湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

共同浴場 鯖湖湯と旧堀切邸|飯坂温泉|湯活レポート(温泉編)vol.214

www.iizaka-onsen.jp

【所在地】福島県福島市飯坂町湯沢32

Google マップ

【入浴日】2023/3/22
【泉質】単純温泉(低張性・アルカリ性・高温泉)ph8.6<湯沢分湯槽>

アクセス

この日は飯坂温泉湯巡り紀行で「鯖湖湯」へ行って参りました。
鯖湖湯へは、飯坂温泉駅より案内標識に従い、湯沢通りを左手方向へ。

湯沢通りをそぞろ歩く事、駅から徒歩5分程で通りの左手に鯖湖湯が見えて来ます。

 

あ~しあわせの湯

その鯖湖湯の手前にあるのが、「あ~しあわせの湯」と名付けられた足湯。
飯坂温泉は激熱湯が多いですが、コチラは適温の足湯。
そっと両足を浸すと、足と一緒に心までほっこり気分に浸れます。

 

旧堀切邸

kyu-horikiritei.fckk.jp

【所在地】福島県福島市飯坂町東滝ノ町16-16

Google マップ

【泉質】単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)ph8.4<公民館分湯槽>

さて、鯖湖湯まで来たら、先に旧堀切邸まで足を延ばしてみましょう。
旧堀切邸は、江戸時代から続く豪農・豪商の旧家で、その歴史的建造物は文化庁の登録有形文化財にも指定され一見の価値があります。

ココからは旧堀切邸で撮影した写真を少々ご紹介させて頂きます。

旧堀切邸_主邸宅

旧堀切邸_主邸宅内部

旧堀切邸_十軒蔵:安永4(1775)年築

旧堀切邸_中央に井戸小屋のある中庭

さて、わざわざコチラの先に寄ったのには、訳があります。
旧堀切邸には、上の写真の中庭の先に手湯と足湯があるからです。

左手に足湯、右手に手湯があり、奥の湯口から、中央の湯尻に向けて温泉が掛け流されています。源泉は5カ所の源泉を集めた公民館分湯槽。湯口付近は熱湯で湯尻付近は適温の為、好みの場所に足を浸せば、湯巡り行脚の疲れも解けていきます。

 

共同浴場 鯖湖湯

旧堀切邸の足湯で湯巡りの疲れも取れたところで、この日の〆湯は鯖湖湯です。
まずは鯖湖湯神社に参詣し、本日の湯巡りの御礼をお伝えします。

鯖湖湯神社の脇には、鯖湖湯等に湯を配当する湯沢分湯槽も屹立しています。

さて、鯖湖湯神社に参詣も済ませたところで、いざ鯖湖湯へ。

コチラは元々日本最古の木造建築共同浴場でしたが、老朽化の為、平成5(1993)年に当時の姿を再現する形で改築されました。名前の由来は、西行法師がこの湯を訪れた際、「あかずして 別れし人のすむ里は 左波子(さわこ)の見ゆる 山の彼方か」と詠み、そこから「鯖湖の湯」という名が定着したとも言われています。今なお、飯坂温泉のシンボルとして地元の人のみならず、観光客からも広く愛される共同浴場です。

それでは受付を済ませて浴室へ参ります。
浴室は当時を再現した木造りの湯小屋に石造りの一槽の湯船。

まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
湯船には湯沢分湯槽の熱湯が注がれていますが、45~6℃ですので、飯坂の共同浴場の中では入りやすい方かも知れません。タップリ掛け湯で湯慣らしして湯船に浸かると、ひたひたと源泉が身を浸し、飯坂の熱湯が身に沁みます。

広い湯小屋を眺めつつ、贅沢な源泉掛け流しの湯浴みを心ゆくまで楽しみました。

本日も良い湯をありが湯ございました。
福島方面へお立ち寄りの際は是非♪

※浴室内は撮影不可の為、福島県観光開発㈱HPより拝借しております。