【入浴日】2021/6/28
この日は横浜方面へ足を伸ばし「横浜天然温泉 黄金湯」さんへ行って参りました。
横浜天然温泉 黄金湯さんへは、総鉄本線 和田町駅南口を出て左手に進み、突き当りを右折し和田駅前商店街通りへ。
この通りの正式名は水道道といい、商店街が途切れたところで街頭の標識が水道道商店会へと変わりますが、暫くこのまま直進。
左手に美容室・日焼けサロンクルークさんが見えたら、隣の駐車場先の路地へ左折。
緩い坂を上る途中に横浜温泉 黄金湯さんを発見!
駅から徒歩7~8分で歩きしか頭にありませんでしたが、保土ヶ谷駅か和田町駅からバスも出ているみたいですね。最寄の黄金湯前バス停は黄金湯の正面ですw
裏手の駐車場からは、梅雨空の曇天にすっくと伸びる煙突も見る事が出来ました。
入口を入ると男女振り分け式の入口。
誇らしげに掲げられた天然温泉の看板が湯情に誘います。
中の番台で受付を済ませて、早速浴室へ参ります。
浴室正面は銭湯ペンキ絵師 田中みずきさんによる城と富士山のペンキ絵。
浴槽立ち上がりの鯉のタイル絵がお堀の池の中のようでちょっとほっこりします。
男女浴室仕切り壁にも富士山のタイル絵。入浴時には富岳三十六計の額が仕切り壁のタイル絵の上にズラリと並び、窓側の浴槽横の壁には、風神・雷神のタイル絵が飾られていました。
いつも通り沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
浴槽は右手からバイブラバス、寝湯、温泉浴槽。
まずはバイブラバスと寝湯で軽く全身の凝りをほぐして温泉浴槽へ。
横浜温泉 黄金湯さんの温泉は、少し青みがかった黒湯で、少し透明感もあり、例えていうならドクターペッパーのような色。泉質はメタケイ酸泉で、成分はそんなに濃くありませんが、その分体への負担は少ない為、安心してゆったり浸かれます。
番台横の温泉分析書(平成11年9月16日)には、重炭酸そうだ泉(炭酸水素イオン)に分類されていますが、現在の温泉法に照らすと少し成分が足りず新しい分析の時点で変更となったようです。
日本温泉協会の掲示によると、加水、加温、循環、消毒となっていますが、関東の黒湯はほとんどが冷鉱泉な為、沸かす必要があるのと、物価統制法で入浴料上限が決まっている公衆浴場では、エネルギー効率(光熱費抑制)の観点から循環はやむなしかと思います。むしろ公衆浴場の温泉は、そのほとんどが自家源泉で、泉源から浴槽の距離が極めて近いので、フレッシュな点を喜ぶべきでしょう。
温泉浴槽横の壁には平成21年12月14日の新しい分析書が貼ってありましたが、こちらはさすがに撮れませんでしたので、下はWeb上から拝借したものです。
つらつらと温泉についての蘊蓄について色々書き連ねましたが、浴感は心地良く、タップリの黒湯に身を委ねながら、珍しいペンキ絵やタイル絵を暫し鑑賞。
しっかり温まってから、手桶に汲んだ源泉で絞ったタイルで全身を拭き上げ、横浜温泉を全身でくまなく堪能して上がりました。
ちなみにHPの動画によると女湯正面のタイル絵は大阪万博のシンボル太陽の塔。
こちらもかなり珍しい面白い絵ですよね。
横浜温泉 黄金湯さんを後にし、和田町駅に戻ると駅舎が面白くついでに一枚撮影。
(よく見ると湯も黒ければ、駅も黒いw)
本日も良い湯をありが湯ございました。
横浜方面へお立ち寄りの際は是非♪
※浴室内は撮影不可の為、Googleインドアビューより拝借しております。