湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

帝国湯|三河島|湯活レポート(銭湯編)vol.30

www.1010.or.jp

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Google マップ

アクセス

「帝国湯」さんへは、常磐線三河島駅よりまずは正面の尾竹橋通りを右手方向へ。

その先、ときわ歯科の先の路地を左折。

この道は、、、そう三河島のもう一軒の銭湯「雲翠泉」さんの通り道。
※あいにくこの日は雲翠泉さんの定休日でしたが、コチラの入湯レポートも併せてどうぞ♨

yukatsu.hatenablog.com

次に焼肉山田屋の先、鳥福手前を右折。

駅から徒歩7~8分で帝国湯さんの豪壮な瓦屋根が見えて来ます。

建屋の裏手路地からはシルバーに輝く帝国湯さんの煙突も仰ぎ見る事が出来ます。

表に回ると屋号が染め抜かれた暖簾を始め威風堂々とした玄関が入浴客をお出迎え。

中に入ると正面は傘入れで、向かって右手が女湯、左手が男湯となっています。

 

【入浴日】2023/5/17:休業明け後の再訪

この日はコロナ禍で長期休業されていた帝国湯さんが営業再開を果たされたという事で、改めて出掛けて参りました。三河島の駅に着くといきなり帝国湯!
何やらJR東日本FUN!TOKYO!と荒川区浴場組合でタイアップを行っている模様。

さて、無事帝国湯さんへ到着。早速中へお邪魔します。

実はこの日は事前にお伺いし、開店前にお邪魔して中の様子も撮影させて頂きましたので、そちらの写真も交えてレポートを進めさせて頂きます。

最初に拝見したのは釜場。帝国湯さんでは今日も薪を燃料にした薪炊き釜を使用されています。釜の奥でチロチロと燃える炎がこの後の湯情をそそりますね。

中にお邪魔すると、変わらぬ正統派レトロ銭湯を絵に描いたような脱衣場。

見上げると磨き込まれた折り上げ格天井がお見事です。

脱衣場には営業再開を祝して漫画家 メソポ田宮文明さんの「風呂わいてるぞう」の額も置いてありました。いや~めでたい!

それでは早速、番台で受付を済ませて、いざ浴室へ♪

柔らかな陽の光が降り注ぐ、開放的な浴室。

正面のペンキ絵は若干痛んで来てはいますが、故 早川利光絵師の手による西伊豆から見た勇壮なセンター富士山の貴重なペンキ絵。豪快な白波が早川絵師の特徴です。

男湯側のタイル絵は、松原から望む大海原の風景。

それでは沐浴を済ませ、早速お風呂へライド温♨
センターはジェットバス付の浅湯で右手がバイブラ付の深湯。左手は薬湯です。

まずはセンターの浅湯から深湯とはしごしますが、何といっても熱いッ❕
そうでした、薪沸かしの帝国湯さんは江戸前熱湯銭湯で、センターの浅湯で44~5℃、右手の深湯は湯温計こそ42℃を指していましたが、推定47~8℃の高温湯。
薪炊きの熱湯でしっかり温まったところで左手の千葉實母散の薬湯でまったり。
41~2℃の適温湯ですが、高温湯に晒された後は、ぬる目の湯に感じられます。
生薬が濃厚に溶け込み、ほぼ黒湯。透明な湯は透き通っているので底が見えますが、濃厚な黒湯は全く透けない為、湯面に浴室風景が映り込んでタイル絵が上下に見えます。この浴槽回りの錦鯉のタイル絵も帝国湯さんの見どころの一つです。

浴槽でゆったり寛いで脱衣場方向を仰ぎ見ると、天井の湯気抜き窓まで一望。

湯上り後は、脱衣場に面した縁側で池の鯉を眺めながら火照った体を湯冷まし。

さて、今回は営業前に女湯側も撮らせて頂きましたので、ご紹介しておきます。

女湯側・脱衣場(奥におかまドライヤーが見えます)

女湯側・浴室

女湯側・ペンキ絵

女湯側・タイル絵(コチラは鹿の群れ)

女湯側・浴槽(男湯側とシンメトリのレイアウトです)

女湯側・縁側(コチラの方が広いですね)

帰りに駅で見たFUN!TOKYO!×荒川銭湯のタイアップ企画のアンケートに記入。

三河島の駅改札で、帝国湯さんの4種あるデザインの内、2枚のシールを頂きました。

無事営業再開を果たされた帝国湯さん。由緒正しい江戸前レトロ銭湯の世界へ。
皆様も足を運んでみられてはいかがでしょうか?

本日も良い湯をありが湯ございました♨

 

【入浴日】2019/6/15:第90回Tokyo銭湯交流会

この日は、土曜出勤の帰りに第90回Tokyo銭湯交流会へ参加してきました。
帝国湯さんは、由緒正しい宮造りの❝The日本の銭湯❞です。

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入口を入ると傘入れを挟んで左手が男湯、右手が女湯の昭和レトロスタイルです。

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帝国湯玄関

昔ながらの番台で受付し、脱衣所に入ると中は黒光りする折込格天井に太い梁・柱、歴史を感じさせる窓枠、全てが古き良き日本の木造建築の芸術品です。

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脱衣所

<ぬる湯>40℃ 深湯(打たせ湯、バイブラ)浅湯(2連ジェットバス)

<熱湯>46℃ 実母散薬湯

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浴室内は正面に波が打ち寄せる松原の向こうに富士山を望むペンキ絵、仕切り壁には松原と海に浮かぶ数艘の帆掛け船のタイル絵、浴槽壁面は鯉が遊ぶ池のタイル絵と、こちらもなかなかの美術品です。

帝国湯さんは井戸水を薪で沸かしていますので、角が取れて湯触りは柔らかです。
今日はぬる湯の打たせ湯から順番に攻め、最後に高温湯の実母散薬湯へ浸かります。

実母散薬湯は46℃とピリリと熱くジーンと痺れます。もしかしたら昔ながらの江戸っ子は「まだまだ、こんなの鯉の泳ぐ池と変わらないよ!」と言いながら平気な素振りをしていたかも知れませんね。

2~3度、実母散薬湯の熱湯と掛け水で温冷交互浴を楽しみ、湯上り後は広い庭を眺めながら、外気浴で「ととのい」ました。縁側から見た池には本物の鯉が遊んでいました。

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帝国湯の池の鯉

 

入浴後の懇親会は「帝国湯」さん近くの焼肉の名店「金華園」さんへ。

tabelog.com

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前菜のナムルから始まり、チョレギサラダ、イカ刺し、炭火で焼く焼肉は定番のタン塩から始まり、カルビ、ハラミ、そして〆のカルビクッパまでどれも絶品でした。

話題も銭湯から全国の温泉巡り、日常の種々雑多な話まで、大変楽しい時間でした。

最後に皆で集合写真を撮ってお開きです。

また次回参加の会まで。See you next time!!

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雨上がりのマイナスイオンたっぷりの中帰路につき、翌朝自宅テラスからはクッキリ富士山がみえました(帝国湯の富士山と比べてみてくださいw)。

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お近くへお立ち寄りの際は、「帝国湯」さん「金華園」さまへも是非♪
※脱衣所、浴室内は撮影不可の為、店舗紹介ページより拝借しております。
※コチラは前回のTokyo銭湯交流会のレポートです↓

yukatsu.hatenablog.com