湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

小杉湯|高円寺|温冷交互浴の聖地|湯活レポート(銭湯編)vol.133

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kosugiyu.co.jp

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Google マップ

アクセス

小杉湯さんへのアクセスは、まず最寄りのJR中央線 高円寺駅北口よりロータリ左手の高円寺中通り商店街へ進みます。

その先、餃子の王将とロッキーカナイの先を右折し、高円寺庚申通り商店街へ。

次にデンカランド家電店の手前を左折。

路地に入るとすぐ小杉湯さんの看板を発見!看板の案内に従い一本目を右折。

路地に入ると、駅から徒歩5分程で小杉湯さん到着。

小杉湯さんの建物は昭和8(1933)年創業の登録有形文化財。
唐破風*1の下の兎の毛通し*2は鯉。ちなみに入口の暖簾も鯉です。

 

【入浴日】2022/8/28:杉並銭湯さんぽスタンプラリー

この日は東京ゆらんミニで約3年弱振りに小杉湯さんを再訪。
前回訪問時から変わったところが盛り沢山なので、順番にご紹介して参ります。
まず小杉湯さんの隣に、その名も「小杉湯となり」が出来ました。コチラは小杉湯とも連動してレンタルスペースやコワーク、カフェ等で使える多目的スペースとの事。

小杉湯となり側から見ると、小杉湯さんの側面にPOPなペンキアートが出現!

そして令和2年8月17日付で、小杉湯さんの建物が登録有形文化財に認定!


※ちなみにコチラはその他の登録有形文化財銭湯。いずれも名店です↓

yukatsu.hatenablog.com

yukatsu.hatenablog.com

また、小杉湯さんでは日替り薬湯が有名ですが、この日は東京チェンソーズの湯。

イベント湯は㈱東京チェンソーズとのコラボで、店頭、ロビーでは桧原村の間伐材を使ったSDGSな取り組みのワークショップが開かれていました。

さて、見学はこの辺りにして早速浴室へLet’s Go!!
浴室内の詳細等につきましては、前回の入湯レポートもご参照下さいませ。
この日の気づきとしては以下の通りです。

・浴室正面は数年おきに描き変えられており、この日は新しい富士山のペンキ絵に。
・夏場は通常のリンスインシャンプーに加え冷やしシャンプーまで置くサービス!
・この日は日替り薬湯が東京チェンソーズの湯で間伐材が湯船の周りに置かれ、鮮烈な生木の香りが浴室に満ちて、湯に浸かりながら森林浴気分に。
・昭和8(1933)年創業後、中普請されているとはいえ、湯温の管理が素晴らしい!
 ジェットバス42℃、バイブラバス44℃、ミルク風呂42℃、水風呂14℃
・天然井戸水の自然回帰水が素晴らしい!
 ※事前回帰水については、タイセイ㈱のHPもご覧ください↓

www.kaikisui.co.jp

水が素晴らしいから熱湯も水風呂も刺さるような刺激がなくまろやか。

この日は週末という事もあり、銭湯の内外共大盛況。サウナブームでサウナ待ちというのはたまに出くわしますが、サウナの無い銭湯で水風呂待ちは初めてかも。
流石というか、恐るべき温冷交互浴の聖地!

湯上り後は、地サイダー&ラムネキャンペーンで更別すももサイダーをチョイス。
すももの甘酸っぱさがグッとくる爽やかさで夏の終わりにはピッタリ♪

そうそう、杉並銭湯さんぽスタンプラリーもお陰様で4個目のスタンプをGET!

本日も良い湯、美味しいサイダーをありが湯ございました♨

 

【入浴日】2019/11/27:高円寺銭湯散歩②

 1.小杉湯

この日は、先週温泉観光実践士養成講座が蒲田で行われた関係で、全国から温泉ソムリエ有志が都内に集結。西の温泉の聖地別府でHit Song Barミラーボールを共同経営される八木みちるさんが小杉湯経由のオフ会を招集されたので、参加して参りました。

oita.keizai.biz

この日は1湯目に高円寺「大和湯」さんへお邪魔したので、本日2湯目です。
※コチラは高円寺銭湯はしご1湯目「大和湯」さんのレポートです↓

yukatsu.hatenablog.com

18:30~JR中央線 高円寺駅改札に集合して、小杉湯さんへ。
実は小杉湯さんは「昼のセント酒」第十一湯でもご紹介された銭湯でもあります。

www.tv-tokyo.co.jp

高円寺純情商店街をそぞろ歩き、小杉湯さんへ到着。小杉湯さんは銭湯建築としても、昔ながらの銭湯の面影を随所に残しており、なかなか見ごたえがあります。

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小杉湯さんの懸魚*3は珍しい鯉の彫刻です。

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入口横には塩谷歩波さんの銭湯図鑑の小杉湯。

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玄関を入ると受付前には沢山のサインやグッズ類。

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ロビーには平成15年に併設されたギャラリーがあり、入浴客を目でも楽しませてくれます。またここにも著名人のサインがズラリと並んでいるのですが、この一角の温浴関係の著名人のサインは圧巻です!

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左から「サ道」のタナカカツキ先生(コップのフチ子さんの作者でもあります)、ドラマ「昼のセント酒」主演の戸次重幸氏、原作者の久住昌之先生、マンガ「湯遊ワンダーランド」のまんきつ先生、「ゆとのと」の泉紗紗先生、東京浴場組合公認の銭湯マンガ「東京銭湯パラダイス」のさくらいま先生、他にもマンガ「お熱いのがお好き?」の大町テラス先生等々・・・錚々たる顔ぶれです。

何はともあれ受付を済ませ、浴室へお邪魔します。


脱衣所は昔ながらの折り上げ格天井。昭和8年創業ながら、行く度かの改装と日々の清掃で、隅々までピカピカです。

浴室正面のペンキ絵は、この時は三浦海岸から仰ぎ見る富士山。
2湯目ですので、簡単に沐浴を済ませて小杉湯の温冷交互浴巡りへ参ります♪

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小杉湯では、天然井戸水をバイオセラミックス等自然に近い仕組みで浄化した回帰水を使用しており、湯ざわりがとても滑らかです。
39℃の名物ミルク風呂、41℃のジェットバス(ジェットエステバス、ボディジェット、ハイパージェット)、それに43℃の日替り風呂。

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この日はジェットバスがりんご風呂、日替り風呂が桃の葉湯でした。
桃の葉湯は殺菌効果が高く、虫刺され、ニキビ、吹き出物、アトピー等にも効果があるそうです。小杉湯では他にも日替り湯の種類が多種有り、期間限定のイベント湯もあるそうですので、好みの湯を見付けて行ってみるのも良いかもですね。

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一通り湯巡りした後は水風呂へ。小杉湯三代目若旦那の話によると、こちらの水風呂はこだわりで天然井戸水を循環させずかけ流しで使用しており、年間通じて16℃前後との事。程よくキンキンですが、痺れるような感じが無くじっくり浸かれ、小杉湯さんが「温冷交互浴の聖地」と言われる所以がよく分かります。

こちらにはサウナは無いですが、天然井戸水のお湯と水風呂による温冷交互浴で、新陳代謝が上がり、自律神経もバッチリととのいました*4

 最後は小杉湯前で本日のメンバーでパシャリ!
本日も良い湯をありがとうございました♨

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 2.温泉ソムリエプチオフ会「みちるん会」in高円寺麦酒工房

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www.beerkobo.com

こちらは温泉ソムリエのあずねぇ様がセッティングして下さいました。
主催者みちるんの声掛けに平日にも関わらず17名の温泉ソムリエメンバーが集い、流石に別府絡みの絆か、別府温泉名人会の茨城支部長、千葉支部長、神奈川支部長、何と富山支部長!(この日の為、新幹線で駆け付けたそうです。別府温泉名人会の法被に木桶を小脇に抱え、会場に現れては、お開き集合写真前に再び新幹線へ向かった為、写真には写らず;;)と都心近郊中心に4名の支部長が集結する事に!
温泉のスゴイ話から、オフ会らしく、公に出来ないようなオフレコードの話まで大変盛り上がり、無事にお開きとなりました。

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皆様、またいずこかの温泉か、銭湯か、サウナかオフ会で♨

 

【入浴日】2019/3/26:高円寺ビレッジバンガードトークショーからの小杉湯

この時はまだ「湯活のススメ」ブログ開始前、銭湯図解発売記念で、高円寺のビレッジバンガードにて著者の塩谷歩波さんと小杉湯の若旦那のトークショーがあり、その流れで参加者数名と小杉湯さんへとライド温する運びとなりました。

www.village-v.co.jp

 

お近くへお立ち寄りの際は是非♪

※浴室内は撮影不可の為、杉並区浴場組合Webサイトより拝借しております。

*1:寺社に良く見られる建築様式。湾曲した屋根

*2:火除けのおまじないで、通常は「懸魚」という。唐破風の下に取り付けられたものは特別に兎の毛通しという

*3:銭湯は火を使う事で江戸時代等は火事に見舞われるケースも少なくなく、火除けのお守りの意味を込め、軒先に設けた彫り物。龍や鶴、天女等縁起物が多く、高額な物は家が一軒建つと言われるものもあるようです

*4:本来、サウナ⇒水風呂⇒休憩の過程で交感神経と副交感神経が刺激され、自己免疫力や恒常性の力で体が正常値に揺り戻そうとする際、あらゆる物が調い、多幸感に包まれると共に、全感覚が鋭敏になり、神が舞い降りる瞬間