湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

諏訪の湯|新町|群馬県の銭湯事情|湯活レポート(銭湯編)vol.657

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Google マップ

【入浴日】2021/11/15:諏訪の湯再訪(初入湯)

この日は高崎方面へ足を延ばし「諏訪の湯」さんへ行って参りました。
実は諏訪の湯さんには、今年の8/2にも訪問したのですが・・・

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ガガーン!その時は何と休業期間中でした;; 聞いてないよ~(´;ω;`)ウッ…

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その後、営業再開の一報を伺い、今回機会を見つけて再訪に向かいました。
諏訪の湯さんへは、高崎線 新町駅前ロータリーより右手方向へ進みます。

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道なりに進み、新町バイパスを渡って更にその先へ。

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栗原接骨院さんの看板が見えて来たら、その先の交差点を右折。

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暫く進むと駅から徒歩8分程で右手に諏訪の湯さんの青い屋根が見えて来ます。

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建物裏手の方に回ってみると、薪置き場があり・・・

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ダクトが建物内に伸びた特徴的な煙突を仰ぎ見る事が出来ました。

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それでは暖簾を潜って中へお邪魔します。

 

※ココからは、女将さんに了承を得て、訪問時どなたもいらっしゃらず撮影させて頂いた中の景色の写真も交えてレポートさせて頂きます。ちなみに訪問時は女将さんも居らっしゃらなかったんですけどねw

男湯側から入ると!?誰も居ない???

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脱衣場へ入ってみたが、物音一つしない。本当に営業しているの??

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番台にはご主人も女将さんも居らず、「すいませ~ん」と声を掛けるも返事なし。

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本当に営業しているの??むくむくと心配が湧き上がって来ます。
試しに恐る恐る浴槽に近づき手を入れると湯はちゃんと沸いている❕
意を決して番台に入浴料400円を置き、入浴する事に。
番台上の白い籠にも小銭が入っていたのですが、コチラが釣銭なのかココに入浴料を入れろという事か分からなかった為、分かりやすいように横に400円並べてみました。

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身支度をととのえ、コンパクトで質素な浴室へ。

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まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
浴槽はシンプルな2槽で、右手の浴槽は溶岩の湯口から新湯が注がれる熱湯、左手は中で繋がっており、右手の浴槽から湯が流れてくる分、少しぬるめの浴槽。
湯船にはクリスタルブルーの薬湯が満ちており、色と香りからバスブレンドひのきかもと思っていたら、後で登場する女将さんより森林浴の湯だと教えて頂きました。
薬湯の香りと共に、薪沸かしの為、角がなく滑らかな湯触りを楽しめます。

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順繰り湯巡りし、熱めの湯で体の芯までじっくり温まった後、シャワーは無い為、カランの湯を桶に汲んで上がり湯を頂いてから上がりました。

 

湯を上がり、身支度をととのえていると奥から可愛らしいおばあちゃまがいらっしゃり、どうやら女将さんのようでしたので、「お代、置いときましたよ」とお声がけすると、『男手が居たんだけどね、数年前に亡くなっちゃって、一人で釜を焚かなきゃいけないから、ほとんど釜場に居るのよ。お代を置いて勝手に入っていいのよ。皆そうしてるから。お釣りが必要な時は500円でも1,000円でも置いておけば、後でお釣りは渡すからね。』との事。何て顧客を信頼しきったシステムなんでしょう!
後、『最近は皆、家に風呂があるから、ご近所さんも来ないのよ。常連さんは皆、仕事帰りとか決まった方ばかり。たまに銭湯好きの方も遠方から見えるわね。』との事。後段は自分のような銭湯お遍路を続ける方でしょうね。

最後に「良い湯でした。ありがとうございました!」と御礼を告げると、『そう言われると、もう少し頑張って続けようと思うのよね』と仰られていました。

シンプルな銭湯ですが、温かい薬湯と、釜場で湯を沸かし続ける女将さんの温かい真心に触れるほっこり体験でした。

 

本日も良い湯をありが湯ございました。
高崎方面へお立ち寄りの際は是非(入湯ご希望の方はお早めに!)♪

 

群馬県の銭湯情報

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現在、群馬県浴場組合HPによると12軒の銭湯が現存しています。
今回は高崎市の3軒を巡りましたが、半年ほど前にチェックした時には16軒の銭湯がコチラに掲載されていました。消えた4軒が気になって調べたところ、飽くまでWEB検索上ですが、消えた4軒+1軒の情報が浮上し、現状以下の状況です。

・三吉湯(桐生市)~2019/12/19火災消失

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maskedhawks.blogspot.com

・藤守湯(高崎市)~2020/2/29閉店

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takasaki2shin.com

・高砂湯(太田市)~組合非加盟銭湯。営業を確認し入湯
群馬県太田市本町15-14 TEL 0276-22-6367 不定休 17:30~23:00

yukatsu.hatenablog.com

・大正湯(富岡市)~浴場組合HPには非掲載ですが、営業を確認し入湯
群馬県富岡市七日市1143 TEL 0274-63-6390 水・木定休 15:00~20:30

yukatsu.hatenablog.com

・高砂湯(みどり市)~閉店後現存で現在は自家利用?

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一都三県でも銭湯の減少は続いておりますが、特に地方はこの半年、1年だけでも組合から脱退したり、何らかの事情で閉店したりと、続々姿を消しつつあります。外湯の文化が残ればいいなと思いつつ、今は一つでも多く巡れればと考える次第です。

※群馬県銭湯情報の写真は、当時の群馬県浴場組合Webサイト、他より拝借しております。