【所在地】福島県福島市飯坂町湯野切湯ノ上5番地
【泉質】単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)ph8.3<若竹分湯槽>
【入浴日】2023/3/22
【閉店日】2024/11/14
アクセス
この日は飯坂温泉湯巡り紀行で3湯目に「切湯」へ行って参りました。
切湯へは、飯坂温泉駅より右手の十綱橋で摺上川を渡り、すぐ一本目を左折。
左折してすぐ、駅から徒歩2分程で、まず右手に「ちゃんこちゃんこの湯」の看板と桜色の提灯が見えて来ます。
ちゃんこちゃんこの湯
【所在地】福島県福島市飯坂町湯野切湯ノ上32
【泉質】単純温泉(低張性・弱アルカリ性・高温泉)ph8.3<若竹分湯槽>
まずはちゃんこちゃんこの足湯で旅の疲れを癒します。
コチラでは、若竹分湯槽の源泉を湯口から湯尻に向けて掛け流しています。
ちょいと熱めの湯に足を浸すと、ココまでの疲れが解けていくようです。
切湯
さて、ちゃんこちゃんこの湯で疲れを癒したところで、更にその先へ進むと、切湯の看板が見えて来ます。駅から徒歩4分程で、目指す切湯に到着。
切湯の看板の脇の階段で摺上川の方へ下って行ったところに切湯があります。
階段を下ると右手の壁にへばりつくように料金所と券売機。
受付を済ませ、更に階段を下ると切湯の入口が見えて来ます。
半地下のようなコチラが切湯の入口。正面にはお地蔵さまが祀られています。
切湯の歴史は古く寛永元(1624)年。開湯時は上湯と呼ばれていたそうですが、切り傷に良く効くとの言い伝えから桐湯、それが転じて現在の切湯となったそうです。
さて、それでは浴室へ参ります。
浴室にはカランも何もなく、一槽の湯船だけがズドンと中央にあります。
掛け湯を何杯も被り、湯慣らしした後に一気に湯船に肩まで浸かります。
熱湯の場合、末梢神経が集中する足先や手指が一番痺れるので、ソロソロ入ると足先が激熱湯の中をゆっくり動く為、痺れて腰が砕けますw タップリ掛け湯して湯に慣れて来た頃、手の先を入れて浸かれると判断したら一気に肩まで浸かるのをおススメします。最初熱いですが、しっかり湯慣れしていれば意外とスッと湯に馴染みます。
とは言ってもかなりの熱湯ですから、長湯は禁物ですけどね。
窓を開けると外は摺上川。川風が入って多少涼めるので、温まったら一息ついて、一息ついたらまた浸かってと何度か浸かるのが熱湯の入浴法。
しっかり温まったところで、上り湯も湯船から手桶で何杯か掛け流しの源泉を頂いてから、源泉で絞ったタオルで全身を拭き上げて上がりました。
本日も良い湯をありが湯ございました。
飯坂温泉の中でも最も鄙びた風情漂う切湯さんですが、設備老朽化等の影響もあり、2024/11/14で閉店の運びとなったそうです。歴史ある共同浴場が無くなるのは、誠に残念ですが、この場をお借りしてこれまでの永きに渡るご営業に深謝申し上げます。
もし閉店までに飯坂温泉へ足を運ぶ機会がございましたら、是非、切湯さんのディープな共同浴場の世界へ足をお運び下さいませ。
※浴室内は撮影不可の為、福島市観光開発㈱のHPより拝借しております。