湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

閉店銭湯|山の湯|要町のラビリンス銭湯|湯活レポート(銭湯編)vol.96

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【所在地】東京都豊島区要町1-47-12

Google マップ

【閉店日】2022/5/15

【アクセス】

「山の湯」さんの最寄駅は有楽町線で池袋から一駅目の要町駅。
1番出口を出て、そのまま通りを直進。

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一つ目の交差点の先を右折し、ポップな看板のえびす通り商店街へ。

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その先、鮮魚・仕出し「魚信」の先を左折し、要町住宅地ラビリンスへ。

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次に、今度は東豊青果株式会社の手前を左折。

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すぐ一つ目の路地を右折すると、駅から徒歩6分程で山の湯さん。

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【入浴日】2022/2/25:お別れ入湯

この日は、山の湯さん閉店の一報を受け、久々にご無沙汰していた山の湯さん再訪。

山の湯さん閉店が聞こえて来たのは、2022/2/24夜。
公式Twitterより閉店の一報が上がって参りました。

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この日も要町ラビリンスを抜け、山の湯さん到着。

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下の写真は、駅と反対の住宅地側の入口から見た山の湯さんの外観。
コチラ側から入るには、山の湯さんの煙突を仰ぎ見ながら、要町住宅地の狭隘な路地を何度も左右に曲がってようやく辿り着きます。

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コチラは裏手の釜場側から見た山の湯さん。

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釜場の扉が開いていたので、ちょっとだけ釜場を覗かせて頂きました。
武骨な釜からパチパチと薪の爆ぜる音がしましたので、薪沸かしだと分かります。

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煙突からは薪を燃した白煙が青空に向けて立ち昇っていました。

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暖簾を潜って玄関に入ると、正面には大きな傘入れ。
本日の薬湯はアロエタイプの湯で、残念ながらバイブラバスは故障中のようです。

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向かって右手が水色とえんじ色のツートンカラーの男湯下足箱。

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向かって左手が燈色と薄黄色のツートンカラーの女湯下足箱。

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それでは、ココからは事前にお伺いし、OPEN前に中の風景も撮らせて頂きましたので、そちらの写真を交えてレポートさせて頂きます。

古い建具やガラス窓に囲まれた古色蒼然としたレトロな脱衣場。

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番台上には「山の湯温泉」のポスターが男湯側と女湯側に飾られています。

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それでは番台で受付を済ませ、いざ浴室へ。

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関東では珍しい瓢箪型のセンター浴槽の浴室。

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正面には七尾湾を描いたペンキ絵。ペンキ絵下と仕切り壁には山水のタイル絵。

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ペンキ絵の雅号を拝見すると、今はもう子弟解消した銭湯絵師 丸山清人氏 勝美麻衣氏の手による2018.10.15の合作で、男湯側には七尾湾、女湯側には河口湖が描かれています。前回訪問時から2年半が経過しましたが、状態はまだまだ綺麗です。

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それではいつも通り沐浴を済ませ、湯船へライド温♨
手前側がぬる目のバイブラバス。奥が熱湯のジェットバス付浅湯。
手前側のバイブラバスは、玄関に案内のあった通り故障で止まっています。
この日瓢箪型湯船には、鮮やかなブルーのアロエタイプの薬湯が満ちていました。
手前は40~41℃の優しい湯加減。奥はビリビリ痺れる程の45度前後の熱湯。

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その湯船を見守り続けた裸婦像が、今日も浴槽センターで微笑みを浮かべています。

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熱湯浴槽で下茹でを済ませ、よもぎスチームサウナへ。
珍しい水辺のタイル絵が描かれたスチームサウナですが、コチラは流石に色褪せていました。スチーマーの手前によもぎの他8種の生薬が入った薬袋が吊るされ、室内に色濃く薫る和漢生薬の芳香に癒されつつ、この日は12分1本勝負でしっかり発汗。

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発汗後はカランから手桶に汲んだ冷水を数杯頭から被りクールダウン。
暫し陶然とする中、別れを惜しみつつ山の湯さんの浴室内を眺めます。

最後は熱湯薬湯でじっくり体の芯まで温まり、シャワーで軽く流して上がりました。

 

ちなみにOPEN前に女湯側も撮影させて頂きましたので、そちらの風景も併せて紹介しておきます。

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女湯・脱衣場(奥におかまドライヤーが見えます)

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女湯・山の湯温泉ポスター

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女湯・浴室

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女湯・ペンキ絵(河口湖)、タイル絵

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女湯・浴槽

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女湯・よもぎスチームサウナ

さて、山の湯さんの閉店は2022/5/15(日)。
ちなみに営業日時は以下の通りです。

定休日:月曜日(祝日の場合は翌日休)
営業時間:15:30~24:00

まだ閉店まで日がありますが、お別れ入湯に行かれる方は、空いている日時を狙ってお気をつけてお出掛けください。

ひとまず本日の良い湯と、昭和、平成、令和とこれまで65年に上るご営業に深謝。

 

【入浴日】2019/10/6:週末チャリ銭散歩②

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山の湯さんへは、1軒目の大黒湯さんからチャリンコで5分程度。
こちらも自宅から近い為、サブ銭湯的に何度か利用させてもらっています。

 

住宅地の中に隠れた山小屋のような、正に隠れ家銭湯です。
経路は説明が難しすぎて、実際行ってみてくださいとしか言いようがありませんw
近くまで行くと煙突がそこに見えているのに、路地のそこかしこに『幅員が狭い為、車両通行止め』と書かれた路地を何度も曲がって到着するイメージです。

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何度来ても迷うのですが、ようやく到着し、暖簾を潜って受付を済ませます。

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※ココからはGoogleインドアビューより拝借した写真を添えてレポートさせて頂きます。
脱衣所に入ると、ロッカーの上に青磁の象の置物があり、オリエンタルな一面も。

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早速浴室へお邪魔します。
正面の銭湯絵は、丸山清人氏、勝海麻衣氏の合作による七尾湾です。諸事情により、今後もう作られる事はないかと思うと、ちょっと切ない気分になります。
洗い場上の壁は、山河の風景画のタイル絵です。

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沐浴は1軒目で済ませているので、禊は軽めに済ませます。

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こちらもカラン横にシャンプー・ボディーソープ常備で、ぶらり立ち寄り湯には嬉しい心配りです。沐浴を済ませ、早速ライド温と参りますw


山の湯さんは、都内銭湯には珍しい西日本風の浴槽センター配置型です。
浴槽周りのマジョリカタイルも最近では珍しいスタイルです。
本日のお湯は鮮やかなピンク色のバスブレンド花香水でした。

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男湯では、浴槽中心に女神像が鎮座し、湯活しつつ女神の祝福が受けられますw
女神像の水瓶からは浴槽に滔々とお湯が注がれています。
手前側が浅目のぬる湯で40℃前後、奥が深湯で42℃程度です。
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ちなみに東京銭湯Webサイトによると、女湯は梟(池袋が近いだけにイケフクロウと掛けたか?)です。

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他に立ちシャワーと打たせ湯があり、打たせ湯でも温まります。ちなみに立ちシャワーと打たせ湯前の壁は砂漠のキャラバンのタイル絵です。
しばらく湯浴みをし、体が温まったところで、よもぎスチームサウナへ。

 

タイル絵のあるサウナ室というのも非常に珍しいかと思います。

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よもぎスチームサウナは、以下8種の薬草をブレンドしており、よもぎ蒸しのいい香りに包まれます。

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温度も然程高くないので入りやすいですが、湿度が高いので発汗効果はスゴイです。10分程の入室で、1軒目の遠赤外線サウナ3セット分以上の汗をかいた気がしました。

 

仕上げは再度浅湯で花香水の湯にじっくり浸かって体の芯まで温まってから、ぬる目にセットした立ちシャワーでサッと汗を流して上がりました。

 

先週ウィークデーに余り湯活出来なかった分、昨日・今日と連荘サウナ付き湯活で、気分爽快、体も軽くなりました。

こちらは帰りに撮影した裏口の看板ですが、最早山小屋にしか見えませんww

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本日も良い湯をありが湯ございました。

※浴室内は撮影不可の為、Googleインドアビューより拝借させて頂きました。
※コチラはチャリ銭散歩①仙川「大黒湯」さんの入湯レポートです↓

yukatsu.hatenablog.com

 

【入浴日】2017/7/2:初回訪問

コチラはまだブログや東京銭湯お遍路を始める前に初回訪問した際の貴重な一枚。

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