【所在地】神奈川県横浜市旭区上川井町2287番地
【入浴日】2021/8/25
【閉店日】2021/12/31
【泉質】ナトリウム‐塩化物泉(等張性・弱アルカリ性・高温泉)ph7.6
この日は閉店の一報を受け、「横浜温泉チャレンジャー」さんへ行って参りました。
横浜温泉チャレンジャーさんへのアクセスは、まず東急田園都市線 長津田駅南口1番バス乗場より横浜市営バス40系統に乗車。
最寄りの若葉台南バス停で下車し、すぐ右手の脇道から下の路地へ。
下の路地へ下りたら、そのままバス通りに沿って進行方向へ進むと横浜温泉チャレンジャーさんの建物が近づいてきます。
裏手からは煙突らしきものが見えますが、建物はかなり年季が入っていそう。
バス停から徒歩3分程で横浜温泉チャレンジャーさん到着。
館内は下の図の通りです。
それでは受付を済ませて浴室へ参ります。
※ココからは無人の折にお邪魔し、施設にご了承を得て撮影させて頂いた写真を交えてレポートします。
浴室に入ると正面に富士山のペンキ絵、バルコニー側は極彩色のステンドグラス。
かけ湯にも薄黄緑色の源泉が贅沢に注がれています。
まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
右手が寝湯で左手がジェットバス、センターが主浴槽。
左右の浴槽で血行促進し、主浴槽で湯口付近に陣取りじっくり温まります。
薄黄緑色の源泉は、地下1,500mから湧出するナトリウム‐塩化物温泉。成分総計8,857㎎/㎏と温泉規定値8倍の濃度。化粧水等に使用される保湿成分メタケイ酸も102㎎/㎏と規定値の倍、目薬の成分メタホウ酸に至っては196㎎/㎏と規定値の39.2倍を誇り、体を温め、肌を清浄にし、保湿もしてくれる健康と美肌の湯。加水、加温、循環、消毒していますが、泉温が44℃ある高温泉の為、最小限の加水、加温となっているようで、浴槽からもザアザア掛け流されている為、比較的新鮮な源泉が堪能出来ます。温泉ファンの間では良く話題に上る強めの油臭(油粘土の香りに近いと言えば伝わりやすいでしょうか)。弱塩味で浴感は多少のツルツル感あり。心地よい浸かり心地。
バルコニー側を見ると、ステンドグラスの窓明りが湯面に反映して幻想的です。
湯口から常時浴槽に源泉が投入され、浴槽の淵から源泉がザアザア掛け流し。
心ゆくまで湯に浸かり、バルコニーで汗が引くまで暫し外気浴。
本日も良い湯をありが湯ございました。
横浜温泉チャレンジャーさんは、陸の孤島というか、一番近い電車の駅からも徒歩で40分以上、長津田駅からバスで15~20分。帰りのバス停も遠くて、行きのバス停より行きのバス進行逆方向に進み、若葉台南側交差点を左折した先にようやく駅方面行のバス停があります。しかも幾つか路線があり、系統を間違うと見当違いの方向へw
すぐ脇に横浜温泉チャレンジャーさんの看板があるので、これが目印です。
さて、横浜温泉チャレンジャーさんの営業は年内一杯。2021/12/31で閉店との事。
コロナ禍での閉店という事で、この自家源泉まで失われるかと思うと残念です。
フロントの方にお話を伺うと、既に施設ごと賃貸に出されているそうです。
※アットホームサイトより⇒https://www.athome.co.jp/jr_03/dtl_6969374334/
賃貸料、保証金が高額の為、なかなか借り手が付かないかも知れませんが、年末閉店までに引受先が見つからなければ、取り壊しなのだそうです。
温泉にも物件にもご興味のある方がいらっしゃいましたら、是非行ってみて下さい。