【入浴日】2019/11/6
この日は会社帰りの立ち寄り湯で飯田橋の「熱海湯」さんへお邪魔しました。
何故「熱海湯」さんかというと、銭湯の屋号は縁起を担ぐ屋号(松の湯、富士の湯、鶴の湯等)が多く、その中には有名な温泉地、天下の名湯にあやかって屋号にするケース(こちらの熱海湯や草津湯等)もあったのだそうです。
熱海湯さんへは、飯場橋駅下車B3出口を出て、そのまま神楽坂通りを登ります。
1Fが松屋、2Fから上がビックエコーのビルの先を左折。
その路地の突き当りを右折すると、熱海湯さんの赤提灯が見えてきます。
玄関を入ると珍しい局面の目隠しで、右手が男湯、左手が女湯です。
扉を潜ると昔ながらの番台に、高い天井の脱衣所。めずらしい白い漆喰に嵌め込み式の格天井が江戸前名湯の風格を漂わせています。
縁側には坪庭があり、金魚池の脇にはかわいらしい仏像が立っていました。
早速受付を済ませ浴室に入ると、正面には富士山のペンキ絵。
写真は東京銭湯Webサイトより拝借したものですが、本日は絵の雰囲気が異なる為、おかみさんにお伺いしたところ、今年8月末に銭湯絵師 中島盛夫氏の手で描き変えられたのだそうで、桜の季節の富士山の絵になっていました。
ちなみに今年JR東日本主催のFAN!TOKYO 銭湯巡りスタンプラリーのポスターは、こちらの熱海湯の新しい銭湯絵が掲載されております。
男女浴室の仕切り壁のタイル絵も鑑賞しながら沐浴で汗を流し、隅々まで洗い清めます。リンスインシャンプー・ボディーソープ完備も立ち寄り湯には嬉しいですね。
準備が整ったところで、飯田橋の熱海湯を早速頂戴してみます。
備長炭で柔らかい湯ざわりのお湯ですが、湯温はピリリと熱めの43℃。
由緒正しい、江戸前の熱湯です。
浴槽の脇にも鯉の泳ぐタイル絵。しばし芸術鑑賞しながらじっくりと温まります。
途中旦那様が湯温の具合を見るためか、何度か釜場との間を行き来しながら様子を伺っていらっしゃり、噂ではかなりの熱湯銭湯との話でしたので、ピークタイムに向けてもう少しお湯を熱くするところだったのかも知れません。
体の芯まで温まった所で、湯から上がって軽くシャワーを浴びて上がりました。
お近くへお立ち寄りの際は是非♪
※脱衣所・浴室内は撮影不可の為、店舗紹介ページより拝借しております。