【入浴日】2022/9/4
この日は青春18きっぷで福島方面へ足を延ばして参りました。
お目当ては組合非加盟銭湯「つるの湯」さん。
つるの湯さんの最寄りは、JR東北本線 福島駅。
構内では福島の県鳥キビタキのキャラクター「きびたん」が乗降客をお出迎え。
さて、改札を抜けて東口を出たら、そのまま駅前通りを直進。
その先栄町交差点を左折し、信夫通りへ。
すぐ次一本目を今度は右折。
通り名が並木通りからテルサ通りと名前を変え、北町交差点を渡ると、駅から徒歩15分程で通りの左手につるの湯さんが見えて来ます。
コチラはつるの湯さんの看板。
つるの湯さんは、組合非加盟銭湯にして、福島市唯一の銭湯です。
ロビーに入るとおかめとひょっとこのお面の下に男女浴室の暖簾。
それでは受付を済ませて浴室へ参ります。
この日一番乗りで、どなたもいらっしゃらない時にご主人のご了承を得て浴室の写真も撮らせて頂きましたので、そちらの写真を交えてレポートを進めて参ります。
正面左右に湯船が並ぶシンプルな浴室。
まずは沐浴で全身お清め。模様入り硝子がお洒落です。
全身サッパリしたところでまずは左手のメイン浴槽から。
コチラは電気風呂とバイブラバス。電気風呂は結構強烈ですので、油断禁物w
軽く温まったところで、ミネラル温浴泉へ。
湯船の底に鉱石が沈めてあり、冷え性や神経痛、肩こり、肌荒れに効果があるそう。
コチラでじっくり温まり、最後は熱めのシャワーで流して上がりました。
湯上り後、謳い文句通りポカポカが持続し汗が引きません。
扇風機の風を浴びながら、暫し脱衣場で寛いでいると珍しい掲示物多数。
コチラは昭和30年代当時の福島市公衆浴場・配置図。数えると32軒あったようです。
そしてコチラは往年のおふろ屋さんMAP。
残念ながらつるの湯さん以外は全て閉店しています(左下に閉店情報有)。
ようやく着替えを済ませて、ロビーでご主人のお話を伺う事が出来ました。
つるの湯さんの創業は大正3(1914)年、当年で108年です。現在の建屋は平成元年に建替えたものだそうで、建替え前のつるの湯さんの写真も飾られていました。
建替え前の建屋もむくり屋根でかなり趣きがありますね。
『昔は北は北海道から南は沖縄まで、我々の銭湯仲間も2万数千軒居たけど、次々廃業して今じゃ数千軒しか残ってないよ。但し銭湯は物価統制令が今でも残っていて、補助も付くから、無くなっちゃいかん日本の文化、インフラなんだよ。』と仰られていました。ホント、その通りです。福島市唯一の銭湯として末永くご営業される事を心からお祈りしてつるの湯さんを後にしました。
本日も良い湯、貴重なお話をありが湯ございました。
福島方面へお立ち寄りの際は是非♪