湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

藤の湯|川俣町唯一の銭湯|湯活レポート(銭湯編)vol.805

Google マップ

【入浴日】2023/3/23

 

この日は福島方面へ足を延ばし、川俣町の「藤の湯」さんへ行って参りました。
藤の湯さんへのアクセスは、福島駅東口3番バス停より福島交通バス。

ところがこの路線バスは一日三便しかなく、OPENに合わせるには現実的には昼の一便のみ。帰りは16時台のバスで福島駅に戻って来なくては、その日の内に都内には帰れないという正に陸の孤島!

バスは福島の長閑な田園風景の中を進みますが、途中小島中島というバス停が・・・

何だか、「児島だよッ!」って、あの人が言っているのが聞こえて来そうですw

さて、1時間近くバスに揺られてようやく最寄りの京田バス停到着。
藤の湯さんへは、京田バス停より坂を下り方面へ進みます。

バス停からなら徒歩1分で藤の湯さん到着。

コチラは通りから見た鈍色に輝く藤の湯さんの煙突です。

コチラは薪沸かしとの事で、OPEN前には白煙が立ち上る様子も見られました。

バスの到着がOPENの1時間前ですので、暫く付近を散策し、開店時間と共に中へ。
コチラは建屋、玄関共銭湯らしからず、一般家庭にお邪魔する気分です。

中に入るとフロントが有り、右手が男湯、左手が女湯。

それでは受付を済ませて浴室へ参ります。

さて、ココからはOPEN直後でどなたも入浴されていらっしゃらない時間に女将さんにご了承を得て撮影させて頂いた浴室内の風景も交えてレポートを進めて参ります。
浴室に入ると、まず目に飛び込んで来るのは清流が流れる山河のペンキ絵。

こちらは福島県飯館村ご出身の銭湯絵師 中島盛夫氏が、東日本大震災の年にNHK「課外授業 ようこそ先輩」の番組内で地元小学生と作製したペンキ絵との事。
https://www.nhk.or.jp/archives/chronicle/detail/?crnid=A201112100930001302100 

2011.11.8ナカジマと雅号も入っており、10年以上前の作品ですが状態はまだまだ綺麗です。制作の経緯を知って拝見すると何だか胸に迫って来るものがありますね。

さて、それではまず沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
向かって右手がジェットバス付浅湯、左手がジェットバス・バイブラ付き深湯。

上水・井水混合薪沸かしのふくよかなお湯に包まれ、ここまでの旅の疲れもゆっくりと湯の中に溶けていくようです。
(そう言えば、飯坂温泉のポスターに疲れは水溶性って書いてありましたっけw)

しっかり温まってから、熱めのシャワーで全身を流して上がりました。

 

さて、帰りのバスですが、実は行きのバスで運転手さんから、もう京田バス停からは福島駅行きのバスは出ていないと衝撃の一言を聞いていましたので、OPENまでの待ち時間に帰りのバスも調べていたのでした。運転手さん曰く、川俣町役場前か、川俣町公民館前バス停から福島駅行きのJRバスが出ているとの事。

川俣町役場・川俣町公民館とも徒歩数分で行けるとの事で、藤の湯さんを通過し、坂を下りきった先の交差点を右折。

まず川俣町役場バス停を見てみると福島駅方面のご利用は中央公民館前のバス停をご利用くださいとの事で、コチラからも福島駅方面へのバスは無いようです。

さて、コチラが最後の拠り所、中央公民館前のバス停(バス停名は「川俣町役場前」)。」

さて、福島駅行きは・・・ありましたッ!

でも良く見ると路線廃止の案内や、4月1日からの時刻表の先の吊り下げの中には福島駅行きの時刻表はなく、今後どうなるのかは幾ら見ても分かりませんでした。
ローカル路線バスの廃止等は時代の趨勢でしょうが、高齢者ドライバーの免許返納問題等、色々考えると地方の小都市の大きな問題なのかも知れませんね。

本日も良い湯をありが湯ございました。
福島方面へお立ち寄りの際は是非(公共交通機関利用の場合は、要事前確認です)