【入浴日】2019/9/22
昨日は家族で成増のニトリへ行く用があり、その足で和光市に唯一残る昭和レトロ銭湯「浩乃湯」(こうのゆ)さんへお邪魔しました。埼玉県銭湯2件目です。
「浩乃湯」さんへは、地下鉄成増駅からもニトリ成増店からも徒歩約10分。
成増という所は市区町村、県境が多く、成増自体は板橋区なのですが、少し歩くと練馬区、その練馬区の先が埼玉県和光市となっていて、「浩乃湯」さんは埼玉県和光市にあります。
昭和42年創業で、和光市に残る最後の銭湯との事ですが、僕の出生年と同じなのも何かのご縁ですので、是非とも残り続けて欲しいなと思います。
玄関を入ると左手が男湯、右手が女湯です。
昭和レトロ銭湯の名の通り、中に入ると受付は由緒正しい番台で、その上には縁起物の絵や額等、素晴らしい景色でしたので、ご主人にお断りして1枚写真を撮らせて頂きました。この時番台に座られていたのはこちらのおかみさんです。
浩乃湯さんは、2002年に映画のロケ地にもなったそうで、その際、哀川翔さんと宝生舞さんが訪れたそうです。
それでは受付を済ませ、早速哀川翔様も訪れたという浴室へw
正面には威風堂々の富士山の銭湯絵が入浴客をお出迎えします。
こちらの富士山は2013年に銭湯絵師 中島盛夫氏の手によるもので、その時の制作見学会の模様が和光市HPに掲載されています。
白い板壁にスカイブルーに塗られた大梁、高い天井に配置された湯気抜きの窓、全てが由緒正しい昭和レトロ銭湯の佇まいです。
沐浴でここまでの汗を洗い流し、いざ井戸水薪沸かしのお湯へ♪
右手が深湯、左手が浅湯。共に湯温は44℃と熱湯です。
まずは深湯で肩まで浸かり、しっかり温まります。
次に浅湯へ移動し、富士山の打たせ湯へ。
正面の岩は、富士山をイメージした物か、大岩と溶岩で出来ており、その溶岩の岸壁から湯滝が浴槽に降り注いでいます。その下に座席が設けられていて、そこに座ると溶岩の湯滝を打たせ湯として浴びる事が出来ます。
湯滝は湯飛沫が空気と触れるせいか、湯温も若干柔らかく、浅湯の浴槽で足湯をしながら、ずっと浴びていられる気分です。もしかしたら、水は天然井戸水ですし、岩石と溶岩を通る過程で、若干温泉成分的な物も!?と思わずにいられませんw
最後は浅湯のバイブラで温まり直し、立ちシャワーが無い為、桶に水を貯めて2~3倍掛け水をして、汗を止めてから上がりました。
湯上り後に無料のウォーターサーバで良く冷えた水を頂きながら、縁側で涼んでいると、庭にイチジクがたわわに実っていました。
今日は家族で来ていたので、その後店頭のベンチに座りながら相方を待ちましたが、夕刻の秋風が心地よく、サッパリしてとても良い気分でした。
帰り道に近くの区民館で桂竹千代さんの落語会がある看板を発見しちゃいました。
昭和レトロ銭湯帰りに落語会の看板、何だか面白い流れです。
桂竹千代さんは、以前、日本初岩盤浴内南京玉すだれ&落語会で一度拝見した事があります。私と同じ温泉ソムリエの方で、歴史や神話にも造詣が深くお話もとても面白いです。9/25は平日ですので、私はちょっと行けませんが、ご近隣の方、是非お誘いあわせの上、行ってみてください。
※コチラは以前の「日本初岩盤浴内南京玉すだれ&落語会」のレポート↓
和光市方面へお出かけの際は是非♪
※浴室内は撮影不可の為、公式Webサイトより拝借しております。