【所在地】埼玉県川口市坂下町2-1-22
【入浴日】2021/8/13
【閉店日】2024/9月頃
この日は川口方面へ出掛けついでに「昌見浴場」さんへ行って参りました。
昌見浴場さんへは、埼玉高速鉄道 鳩ヶ谷駅1番出口を出て正面の岩槻街道を右手方向へ進み、すぐ右折し、駅前ロータリーを直進。
その先、JAさいたまの角の交差点を右折。
昭和橋交差点を左折するともうすぐです。
徒歩5分程で昌見浴場さん到着。
建物裏手からは雨天の空に聳える昌見浴場さんの白亜の煙突も見られました。
それでは暖簾を潜って中へお邪魔します。
電気が消えていて分かり辛いですが、欄間のガラス部分に男湯、女湯の表記がありますが、入った時は気づかず、下足札の文字の色で黒い方が男湯と踏んで、恐る恐る扉を開けると、番台に可愛らしいお婆ちゃまが腰掛け「いらっしゃ~い」との事。
無事、男湯正解と安堵し、辺りを見渡すと「あれ!?どなたも居ない。。。」
可愛らしいお婆ちゃま、もとい、女将さんにお伺いし、浴室写真を数枚撮らせて頂きましたので、ここからはそちらの写真を交えてレポートさせて頂きます。
脱衣場は絵に描いたようなレトロ銭湯。往年の建具がいい味出しています。
準備を済ませ浴室に入ると、正面にはセンター富士のペンキ絵。
14.9.21 23と記載があり、2014年9月作のようですが、まだまだ綺麗です。
まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
浴槽は左手が寝風呂、真ん中がバイブラ付きの浅湯で右手は薬湯。
寝風呂とバイブラ付き浅湯で軽く温まり、薬湯でじっくり温まります。
薬湯は宝寿湯で生薬の詰まった袋がカランに吊るされ、赤茶けたお湯に和漢生薬の香りが漂います。心ゆくまで壁面の富士山を眺めながら薬湯を心ゆくまで堪能。
シャワーで軽く流して湯を上がり、 帰りに女将さんに御礼を述べると、「あら、写真は綺麗に撮れた?女湯は今、人が入ってるから撮れなくてごめんね~」との事。浴室正面がセンター富士なので、男湯とシンメトリの風景、浴槽と想像がつきますが、実は女湯側の写真は埼玉県浴場組合に出ているので、見る事が出来ます。同じ構図なので、同じ絵かと思われますが、コチラはまだ描きたての頃のようですね。
本日も良い湯をありが湯ございました。
その昌見浴場さんですが、SNSの情報によると、どうやら2024/9月頃ひっそりと閉店された模様。既に埼玉県浴場組合HPからも姿消えていました。埼玉県下からまた一つ激渋レトロ銭湯が姿を消しました。誠に残念ではございますが、この場をお借りしてこれまでのご営業に深謝申し上げます♨