湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

大谷地鉱泉|御代田|湯活レポート(銭湯編)vol.827

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【入浴日】2023/8/24

 

この日は長野県銭湯巡りの旅で「大谷地鉱泉」さんへ行って参りました。
大谷地鉱泉さんへは、長野と軽井沢を結ぶしなの鉄道に乗車。

最寄駅は、軽井沢寄り(22駅の内、軽井沢から3つ目)の 御代田駅。

駅構内には世界一小さなテレビ局等もあり、気になりますが、先を急ぎましょう。

駅改札を抜けたら、まずはロータリー正面の通りを右手方向へ進みます。

その先、突き当りを右折し、やまゆりラインへ。

しなの鉄道の跨線橋を渡り、やまゆりラインを道なりに進んでゆきます。

やまゆりラインはその名の通り浅間山に向かってグングン上っていく通り。この日は雲が掛かっていて全景が見られませんでしたが、正面の山裾が浅間山です。

暫く進み、大谷地鉱泉の看板が左手に見えたところで看板に従い左折。

やまゆりライン上る事、駅から徒歩30分弱で大谷地鉱泉さん到着。
コチラは御代田で唯一の温泉施設でもあり、創業から200年以上の歴史があるのだそうです。元々茅葺屋根の温泉施設でしたが、2006年に新たに奥の黒い瓦屋根の浴室が作られました。そしてこのロケーション、この外観で大谷地鉱泉さんは列記とした長野県公衆浴場組合の加盟銭湯なのです。

長野県浴場組合のHPにはOPENAM9:30とあり、この日はOPEN前に到着したのですが一向に開かず、準備に来られた方にお伺いすると現在のOPENはAM10:30~との事。また入口に貼り紙があり、9月からはOPENがPM12:30~になるとの事。ココは営業時間がよく変更になるからと仰られていたので、遠方から訪問の際は事前確認を。

まあ時間も出来たので、周りを散策しつつのんびり見学してみます。
敷地の入口付近に古いお堂があり、コチラも茅葺屋根。

玄関辺りに腰掛け、のんびり建屋を見上げると茅葺屋根の上には何やら草木が・・・
何という長閑さ。何という圧倒的秘湯感www

現在の湯小屋の裏に回ると一軒家風で、ココが銭湯とは誰も気づかないかも。

と、辺りをうろうろしてる間にOPEN時間が来て中へお邪魔します。

ロビーには狸の信楽焼やススメバチの巣が飾られていました。
狸の信楽焼は湯屋で良く見かけますが、ココなら表にも居そうw

さて、見学はこの辺りにしてフロントで受付を済ませ浴室へ参ります。
殿方浴室脇のショーケースには何故か歴代仮面ライダーが大集合!!!

簡素な脱衣場で手早く準備を整え、いざ!浴室へ。
ココからはOPENアタックの一番乗りで施設のご了承を得て無人時に撮影した浴室の写真も交えてレポートを進めさせて頂きます。

浴室にはシンプルな湯船が一槽。

まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
2006年新築時に新設された黒い石タイル張りの湯船には、澄み渡った鉱泉が満ちています。入口には44℃の熱湯と書いてありましたが、実際は42~3℃の浸かりやすい温度でした。泉質は鉱泉分析表が古過ぎて読み解けませんが、重炭酸、酸化鉄との表記が読み取れます。鉄泉にしては、特有の金気臭や酸化鉄特有の錆色の赤湯は見受けられませんので、現在の泉質では恐らく重炭酸そうだの項で温泉と認めるというところでしょうか。くせのないゆるりと浸かれる湯で、暫しまったり。

最期は手桶に汲んだ源泉を頭から数杯被り、これまた源泉で絞ったタオルで全身拭き上げて歴史ある秘湯鉱泉の効能を全身で堪能させて頂きました。

本日も良い湯をありが湯ございました。
御代田方面へお立ち寄りの際は是非♪