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自宅風呂で古代海水の塩化物泉を再現してみた|湯活レポート(入浴剤編)vol.25

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【入浴日】2020/4/18

 

この日は自宅風呂で古代海水の塩化物泉を再現してみました。
温泉法の定義では、塩化物泉とは成分総計1,000㎎/㎏を含み、陰イオンの主成分が塩化物イオン(=塩分)のものとなっています。自宅風呂が150ℓ~満水で200ℓですから、150,000㎎(=150g)~200,000㎎(=200g)で再現出来ます。
本当は、イスラエルの死海風呂か、日本一濃い塩化物泉「古代の湯」を再現してみたかったのですが、古代の湯の塩分濃度は海水とほぼ同程度の3.1%。一般家庭の湯船(150ℓ)で換算すると、湯船にぶち込む塩は4.7685㎏!これが死海風呂となると海水の10倍の濃度ですから、一般家庭の湯船換算で実に47.685㎏‼となり、現実的にちょっと不可能です。また、塩は風呂釜を痛める為、家族からも強い反対の声がw
※ちなみにコチラは古代の湯の入湯レポートです↓

yukatsu.hatenablog.com

今回は、まるも株式会社のヒマラヤ天然岩塩を使用。こちらは約3億8千年前の天然塩で自然のミネラル13種類以上を含むとの事。正に古代海水の浪漫が詰まってますw
裏書を見ると、好みに応じて50~200g投入との事。

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今回は沸かしたての湯150ℓに少し多めの200gを投入してみたいと思います。

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溶解中はこんな感じ、軽く混ぜて溶けるのを待つ間に沐浴を済ませます。

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全身綺麗に洗い清めたら、古代海水風呂にライド温♨

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クゥゥゥゥ。。。塩の成分のせいか、お湯が全身に染み渡ります。
塩化物泉の特徴は、塩のヴェールが皮膚全体を覆い、魔法瓶のように保温する効果がある為、熱の湯と呼ばれています。また殺菌効果で切り傷や乾燥症にも効果があるとの事。今回は少し熱めの42℃に沸かしている為、暫く浸かると全身がポッポと火照ってきます。含有成分に硫黄系の成分が含まれているのか、仄かに硫黄泉の香りがする中、凡そ7分で体の芯までじっくり温まり、軽く拭きあげて上がりました*1

 

湯上り後もポカポカがずっと持続し、熱の湯の効果を実感しました。
ご興味がございましたら是非お試しください♪

※但し塩化物は風呂釜を痛める為、追い炊き風呂、24時間風呂にはお薦め出来ません。もしチャレンジする場合は、釜内を酸化させないよう、早めに湯を抜いて良く流水で洗っておく事をお薦めします。

※コチラは湯活データベース(入浴剤編)です。スゴイ入浴剤続々!併せてご覧ください↓

yukatsu.hatenablog.com

*1:塩化物泉の場合、塩のヴェールが皮膚を覆う事で保温効果を高める為、洗い流すと勿体ないです