【入浴日】2021/7/20
この日は銭友Kさんより教えて頂いた神奈川県浴場組合非加盟銭湯にして茅ヶ崎市唯一の現存銭湯「不二の湯」さんへ行って参りました。
不二の湯さんへは、最寄りのJR茅ヶ崎駅北口デッキ左端の階段を下ります。
そのまま下の写真の通りを直進。
その先、十間坂交差点を左折し、東海道へ。
ここからはひたすら長丁場ですので、周辺風景を交えてアクセス紹介します。
駅から徒歩12分程で右手の第六天神社に軽くお辞儀をして通過。
緩やかにカーブする東海道を更に直進し、一つ目の鳥井戸橋でせんの川を渡ります。
続いて駅から徒歩17~8分程で右手に鶴嶺八幡宮の大鳥居を拝んで通過。
駅から徒歩20分強、下町屋橋で2本目の小出川を渡ります。
コチラは下町屋橋先の陸橋の上から見た小出川の風景。
夏場の蒸し暑い中、川を渡る涼風が癒しのひとときです。
陸橋を渡って更に東海道を直進。今宿交差点で右折し、荻園通りへ。
荻園通りを更に5分程進み、駅から徒歩約40分弱で通りの右手に不二の湯さん発見!
隣の空き地からは蒼天に聳える不二の湯さんの煙突も見られました。
それではコチラの入口より中へお邪魔します。
知らないとちょっと入れない雰囲気で秘湯感のオーラが溢れ出ていますw
暖簾を潜ると布袋尊と大黒天の額に鹿の彫像が入浴客をお出迎え。
中に入ると、、、アラ、どなたもいらっしゃらない!?
番台のご主人にお伺いして脱衣場、浴室内も撮影させて頂きましたので、ココからはそちらの写真も交えてお届けして参ります。殺風景なロビーですが、大き目のロッカーが立ち寄り湯には嬉しいですね。隅には懐かしの籐籠も置いてありました。
往年の神奈川県公衆浴場組合の入浴料金表も貼ってありましたが、不二の湯さんは組合非加盟銭湯ですので回数券は使用できません(入浴料は組合加盟銭湯と同じ490円です)。
それでは準備を済ませて浴室へ参ります。
浴室はこれまた質実剛健と言うか商売っ気が無いというか、侘び寂を感じますw
まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
浴槽は浅湯と深湯の2槽で43℃程の熱湯が満ちています。
かき混ぜ棒が用意してありますが、私は使う程ではありませんでした。
煙突を撮影していた際にパチパチと爆ぜる音がし、煙突から白煙が立ち上っていたのでそうかなと思いましたが、ご主人にお伺いするとやはり井戸水薪沸かしとの事。
上水(水道水)も悪くありませんが、井戸水薪沸かしですと、天然水に含まれるミネラルやガスボイラーとの燃焼温度との相違でお湯のクラスタがふっくらしているというか、柔らかい浴感に感じ、個人的にはかなり好みです。
こちらは湯船側から見た浴室内。シンプル過ぎる浴室でひたすらお湯を堪能。
しっかり体の芯まで温まってから、カランの冷水を頭から数杯浴びてフィニッシュ。
湯上り後、縁側で外の風を浴びて汗が引いたら実にサッパリしました。
不二の湯さんを出ると入る時には気づきませんでしたが、玄関前で2羽の鶴の置物がお見送りしてくれ、ほっこり気分に。
実は富士の湯さんの斜め前には神奈中バスの県住入口バス停がありますが、1日1本早朝のみと不二の湯さん利用には現実的ではありません。
但し、行ってみて分かりましたが、今宿交差点の辺りに同じ神奈中バスの今宿バス停があり、こちらはそれなりに本数があります。今宿バス停からなら徒歩5分程度です。40分の徒歩移動はちょっとという方や悪天候の際はバス利用がおススメです。
本日も良い湯をありが湯ございました。
茅ヶ崎方面へお立ち寄りの際は幻の秘湯、不二の湯さんへも是非♪