湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

閉店|天然温泉 白井の湯|千葉県白井市|湯活レポート(温泉編)vol.196

【所在地】千葉県白井市中149-1

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【泉質】メタケイ酸泉

【入浴日】2023/1/4
【閉店日】2023/1/31

 

この日は閉店のお知らせが届いた「天然温泉 白井の湯」さんへ行って参りました。
白井の湯さんへは、京成成田線 千葉ニュータウン中央駅、もしくは北総鉄道 西白井駅からバス。この日は西白井駅3番バス乗場より白井市循環バスを利用。

白井市循環バスなっしー号に揺られる事15分程。

最寄りの白井の湯バス停で下車すると、目の前が白井の湯さんです。

本数が一日数便と少ないので、ご利用の際は事前にご確認下さい。
というか、白井の湯さんが閉店しちゃったら、このバス停どうなるんだろ?
さて、そんな事をツラツラ考えつつ白井の湯さんの館内へ。

早速受付を済ませて浴室へ参ります。

白井の湯さんの源泉は、化粧水等にも含まれる保湿成分のメタケイ酸。温泉としての濃度は薄いですが、万人が安心して浸かれる美肌の湯です。その美肌の源泉を掛け湯、掛水から、シャワー、カラン、水風呂に至るまで贅沢に使用。

まずはいつも通り沐浴で全身お清めを済ませ、早速内湯からライド温♨
浴槽は、奥右手がジェットとリラックスバス、中央がヒップアップとスーパーエステの水流系。センターの広い浴槽にはこれまたバイブラ、座風呂の水流系と電気風呂。奥左手には美肌の源泉×高濃度炭酸泉の名物「ラムネの湯」を配しています。

内湯巡りで軽く温まったところで露天エリアに移動。
広い岩風呂で手足を伸ばしてじっくり源泉を堪能します。

源泉巡りでしっかり温まったところで、サウナ室へもお邪魔します。
白井の湯さんのサウナは2種あり、まずは低温の塩サウナから。
塩サウナは遠赤外線ストーブとスチーマーのW熱源で、この日は45℃程。
用意された塩を軽く全身に盛り、塩が溶けて肌に馴染むまでじっくり蒸されます。

2セット目からはドライサウナへ。コチラのこの日のコンディションは90℃。
オーソドックスな遠赤外線サウナですが、熟成されて柔らかな熱が全身を優しく包み込む極上の浴感。その心地良さは言語化不能ですが、熱だけではない、湿度とか室内のコンディションとか、換気とかその全ての総合力が生み出す芸術的な熱さです。

発汗後は遠赤サウナ前の冷鉱泉水風呂へ。こちらは水温17℃。
何なら源泉本来の泉温が14.5℃ですから、コチラがほぼかけ流しの生源泉です。

この日は以下3セット楽しませて頂きました。

・塩サウナ10分⇒源泉水風呂1分⇒露天外気浴3分
・ドライサウナ10分⇒源泉水風呂1分⇒露天外気浴3分
・ドライサウナ12分⇒源泉水風呂1分⇒露天外気浴5分

仕上げは露天の岩風呂で再度じっくり温まり、源泉掛け湯を数杯頭から被り、同じく源泉で絞ったタオルで全身を拭き上げて上がりました。

 

湯を上がり、表に出ると白井の湯さんのお隣には旬菜市場。
来たついでにコチラで地物の野菜や果実をお土産に買って帰るのも良いかもですね。

その白井の湯さんですが、平成10年4月の創業以来、今日まで足掛け24年。
土地再開発の立ち退き要求であえなく閉店の運びとなったようです。
しかしながら、この美肌の自家源泉まで閉湯してしまうのはいかにも残念です。
閉店日は2023/1/31(火)21:00との事。

再開発は致し方ない事かも知れませんが、2021年の「八千代ほっこり湯」「みどりの湯 田喜野井店」「みどりの湯 都賀店」、2022年の「みのりの湯 柏健康センター」、そして2023年に入ってコチラに「真名井の湯 千葉ニュータウン店」と北総エリアの温浴施設の閉店が止まりません。この辺りは既に銭湯もほとんど残っていない為、外湯文化が失われつつあります。本来交通機関も温浴施設も客の入りに寄らず稼働し湯を沸かしていますので、皆が公共交通機関で外湯を使えば経済効果にも貢献すれば、光熱資源の削減に繋がりSDGSにもなるんですけどね。

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ひとまずこの場をお借りして永年のご営業に深謝申し上げます。

本日も良い湯、良きサウナをありが湯ございました。
お別れ入浴に行かれる方で車が無い方は、駅からかなり距離があり、バスの便数も極端に少ない為、事前確認の上、お気をつけてお出掛け下さいませ。

※浴室内は撮影不可の為、公式HPより拝借しております。