【入浴日】2020/11/16
この日は西大井銭湯散歩で1湯目に「大盛湯」さんへ。
大盛湯さんへは、JR横須賀線 西大井駅改札を出て横須賀線沿いに左手方向へ。
西大井広場公園を通過し、横須賀線ガード正面の路地を右折。
駅から徒歩7~8分、路地の月当たりに大盛湯さんの煙突が見えて来ます。
月当たりを左に折れたところが入口。玄関上の唐破風には、見事な鬼瓦と鶴を模った兎の毛通し*1が今日も入浴客を出迎えてくれています。
建物横の煙突からは薪沸かしの白煙が上がっていました。
それでは受付を済ませて浴室へ参ります。
脱衣場は見事な折り上げ格天井。
苔生す中庭に面した縁側もあり、これは湯上り後の夕涼みも楽しめそうです。
浴室に入ると正面にも中庭の緑と男女浴室に跨る古城のタイル絵。
男女浴室仕切り壁には、これまた美しい湖のタイル絵。
まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
深いターコイズブルーのタイルの浴槽は、左手がジェット付きの浅湯で右手がバイブラ付きの深湯。44℃としっかり江戸前熱湯ですが、薪沸かしの為、湯触りが柔らかで不思議とピリピリした感じはありません。
よく浴槽でお湯に浸かりながら、ペンキ湯やタイル絵、高い天井の湯気抜き窓なんかを飽きずに眺めていたりするんですが、大盛湯さんの場合は、浅湯の窓側が特等席です。中庭を望む窓からの日差し、古城の背景画、美しい湖のタイル絵、高い天井に湯気抜き窓が一望出来ます。
あれこれ眺めつつ、体がしっかり温まってきたところで、最後に軽くシャワーを浴びて上がりました。
湯上り後のご褒美に、縁側に腰掛け晩秋の夕涼み。
帰りに、これから繁忙時を迎える大盛湯さんの煙突からモクモクと元気よくたなびく白煙に別れを告げ、2湯目の「みどり湯」さんへ向かいました。
横須賀線の高架が見える辺りで夕陽のグラデーションが目に飛び込んで来ました。
本日も良い湯をありが湯ございました。
お近くへお立ち寄りの際は是非♪
※浴室内は撮影不可の為、Googleインドアビューより拝借しております。
※コチラはその他の西大井銭湯の入湯レポートです↓
*1:湾曲した唐破風に付く懸魚=縁起物の彫刻を特に「兎の毛通し」という