湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

磐梯熱海温泉 霊泉元湯|磐梯熱海温泉巡り①|湯活レポート(温泉編)vol.193

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【所在地】福島県郡山市熱海町熱海4-22

Google マップ

【入浴日】2022/9/4
【泉質】
(大浴槽・ぬるい湯)アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・低温泉)ph9.0

(小浴槽・あつい湯)アルカリ性単純温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)ph9.1

訪問の経緯

この日は青春18きっぷで福島方面を日帰り弾丸湯巡り。
本当は、会津若松の「城前温泉」さんから、郡山、福島を経由して川俣町の「藤の湯」さんへ向かう計画でしたが、城前温泉さんのOPENが事前調べの14:00から15:00に❕ ひとまず入湯を済ませ急いで会津若松駅に戻りましたが、郡山に向かう磐梯西線は1~2時間に1本しか本数が無く、まさかの1時間15分待ち。この時点で万事休す。

行くだけなら福島から路線バスで行けますが、地方は終バスも早い為、帰路がなく仮にタクシーを調達し最寄りの東北本線へ向かっても、その時間から青春18きっぷでこの日中に都内に戻る事はどう計算しても不可能。あえなく川俣町行きは断念・・・
(川俣町の「藤の湯」さんへは、また折を見て再挑戦したいと思います)

折角来たのにと、暫くは途方に暮れましたが仕方がありません。電車待ちの間に他の方策を検討しながら、先日購入した「真夏の温泉」をパラパラとめくっていると、真夏にぴったりの源泉かけ流し温泉を発見!しかも磐梯西線で郡山まで行く途上の磐梯熱海駅から徒歩1分との事。これは行くしかありませんw

 

磐梯熱海温泉 駅前足湯

さて、そんなこんなで磐梯西線で磐梯熱海駅に到着。
駅ホームに「ようこそ磐梯熱海温泉へ」の看板が!おお!温泉情緒ドバドバw

磐梯熱海駅の駅名由来によると、事の起こりは文治五(1189)年!
源頼朝の武将 工藤祐経(すけつね)の子、工藤祐長が温泉の湧くこの地を熱海と名付けた事だそう。かなり古い歴史のある温泉地なんですね。

さて、駅を出るといきなり目に飛び込んで来るのがロータリーに鎮座する足湯。

泉質は単純温泉で泉温は50.4℃。しっかり熱いお湯が沸いているようです。

足を浸けてみると、確かにしっかり熱い❕
じんわり足先からふくらはぎが温まって、ここまでの疲れが解けていくようです。

疲れも癒えたところで、目的の磐梯熱海温泉 霊泉元湯さんへ♬

 

磐梯熱海温泉 霊泉元湯

さて、磐梯熱海温泉 霊泉元湯さんへは、駅前ロータリー先を左折し、湯の街通りへ。

駅から徒歩1分程で湯の街通りの左手に磐梯熱海温泉 霊泉元湯が姿を現します。

こちらは屋号の元湯の「元」の上の一棒が取れているので、温泉マニアの間では円周率の記号をもじって「π(パイ)湯」と呼ばれているそうです。

実はコチラの建物は、湯治か宿泊棟のようで、この日玄関は閉まっていました。
一瞬不安が頭をよぎりましたが、実は浴場入口は建物の先の路地を左折した先にありました。黄色く灯る将棋の駒のような形の行燈看板も実にいい味を出しています。

こちらは入浴時間により料金が異なるようで、この日は16:00過ぎなので300円。

それでは受付を済ませて浴室へ参ります。

浴室に至る廊下には元湯 熱海温泉合資会社の始まりと題し、大正三年当時の湧出地や百年以上前を偲ぶ当時の貴重な写真まで拝見させて頂きました。

それでは準備を済ませ、いざ、浴室へ!
大小二つの浴槽の左手に洗い場。地元の常連さんが多数入浴され賑わっています。
※写真は施設のご了承を得て、パンフレットより拝借しております。

緑色のカランが並んでいますが、析出物で詰まったか使い物にならず、お湯の出るシャワーは1基のみ。各自順番に代わる代わるお清めされていました。私もシャワーが空くのを待ってお清めを済ませ、まずは大きい浴槽(ぬるい湯)からライド温♨

コチラは3本の源泉の混合泉で、ぬるい湯というだけあって、湯温(水温?)は約29℃!感覚的には夏場のヒンヤリしたプール程度。無色透明で、仄かに湯の香。湯船の縁からはしずしずと源泉がかけ流され、常に新鮮な霊泉が浴槽を満たしています。
湯口の湯を掌に掬って口に含んでみると、くせのないクリアな味。ずっと浸かっていられますが、余り長湯をすると体が冷えて来ます。
パンフレットによると『不思議なことに、眼病の人はその病が治り、歯の痛みは癒え、~狂犬や蝮の毒は排出し、皮膚の傷が化膿したものや、できものなどに効果があり・・・』との事。成程、霊泉というのも頷けます。確かにお肌には良さそう。

続いて小さい浴槽(あつい湯)に。コチラは単一泉源から泉温50.4℃のアルカリ性単純温泉が注がれていますが、浴槽では42℃前後の適温の心地よい湯に。

この日は常連客を見習って、小さい浴槽(ぬるい湯)と大きい浴槽(あつい湯)を何度も交互に浸かり、タップリ奇跡の冷泉を満喫させて頂きました。

 

本日も良い湯をありが湯ございました。
郡山方面へお立ち寄りの際は是非♪

※浴室内は撮影不可の為、施設にご了承を得て公式パンフレットより拝借しております。
※コチラはこの後訪問した温泉ゲストハウス湯koriさんの入湯レポートです↓
yukatsu.hatenablog.com