この日は浦和方面へ出掛けついでに「稲荷湯」さんへ行って参りました。
稲荷湯さんへは、JR浦和駅西口からロータリーを右手方向へ。
ISETANの脇からJRの高架沿いに進み、イトーヨーカドーの手前を左折。
セブンイレブン浦和裏門通り店を通過した先の駐車場の角を左折。
すんなり進もうかと思いましたが、余りにレトロな床屋を発見し、一枚撮影。
どうです、これ。レトロ銭湯ファンなら胸に迫る物があるという気がw
駐車場の角を曲がると駅から徒歩8分程で稲荷湯さんが見えて来ます。
建物脇の路地からは稲荷湯さんの煙突も顔を覗かせていました。
そして、その向かいにもレトロなレストランが!
さて、外回りの見学はこの辺りにして早速中へお邪魔します。
稲荷湯さんはフロント式ですが、ロビーはしっかりレトロです。
受付を済ませて脱衣場に入ると、中は見事な折り上げ格天井。
準備を済ませ浴室に入ると、浴室正面は青磁のタイルに熱帯魚のレリーフ、男女浴室仕切り壁には濃紺に塗られた鏡に二羽の鶴と三体の裸婦が佇む絵が描かれています。
床と浴槽の立ち上がりには全面大理石が貼られ、改装当初はさぞ、ゴージャスだったのではと思われます。
まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
浴槽は右手が深湯で座り風呂とバイブラバス、左手がジェット付きの浅湯。
順に湯巡りして軽く温まったところ、もう一つ左手の個室へ。
中には一人用のこじんまりした檜風呂が鎮座し、浴槽、壁面が檜仕様。個室の為、檜特有の清新な薫りが強く感じられます。稲荷湯さんは天然井戸水の沸かし湯の為、お湯が柔らかいですが、檜の精油成分が湯に溶け出し、トロリとした何とも言えない質感に。湯温も39~40℃とぬる目でいつまでも浸かっていられる心地よさです。
檜風呂でじっくり温もったところで、浴室入口側にある水風呂へ。
こちらは天然井戸水が常温で注がれ、水温こそ25℃前後とひんやりしたプール程度ですが、ぬる湯の檜風呂からの温冷交互浴としては寧ろこの程度が丁度良いです。
この日は檜風呂と天然井戸水風呂を2~3度往復し十分満足したところで、最後にシャワーで軽く流して上がりました。
湯上り後、脱衣場で体を拭きながら涼んでいる時に気が付きましたが、脱衣場の片隅に今は使用されていない一人用のおこもりサウナが置いてあり、帰りにご主人に伺うと、故障して今は使用していないとの事。未稼働は残念ですが、導入時はある意味、時代の先端を行っていたのかも知れませんね。
※下はおこもりサウナのある東京品川区西小山の「東京浴場」さん↓
稲荷湯さんを出て浦和駅に着くと、一気に昭和から令和の世界へ。
トワイライトの中にURAWA Soccer TOWNのネオンが煌々と光り輝いていました。
本日も良い湯をありが湯ございました。
浦和方面へお立ち寄りの際は是非♪
※脱衣場は撮影不可の為、埼玉県浴場組合Webサイトより拝借しております。