【所在地】群馬県みどり市大間々町大間々1014
【閉店日】2021/11/末
私が千代の湯さんの閉店を知ったのは、12月中旬。
群馬県銭湯巡りを計画していたところ、群馬県浴場組合HPには掲載されているものの、Google地図検索では休業中の記載。更新のタイミングも分からず、これが臨時休業なのか、無期限休業なのか、更新し忘れなのかも不明な為、銭湯の営業時間のアイドルタイムを狙って直接お電話してみた時でした。女将さんがお出になられ、『ごめんなさいね、店主が亡くなって止めてしまったのよ』との事。丁重に御礼をし、改めてHPやGoogleのオーナー提供写真を閲覧すると、新たな情報も分かりましたので、情報が埋没して風化する前に記録と記憶に留めておきたく存じます。
ここからはHP及びGoogleのオーナー提供写真を交えながらレポート致します。
千代の湯さんは創業から120年余り、建物は創業当初の姿を残しているそうです。
今でも井戸水薪沸かしで、地元ではガス沸かしより「なるい湯」*1との評判。
みどり市唯一の銭湯であると同時に渡良瀬渓谷鉄道唯一の銭湯でもありました。
2019/4/25の新聞記事では、ご主人、女将さんご一緒に明治時代創業の銭湯で、これからも地域に貢献していきたいとの想いを語られていました。
2021年11月ご主人様ご逝去を受け、女将さんと親族で相談の上、閉店をご決断されたとの桐生タイムスの記事がGoogleのオーナー提供写真にUPされていました。
市で保存とか、受け継いでくれる人がいれば「千代の湯」の存続を願う想いもあり、恐らく現在は、組合でも無期限休業預かりになっているものと思われます。
千代の湯さんの再開に一縷の望みを抱きつつ、これまでのご営業に感謝し、ご主人様のご訃報にお悔やみ申し上げると共に、女将さん、ご親族様のご健康、今後の新たな生活が安らかなることを心からお祈り申し上げます♨♨
*1:「なるい」とは上州弁で緩い、きつくないの意で、井戸水薪沸かしの角のないまろやかなお湯を表現したものと思われます