【入湯日】2020/12/25
【閉店日】2021/1/31
【所在地】千葉県八千代市八千代台南1-8-1
【泉質】ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉(弱アルカリ性・低張性・高温泉)ph8.23
この日は閉店の一報を受け、「天然温泉八千代ほっこり湯」さんへ。
※以下「八千代ほっこり湯」で表記させて頂きます。
八千代ほっこり湯さんへは、最寄りの京成線 八千代台駅より二つある東口の内、右手の八千代台東・南方面の階段を下ります。
駅を出たら駅前ロータリーの正面左手の道へ。
四つ目の路地を左折し、下の写真の道へ。
突き当りを左折し、道なりに進んだ先の大通り左手に八千代ほっこり湯さんの看板が見えて来ます。かなり色褪せていますが、辛うじて「ゆ」の文字でそれと判ります。
看板の先、広い駐車場の奥、セットバックしたところが八千代ほっこり湯さん。
入口脇の南天が空の青に映えて綺麗です。
玄関を入るとすぐ閉店のお知らせが目に飛び込んで来ました(ノД`)・゜・。
気を取り直して下足箱は37(サウナ)番号をチョイス。
中に入ると手前がマンガコーナーのある休憩スペース、左手奥がフロントで、奥の屋根のあるゾーンはお食事処です。
それでは受付を済ませて浴室へ参ります。
館内及び浴室はこんな感じです。
沐浴で全身丁寧にお清めを済ませ、早速内湯からライド温♨
街路灯風の照明がある内湯は白湯で、座湯、寝湯、ハイパージェットに泡付きが素晴らしい高濃度炭酸泉があります。まずはこちらで軽く血行促進。
体も軽く温まってきたところで露天風呂へもお邪魔します。
露天風呂のお湯は、万葉集にも歌われる古湯・湯河原温泉からの運び湯ですが、鮮度が良いのか、明らかに内湯の白湯とは異なる浴感で、浸かっていると温泉成分がジーンと肌に押し寄せてくるような感触です。
湯河原温泉でしっかり温もったところでサウナ室へも行ってみます。
まずは草蒸塩サウナから、室温は45℃。10分に一度程薬草成分を抽出した濃密な蒸気が拭き上げ白い闇に包まれます。こちらで全身に塩を盛ってじっくり発汗。
発汗後は体に残った塩と汗を流しサウナ室前の冷水風呂へ。こちらの水温は18℃。
タップリの水量で心地よくクールダウン出来ます。
クールダウン後は露天エリアの休憩椅子に体を預けるもよし、寝ころび処で寝そべり外気浴を楽しむもよし、寒すぎる場合は、内湯側の休憩椅子も選べます。
私はもっぱら露天エリアの寝そべり外気浴が心地よく、冬晴れの抜けるような蒼天を仰ぎ見ながらディープリラックスに身を委ねます。
続いてドライサウナへ。八千代ほっこり温泉さんのサウナは正面左右にツインの遠赤外線ヒーターを配する5段タワー型の千葉県最大級のタワーサウナなのだそうです。サウナ室のコンディションは92℃程で心地よい熱気が全身を包み込んでくれます。
この日は以下4セット、名残を惜しみつつ楽しませて頂きました。
・草蒸塩サウナ10分⇒冷水風呂1.5分⇒露天寝そべり外気浴3分
・ドライサウナ10分⇒冷水風呂1.5分⇒露天寝そべり外気浴3分
・ドライサウナ10分⇒冷水風呂1.5分⇒露天寝そべり外気浴3分
・ドライサウナ12分⇒冷水風呂1.5分⇒露天寝そべり外気浴5分
仕上げは泡付きのよい高濃度炭酸泉と露天湯河原温泉をはしごし、体の芯まで温まってから、桶に汲んだ湯河原源泉で絞った温泉タオルで軽く拭き上げて上がりました。湯上り後も、源泉効果か暫くぽっかぽかでした。
帰りに看板に別れの挨拶を告げ、八千代ほっこり湯さんを後にしました。
そう言えば陽の加減か、駐車場側の看板はまだ色褪せていませんでしたね。
本日も良い湯、良きサウナをありが湯ございました。
八千代ほっこり湯さんの閉店は2021年1月31日。
露天寝そべり処の一部が朽ちていたり、掛け湯がぬるめだったり、施設や設備の老朽化が否めない部分はございますが、露天湯河原温泉といい、泡付きの良い高濃度炭酸泉といい、千葉県最大級のサウナといい、基本性能は十分満足させるレベルです。
お時間と機会がありましたら、是非一度ご体験されてみてはいかがでしょうか?
※浴室内は撮影不可の為、公式HPより拝借しております。
※コチラは株式会社楽久屋さんのその他温浴施設の入湯レポートです↓