湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

宝乃湯|伊那八幡|湯活レポート(銭湯編)vol.939

Google マップ

アクセス

宝乃湯さんの最寄駅はJR飯田線 伊那八幡駅。飯田線は長野県の岡谷から愛知県の豊橋までを結ぶ全94駅の長いローカル線ですが、長野県内の有人駅は3駅のみで券売機も無い為、車内で車掌から切符を購入し、下車駅で車掌に切符を渡すスタイル。

伊那八幡駅を出たら、まずは駅前通りを左手方向へ。

下の写真のチキン亭を通り過ぎたところで左折。

左折してすぐ、飯田線の踏切を渡りその先へ進みます。

宝乃湯さんまで結構長い道のりですが、途中看板もあるので安心して進みましょう。

暫く進み、天竜川に掛かる水神橋を渡って更にその先へ。

水神橋を渡り道なりに進むと、宝乃湯さんの看板を発見し、坂道を上ります。

その先、突き当りを右折。

最期にコチラの宝乃湯さんの看板の案内に従い右手の下り坂へ。

坂道を下っても、、、銭湯は何処??

プレハブの建屋の下を覗くと・・・!?

ようやく見つけました!駅から徒歩35分程で宝乃湯さん到着。

 

初回訪問玉砕から、事前予約、そして壮行会からの訪問。

実はコチラへは、2024年3月の長野銭湯巡りの際にも訪問したのですが、コロナ禍以降、現在は事前予約で3名以上の宿泊者にのみ提供しているとの事。
※営業許可上は一般公衆浴場ですが、現在の実態は、宿泊業としての浴室提供のみ

今回は、その情報を事前に東京銭湯ナイトで話したところ、O氏を中心に3名の同好の士が集まり、私を入れた4名で訪問できる運びとなり、無事予約♬
※実は予約後も色々と諸事情アリ、2度予約をリスケしたのはココだけの話。

yukatsu.hatenablog.com

事前に渋谷の東京小鉄で壮行会まで開催し、飯田・諏訪湯巡り計画で大盛り上がりw


※アクセスは初回徒歩訪問時のもので、宿泊当日は同行のS氏の車で訪問。

 

【入浴日】2025/8/2:念願の初訪問

そんな紆余曲折を経て、難攻不落の宝乃湯さんに無事到着。元々旅館併設の浴場で銭湯を経営していらっしゃったので、旅館と銭湯で入口が2か所あります。

入口に創業百年の石碑がありますが、コチラの創業は明治7(1874)年で現在では創業150年超え!歴史ある鉱泉旅館なんですね。

到着後、まずは予約の旨をお伝えし、部屋へ案内して頂きましたが、ひ、広い‼
京間で20畳以上はありそうな部屋の他・・・

隣のこれまた20畳以上ありそうな食事の間まで一日一組限定の為、貸切‼

ひとまず、夕食の時間まで付近を軽く散策。
宝乃湯の下の小川側から、宝乃湯で風呂を沸かす煙が棚引いていました。

余りにも良い風景でしたので、ショートムービーも撮影。雰囲気が伝われば・・・

さて、夕食時間になり、食事の間に戻ると、食事が超豪華!

飯田の地のもの中心に御馳走三昧。大鯉の煮付けに鯉こく、山菜から茶碗蒸し、胡麻そうめんに〆のデザートまで全てが絶品ですけど、食べきれない位の量!
女将さんは元々給食センターで食事を作られていたそうで、道理で美味しい訳です。

食事も済ませて小休止をしたところで、いよいよお待ちかねの浴室へ。

この日は貸切で宿泊の為、夜と朝、浴室の写真も撮らせて頂きましたので、そちらの写真も交えてレポートを進めさせて頂きます。

浴室はシンプルな岩風呂で、5つの洗い場にシャワーと一槽の湯舟。

まずは沐浴で旅の汗を流し、お風呂へライド温♨

湯舟にはナトリウムー炭酸水素塩泉の沸かし湯が満ちています。
冒頭の鑛泉営業願は何と明治21年の貴重な資料。達筆過ぎて読めない部分もありますが、冷鉱泉、1時間に1石(180ℓ)※毎分3ℓ、摂氏55℃と読めますが、往年の記述の為、実際のところは不明です。鑛泉営業願の下の地図が鉱泉の湧出地を示していて、宝乃湯さんより山側に分け入ったところにあり、そこから鉱泉を引いているとの事。

難しい話はこの辺りにして有難い湯に浸かります。
事前に湯温を聞かれた為、季節を考慮しぬるめの40℃でお願いしておきましたが、実際の湯温は43~44℃のかなりの熱湯。湯温計は40℃でしたが狂っているようですw

熱めの湯でしたので、長湯は禁物と、手短に湯を上がり、酒盛り後はグッスリ就寝。

翌朝も湯を沸かして頂きましたが、もう少しぬるめでお願いしたところ38~9℃の絶妙のぬる湯に!湯温計は35℃を指していましたが、恐らく湯温計は3~4℃低め。

これがもう、人をダメにするぬる湯で、朝から20~30分長湯しちゃいました。

湯上り後には、食事の間に朝食が用意されていました。これがまた超豪華!

宿泊記念に最後に集合写真を1枚撮影させて頂きました。

チェックアウト前にこの日は貸切でした為、女湯側も撮影させて頂きました。
女湯側の方が広いですが、宿泊だとお子様連れも多い為、女湯側を広くしたそう。
現在の浴室は1970年の前回の大阪万博の時に作られたもの。大きな台風の折に流されてきた地元の岩を貼ったそうで、壁には松の木があしらわれています。

本日も良い湯、美味しいお食事をありが湯ございました。
ご興味のある方は、是非3名以上で事前予約の上、ご訪問下さいませ♪