銭湯サポーターフォーラム2022 参加レポート

【開催日】2022/10/1（土）PM12:00～15:30
【開催場所】東京都大田区南蒲田1-20-20大田区産業プラザ4Fコンベンションホール
施設・設備紹介｜大田区産業プラザPiO (pio-ota.net)

この日は銭湯サポーターフォーラム2022に招待された為、僭越ながら参加して参りました。何故招待されたかというと・・・実は1年半ほど前、都内銭湯514湯完湯（閉店銭湯含む）しておりましたが、毎年440湯（東京銭湯お遍路88湯スタンプ帳5冊）完湯者をフォーラムにて表彰する運びとなっており、ここ数年コロナ禍で未開催であった為、直近3年の達成者が一斉に招待されたのでした♨

ちなみにこれまでは制限なく立食等も交えて一般客も受け入れていましたが、現在はコロナ禍で一般来場を200名で募集したところ、想像を超える400名の応募があったそうで、そちらは抽選となった模様。銭湯仲間の中でも当選した方、そうでない方に分かれたようです。来年度以降はそろそろ制限なしになると良いですね。

会場となる大田産業プラザPioへは、京急蒲田駅東口を出ると右手斜め向こう側にドーンと立っていますので、道に迷う事はありません。

1F入口には銭湯サポーターフォーラムの案内看板が出ていました。

エスカレーターを上がって4Fコンベンションセンターへ。

ロビーには銭湯グッズの出店がズラリと勢揃いし、一通り見て回ります。
銭湯内で唯一読めるマンガ「セイントセントー」の作者メソポタミア文明さんのブースでは、お湯わいてるぞうの石像がお出迎え。お参りしといた方がいいかなw

コチラは銭湯ハンコ作家廣瀬十四三さんのブース。ズラリと揃った印影が圧巻です！

そんな中で田井中デザイン事務所の「東京ご近所銭湯カレンダー2023」をGET！

さて、ボチボチフォーラームがスタートするので会場内へ。
コチラは今回の銭湯サポーターフォーラムのプログラムです。

会場では東京都浴場組合の公式キャラクター「ゆっポくん」がお出迎え。

浴場組合のイベントと言えば、MCは安定の風呂わく三氏。

開会の挨拶は、東京都公衆浴場組合理事長の近藤氏（はすぬま温泉店主）。

プログラムのTOPは横浜都市発展記念館調査研究員で学芸員の吉田律人氏の「京浜地域と北陸銭湯人の系譜-忘れられた同郷者ネットワーク-」。文面からだけみると難解そうですが、まあ一言で言うと、ある意味偏愛のド変態ですwww
銭湯ファンにも色々ありますが、吉田氏は学芸員らしく、京浜地区（主に東京、神奈川）の銭湯主には北陸三県人（新潟、石川、富山・・・とりわけ新潟）が多い事に着目し、そのルーツを探るというもの。
最初は文献に始まり、初期の銭湯人の資料が少ないところで出身地に着目し、京浜地区で一旗を上げた三県人が故郷に錦を飾る意味で、寺社仏閣に様々な物（鳥居、狛犬、石碑等）を寄進している事を発見し、その寄進物の連名奉納者と、当時の銭湯主名簿から紐づけを見つけるというなかなかの凝りよう。
話はメチャメチャ面白かったですが、貴重な資料ということで撮影は禁止。
講演終了後に撮影が解禁となりましたので、一枚撮影させて頂きました。