井の湯さんのお隣には旬菜市場。
来たついでにコチラで地物の野菜や果実をお土産に買って帰るのも良いかもですね。

その白井の湯さんですが、平成10年4月の創業以来、今日まで足掛け24年。
土地再開発の立ち退き要求であえなく閉店の運びとなったようです。
しかしながら、この美肌の自家源泉まで閉湯してしまうのはいかにも残念です。
閉店日は2023/1/31(火)21:00との事。

再開発は致し方ない事かも知れませんが、2021年の「八千代ほっこり湯」「みどりの湯 田喜野井店」「みどりの湯 都賀店」、2022年の「みのりの湯 柏健康センター」、そして2023年に入ってコチラに「真名井の湯 千葉ニュータウン店」と北総エリアの温浴施設の閉店が止まりません。この辺りは既に銭湯もほとんど残っていない為、外湯文化が失われつつあります。本来交通機関も温浴施設も客の入りに寄らず稼働し湯を沸かしていますので、皆が公共交通機関で外湯を使えば経済効果にも貢献すれば、光熱資源の削減に繋がりSDGSにもなるんですけどね。

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ひとまずこの場をお借りして永年のご営業に深謝申し上げます。

本日も良い湯、良きサウナをありが湯ございました。
お別れ入浴に行かれる方で車が無い方は、駅からかなり距離があり、バスの便数も極端に少ない為、事前確認の上、お気をつけてお出掛け下さいませ。

※浴室内は撮影不可の為、公式HPより拝借しております。

閉店|天然温泉 真名井の湯 千葉ニュータウン店|湯活レポート(温泉編)vol.195

【所在地】千葉県印西市中央南2-3-2

Google マップ

【泉質】含よう素ーナトリウムー塩化物強塩泉(高張性・弱アルカリ性・低温泉)
【入浴日】2023/1/4
【閉店日】2023/1/15

この日は閉店の一報を受け「天然温泉 真名井の湯 千葉ニュータウン店」さんへ。
真名井の湯 千葉ニュータウン店さんの最寄駅は、屋号の通り北総線 千葉ニュータウン中央駅。駅前では印西市のマスコットキャラクターいんザイくんがお出迎え。
印西(インザイ)市のザイとサイの語呂合わせのゆるキャラらしいですw

駅周辺には他にも幾つかオブジェがあり、コチラは南口ロータリーのドラゴン。
ドラゴンの手に持つ玉と地面の玉、合わせて七つあるので、このドラゴンが神龍なら、千葉ニュータウン中央駅南口には実は常時ドラゴンボールが七つ揃ってるかもw

さて、話が横道に逸れましたが、そのドラゴンを横目に中央駅前センタービルの手前でロータリーを右折し、その先へと進みます。

そのまま直進すると通りの左手に真名井の湯の看板が目に飛び込んできます。

駅から徒歩5分程で、真名井の湯 千葉ニュータウン店さん到着。

玄関を入ると大きな木の板に「真名井の湯」の表札、その後ろにズラリと下足箱。

この日は語呂遊びですが、26(風呂)番の下足箱をチョイス。

入口脇では天然温泉 真名井の湯の案内板も掲示されています。

それでは早速受付を済ませて浴室へ参ります。

コチラは男湯の浴室案内図(※一部施設に変更がございます)

まずはいつも通り沐浴で全身お清めを済ませ、早速内湯からライド温♨
浴槽は手前がぬる湯で奥にアトラクションバス、奥があつ湯で奥にバイブラバスが付いていますが、バイブラの方は機能していませんでした。

内湯のぬる湯とあつ湯を湯巡りし、続いて露天エリアへ移動。

寝ころび湯もありましたが、コチラは冬季休止中との事。
まずは白湯の親子壺湯で軽く湯加減を確認。

続いて高濃度炭酸泉を挟んで源泉ゾーンへ。源泉壺湯、源泉樽風呂で源泉の感触を確認し、大岩風呂で手足を伸ばしてリラックス。

湯巡りの〆は源泉かけ流し浴槽へ。
真名井の湯 千葉ニュータウン店さんの源泉は、含よう素ーナトリウムー塩化物強塩泉。よう素は空気に触れると酸化して黄褐色を呈する為、軽い泡付きもありレモンソーダのような湯色。肌触りは軽いツルスベ感。湯口の湯を掌に受けて一舐めしてみると、しっかり塩味が感じられます。保湿成分のメタケイ酸も97.8㎎/㎏と規定値の1.96倍、目薬にも含まれる殺菌成分メタホウ酸も16.5㎎/㎏と規定値の3.3倍含まれるマルチビタミンの湯を存分に堪能。

塩化物泉の源泉三昧でしっかり温まったところで、いざサウナ室へ。
真名井の湯 千葉ニュータウン店さんのサウナはツイン遠赤外線ヒーターを据えた5段タワー型のドライサウナで、この日のコンディションは90℃。

しっかり蒸された後はサウナ室お隣の備長炭水風呂へ。こちらは水温16℃。

この日は以下3セット楽しませて頂きました。

・遠赤外線タワーサウナ7分⇒備長炭水風呂1分⇒露天外気浴3分
・遠赤外線タワーサウナ10分⇒備長炭水風呂1分⇒露天外気浴3分
・遠赤外線タワーサウナ12分⇒備長炭水風呂1分⇒露天外気浴5分

仕上げは源泉かけ流し浴槽で体の芯まで温まり、かけ流し源泉を手桶で数杯頭から被り、これまた源泉で絞ったタオルで全身を拭き上げて上がりました。

本日も良い湯、良きサウナをありが湯ございました。

 

その真名井の湯 千葉ニュータウン店さんは2023/1/15で閉店されるとの事。
諸般の事情との事で詳細は分かりませんが、施設が健在なだけに残念ですね。

お別れ入浴に行かれる方は、お気をつけてお出掛け下さいませ。
ひとまずこの場をお借りして永年のご営業に深謝申し上げます。

※浴室内は撮影不可の為、施設にお断りし公式HPより拝借しております。