湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

Smart Stay SHIZUKU上野駅前|湯活レポート(サウナ編)vol.34

f:id:kenichirouk:20200903023209j:plain

shizuku-hotel.jp

【入浴日】2020/9/2
【所在地】東京都台東区上野2-13-11

Google マップ

 

この日は銀座線経由で「Smart Stay SHIZUKU上野駅前」さん初訪問。
Smart Stay SHIZUKU上野駅前さんへは、JR上野駅下車、不忍口より中央通りへ。

f:id:kenichirouk:20200903023252j:plain

上野恩賜公園を過ぎて視界の開けた上野公園前交差点の先にSmart Stay SHIZUKU上野駅前の建物が見えて来ます。

f:id:kenichirouk:20200903023335j:plain

何となく懐かしいこの風景。それもその筈。湯活のススメ管理人はこの界隈で以前勤務していましたが、この外観は以前この場所にあった「パチンコミトヤ」が建替えた時のままで、その後「多慶屋」がOPENと変遷が続いていましたが、「Smart Stay SHIZUKU上野駅前」ってココにOPENしたんだ!と気づき、当時の記憶と共に万感胸に迫るものがありました。
ふと気が付くと交差点に当時無かったパンダのオブジェが。ちょっと和みますw

f:id:kenichirouk:20200903024358j:plain

SNS等でも最近少し話題に上っているなと思っていましたが、今年2月のOPENから半年余りの間に「サウナイキタイ」への投稿が早くも1,000件突破したんですね。

f:id:kenichirouk:20200903024614j:plain

sauna-ikitai.com

私もコチラのサイトには登録しているので、1,000何件目かに私の投稿がと想像すると、何となく楽しい気分になりました。

 

受付を済ませ、早速大浴場へ。
こちらの扉の内側が大浴場。右側のセンサーにタッチキーをかざして入室です。

f:id:kenichirouk:20200903025716j:plain

こちらが浴室です。
サウナ専門施設はアメニティが充実しています。ナイロンタオル、髭剃り、歯ブラシの他、シャンプー、ボディーソープは勿論、リンスではなく、コンディショナーが置いてあったりするもの嬉しいポイントです。これらアメニティをフル活用してまずは全身しっかりお清め。サッパリしたところで、まずはお風呂からライド温♨
ジェットバスで軽く凝りをほぐし、浅湯なので寝湯感覚で半分寝そべりながらゆったり寛ぎのバスタイムを堪能。

f:id:kenichirouk:20200831224241j:plain

体も十分温まったところで、いざサウナ室へ。

 

Smart Stay SHIZUKU上野駅前さんのサウナは、フィンランド式の本格的ロッキーサウナ*1でこの日のコンディションは92℃。しっかり熱さは感じますが、輻射熱がマイルドに全身を包み、ヒリヒリするような刺激は無い為、じっくり発汗を楽しめるなかなかナイスなサウナです。

f:id:kenichirouk:20200831224259j:plain

十分発汗したら、お隣の水風呂へ。
Smart Stay SHIZUKU上野駅前さんで一番秀逸なのは、この水風呂かも知れません。
淡いグリーンの浴槽にセンサーで常時満水に冷水が満たされており、水温はチラーで冷やされ14℃とキンキン。しかし静々と湛えられた水に静かに浸かると程なく天使の羽衣*2が全身をくるみ、じんわりとした心地よいクールダウンが楽しめます。

f:id:kenichirouk:20200831224311j:plain

この日は以下3セットで爽快に❝ととのう❞*3事が出来ました。

・フィンランド式本格的ロッキーサウナ7分⇒水風呂1.5分⇒休憩3分
・フィンランド式本格的ロッキーサウナ10分⇒水風呂2分⇒休憩5分
・フィンランド式本格的ロッキーサウナ12分⇒水風呂2分⇒休憩5分

仕上げは大きな湯船で手足を伸ばして全身に血流が駆け巡る爽快感と解放感を堪能し、熱めに設定したシャワーで全身を流して上がりました。

 

本日も良い湯と良きサウナをありが湯ございました!
お近くへお立ち寄りの際は是非♪

※浴室内は撮影不可の為、施設にご了承を頂き、公式HPより拝借しております。
※コチラはもう一つの「Smart Stay SHIZUKU品川大井町」さんの入湯レポートです↓

yukatsu.hatenablog.com

*1:サウナストーブにサウナストーンが積まれ蓄熱した石が放出する遠赤外線で室内全体を温める

*2:水風呂に静かに浸かると体表付近の水が体温で温められ、ほんのり温かい薄い膜が全身を覆う様。バイブラやジェットがある水風呂では常に水が動く為、決して出来ない

*3:フィンランド式本格的ロッキーサウナ⇒水風呂⇒休憩のループで全てが一度無になり、新たに生まれ変わるかのような錯覚に陥る様w

閉店|サウナトーホー<男性専用>|横須賀中央|湯活レポート(サウナ編)vol.33

f:id:kenichirouk:20200905045945j:plain【所在地】神奈川県横須賀市米が浜通り1-2

Google マップ

【入浴日】2020/9/4
【閉店日】2020/9/11

 

この日は、今月11日閉店との話の「サウナトーホー」さんへお別れ入湯へ。
サウナトーホーさんは、日本サウナ・スパ協会の加盟店でもあり、SNSでも多くのサウナーが閉店を惜しむ声を拝見し、これは体験せずに終わる訳にはいかないと意を決して横須賀まで足を運んでみる事にしました。

www.sauna.or.jp


サウナトーホーさんへは、京急 横須賀中央駅下車、東口方面。
駅前デッキより右斜め正面の道を直進。

f:id:kenichirouk:20200905050504j:plain
米が浜通り入口交差点を右折し、米が原通りへ。

f:id:kenichirouk:20200905050624j:plain

米が原商店街の先、駅徒歩6~7分でサウナトーホーさんの看板が見えて来ます。

f:id:kenichirouk:20200905050820j:plain

店頭の案内板をしみじみと眺め、サウナイキタイ気分が盛り上がって来ます。

f:id:kenichirouk:20200905051233j:plain

案内板の横にふと目をやると、そこに閉店案内の張り紙が出ていました。
間接的にコロナにより失われていく物の大きさに、改めてやるせない想いです。

f:id:kenichirouk:20200905050919j:plain

それではサウナトーホーさんの世界へ飛び込んでみたいと思います。

f:id:kenichirouk:20200905051953j:plain

 

1F入口で受付を済ませ、ロッカーで生まれたままの姿に早変わりし、BF大浴場へ。
サウナトーホーさんはサウナ専門施設ですので、アメニティが充実しています。
ナイロンタオル、髭剃り、シェービングクリーム、歯ブラシ。コンディショナーが置いてある辺りも入浴客としては嬉しいサービスです。各種アメニティも駆使し、全身くまなくお清めを済ませ、早速お風呂からライド温♨

写真右手が白湯で44℃とピリ熱のお湯に湯通し*1し、体幹温度を軽く上げます。
左手が24℃のバイブラ水風呂でこちらは後程。

f:id:kenichirouk:20200902043936j:plain

続いて隣は36℃と不感温帯の薬湯でこの日はモスグリーンのバスブレンドよもぎ。
清涼感のあるお湯で、体温とほぼ同じの為、いつまでも浸かっていられる心地よさです。更に隣は打たせ湯で頭上2.5m辺りから勢いよくお湯が落ちてきて、座して受けるとかなりの水圧によるマッサージ効果で血流促進と凝りほぐし。
一番奥はハイパワージェットバス。こちらで湯通しの仕上げ完了。

f:id:kenichirouk:20200902044022j:plain

本日はサウナをじっくり楽しみたい事もあって、仕上げにぬるめのバイブラ水風呂で軽く毛穴を引き締め準備完了。

 

それではいよいよサウナ室へ。サウナトーホーさんのサウナは、本格的フィンランド式のロッキーサウナ。大きなサウナストーブに熱せられたサウナストーンがたっぷり山積みされ、15分おき位にヒーター上のコニカルライトよりアロマ水が注がれるオートリョウリュウ*2が付いており、サウナ室内を適温適湿に保ちます。サウナ室の温度は82℃程と然程熱い部類ではありませんが、軽いシトラス系の香りが立ち込め、濃密な熱が全身をマイルドに包み込んで、大変心地よい発汗が楽しめます。

f:id:kenichirouk:20200902044042j:plain

発汗後はサウナ室隣の冷水風呂へ。水温は16℃程でザバザバ新鮮な水がかけ流しになっており、その緩い流れが全身をソフトに撫で優しくクールダウンしてくれます。

f:id:kenichirouk:20200905053500j:plain

クールダウン後は、浴室奥の休憩椅子で暫し休憩。
ロールケーキ上にくり抜かれたような弧を描く天井。間接照明に照らされ、さながら鍾乳洞のようにも見えます。静かに目を瞑り、昭和51年より44年に渡るサウナトーホーさんの歴史に想いを寄せながら、全身をチェアに預けます。
この日は、心地よいバイブラ水風呂で水通しを挟みつつ以下3セット。

・バイブラ水風呂⇒ロッキーサウナ7分⇒冷水風呂1.5分⇒休憩3分
・バイブラ水風呂⇒ロッキーサウナ10分⇒冷水風呂2分⇒休憩3分
・バイブラ水風呂⇒ロッキーサウナ12分⇒冷水風呂2分⇒休憩5分

心ゆくまでサウナトーホーの世界を堪能し尽くし、仕上げは不感温帯の薬湯で再びよもぎの香りに包まれ、最後に熱めのシャワーで全身を流して浴室を後にしました。

 

館内では帆船のステンドグラスに見惚れ、名残を惜しみながらサウナトーホーさんに別れを告げました。

f:id:kenichirouk:20200905055527j:plain

こちらはGoogleストリートビューより拝借したサウナトーホーさんの夜の風景。

f:id:kenichirouk:20200905055753j:plain

横須賀サウナの殿堂「サウナトーホー」さん。閉店は2020/9/11(金)AM9:00との事。残り1週間ですが、チャンスがありましたら是非行ってみてください。

※浴室内は撮影不可ですので、施設に了承を得て公式HPより拝借させて頂きました。

*1:サウナ浴前にお風呂に浸かる等して、毛穴を開き体感温度を上げておく事で、サウナ室内での発汗を促しやすくする

*2:ロウリュはフィンランド語で蒸気の意味。サウナストーブにアロマ水等を注ぎ蒸気を発生させる事も含んでそう呼ぶ。リョウリュウは発音の違いか、サウナトーホーさんによる造語

スカイスパYOKOHAMA|箸休めサトシpresentsuプレミアムアウフグースを体験してみた|湯活レポート(サウナ編)vol.11-②

f:id:kenichirouk:20200801000405j:plain

www.skyspa.co.jp

【入浴日】2020/7/31
【所在地】神奈川県横浜市西区高島2-19-12 スカイビル14F

Google マップ

 

この日は7月仕事納めの後に「スカイスパYOKOHAMA」へ。
SNSで芸人でプロ熱波師の箸休めサトシ(アウフグース加藤)氏 presentsuプレミアムアウフグースが行われるとの事で、月末にその風を浴びに行って参りました。

f:id:kenichirouk:20200801001537j:plain

箸休めサトシ氏とは?という方の為に以下の公式ツイッターとインスタグラムをUPしておきましたので、こちらをご参照くださいませ。

https://twitter.com/3104trans

https://www.instagram.com/hashiyasume.satoshi/

ご本人は東京電機大卒の秀才で身長180㎝のイケメン。芸人ですが、最近はアウフギーサー(熱波師)としての露出が多く、「シューイチ」のオリラジ藤森氏のサウナ特集等で取り上げられる事もしばしば。箸休めサトシ氏とスカイスパアウフグース*1チームは世界大会を目指しているとの話もあります。
※ちなみにコチラはアウフグース世界大会の模様↓


Sauna WM 2012

これは一度実体験してみたい!体験してみなければ!という訳でやって来ました。
横浜駅直結のスカイビル。

f:id:kenichirouk:20200801001612j:plain

こちらの14Fに「スカイスパYOKOHAMA」があります。

f:id:kenichirouk:20200801001649j:plain

スカイスパ横浜さんは、SAUNACHELIN(サウナシュラン)*2で2018年、2019年連続受賞のサウナの殿堂です。

f:id:kenichirouk:20200801001747j:plain

ロビーの一角には、「サ道」作者のタナカカツキ氏の描くスカイスパの額。

f:id:kenichirouk:20200801001839j:plain

エントランスのikiヒーターの飾りにも炎の演出が!f:id:kenichirouk:20200801001914j:plain

奥にはコワーキングスペースがあり、入口には岩塩ランプのこだわりっぷり。

f:id:kenichirouk:20200801120030j:plain

それでは早速浴室にお邪魔します。

 

まずは一通り湯巡り。
温浴については、前回訪問時のレポートをご参照ください。
進化した点としては、温浴施設がプチリニューアルされて33℃前後のクールダウンバイブラが水風呂の隣に出来ており、こちらがなかなかの心地よさでした。

yukatsu.hatenablog.com

さて、サウナですが、まずはテルマーレで塩サウナを堪能し、お肌ツルツルピカピカになったところで、フィンランドサウナで19:00のアウフグースを堪能。
スカイスパYOKOHAMAのアウフグースは、回数も多くかなり充実しています。

アウフグース&ロウリュ | 横浜駅直結のスパ/サウナ/コワーキング「スカイスパYOKOHAMA」
19:00の回は前半が最近の世相を反映してか殺菌力の高いティートゥリーのアロマで、後半がサンダルウッド(白檀)のアロマ。世界を目指すだけあってスタッフのタオル捌きも堂に入っています。普段は85℃前後のマイルドなサウナですが、10分前後のプログラムで体感温度は100℃越えの灼熱体験。
※サウナ室の写真は、前回ブログ記載時に、スカイスパ様より頂いた画像データです。

f:id:kenichirouk:20200801002137p:plain

サウナ後の水風呂は14℃とキンキンでキッチリ毛穴を引き締めクールダウン。この後は夜景を眺めながら長めの休憩を挟んでプレミアムアウフグースを待ちます。
いよいよ予約した19:30、箸休めサトシ氏 presentsu プレミアムアウフグースの時間がやって参りました。まずは箸休めサトシしより、「アウフグースとは、光と音と蒸気によるサウナパフォーマンスであり、ショータイムである」との説明があり、この日のBGMは何と、ドラゴンクエストwww

f:id:kenichirouk:20200801112102j:plain

ショーの構成としては、アウフグースでサウナLVを上げながら最終的にはロウ竜王を倒すという流れで、序盤はヴィヒタ*3のアロマからスタート。サウナ室がヴィヒタの香りに包まれ、シャラシャラと鳴るヴィヒタの枝葉から零れ落ちる雫が正に精神力を回復する聖水のように、サウナ紳士達の頭上に優しく降りかかります。徐々に体感温度を上げていく室内に次々に怪物の幻影が現れます。
「汗流しカットマン」*4
「汗ロウリュ」*5
これらをアウフグースと魔法で次々に倒していきます。
後半戦は、ブロックフォレストのアロマに変わり、クラッシュアイス上のアロマ水をバンバン、サウナヒーターに投げ入れます。当然その時の合言葉は「ヒャド!」「ヒャダイン!」「マヒャド!」ドラクエの世界観にとことん拘っています。
クライマックスではラスボス「ロウ竜王」を倒す為、スカイスパのアウフグース戦士達も次々味方に加わり、ようやく「ロウ竜王」を倒したと思ったら、BGMチェンジし、裏のラスボス「井上勝正」氏が登場。サウナーにはお馴染みですが、井上勝正氏??となった方の為に簡単に説明しておくと、自らを「サウナそのもの」と語る日本アウフグース界のラスボス的存在です。詳細レポートは以下をご参照ください↓

yukatsu.hatenablog.com

ようやく真のラスボス井上勝正氏も克服し、サウナ紳士達は水風呂へ開放されたのでした。流石にプレミアムアウフグースと名付けるだけあって、ここまでショーアップされたアウフグース体験は初めてでした。
結局この日は以下4セット。

・テルマーレ(塩サウナ)10分⇒水風呂1分⇒休憩10分
・フィンランドサウナ(通常アウフグース)10分⇒水風呂1分⇒休憩10分
・フィンランドサウナ(プレミアムアウフグース)10分⇒水風呂1分⇒休憩5分
・フィンランドサウナ12分⇒水風呂1分⇒休憩10分

毎度思うのですが、実はアウフグースやロウリュ後のサウナが、アロマの残り香と、しっとりとした熱気に包まれて一番心地よかったりします。

 

サウナ後のサ飯*6はスカイスパと言えば皆がおススメ、前回訪問後に施設の方からも「次回は是非キムチチゲを!」と言われていたのを思い出し、Refresh Dining"KOO"でキムチチゲを注文してみました。

f:id:kenichirouk:20200801002210j:plain

辛さはノーマルから3辛まで選べるようで1辛にしてみましたが、私的には程よい辛さで大変美味しく頂きました。今回「小」を注文し、もう少し小腹を満たしたい感じでしたので、〆の雑炊とうどんが選べる内、おススメの雑炊をチョイス。
これが大ヒットでピリッとした絡みを卵とじの甘さがマイルドに閉じ込めて絶品の一品に。私のハートを射貫くサ飯で、見事に体の中からも温めてくれました。

f:id:kenichirouk:20200801002235j:plain

心地良い満足感と満腹感で帰りの空いている電車内で極楽気分のうたた寝。
ここまで含めて私のとっての遠足・・・じゃないプレミアムアウフグース体験の一日となりました。

 

本日も良きサウナをありが湯ございました!
スカイスパYOKOHAMAさんのプレミアムアウフグースは、不定期開催で事前予約性の為、上記の箸休めサトシ氏のTwitterをご参照ください。女性サウナは風の魔術師 五塔熱子さんだそうですよ。コチラも必見です!お近くへお立ち寄りの際は是非♪
※ちなみにコチラはアウフギーサー五塔熱子さんの体験レポートです↓

yukatsu.hatenablog.com

 

*1:アウフグースとは、ドイツ発祥のサウナサービス。サウナヒーターにアロマ水やキューゲルという氷の塊を投入し、高温の蒸気を発生させ、それを扇いで撹拌したり浴びせかけたりして、入浴客の発汗を促進する。そのタオルや団扇捌き、照明や音の演出を併せてショーアップしたりもする

*2:毎年11月11日の“ととのえの日”に全国のサウナ施設の中から、様々な業界の「プロサウナ―」が審査委員となり、その年の“今行くべき全国のサウナ施設”上位11位をランキング・表彰するサウナ界のミシュラン

*3:白樺の枝葉を束ねた物

*4:サウナ後に汗を流さずに水風呂に飛び込むマナー違反者

*5:汗の染み込んだタオルをサウナ室で絞るマナー違反

*6:サウナ後の食事の事を「サ飯」と呼ぶ

ロスコ|駒込|「Local public bath "Sento"」写真展|湯活レポート(サウナ編)vol.32

f:id:kenichirouk:20200715204849j:plain

www.rosco.tokyo

【入浴日】2020/7/15
【所在地】東京都北区中里2-4-8

Google マップ

1.松原 豊氏「Local public bath❝Sento❞」写真展

f:id:kenichirouk:20200715205014j:plain

この日は銭友K氏のお誘いで、四ツ谷のTOTEM POLE PHOTO GALLERYへ。

tppg.jp

TOTEM POLE PHOTO GALLERYへは、丸の内線 新宿御苑前駅が最寄です。
2番出口から向かいますが、ロケーションの説明がなかなか難しく見つけにくい為、スマホやタブレットをお持ちの方は、Map検索して行かれると良いと思います。

f:id:kenichirouk:20200715211024j:plain

この日は写真家 松原 豊氏の「Local public bath❝Sento❞」写真展

www.matsubara-yutaka.com

松原氏は三重の方で、三重県の40数軒の銭湯(現存は23軒だそうです)をシノゴと呼ばれる大判カメラでじっくり時間をかけて撮影してきた写真の数々はハッと息を呑む美しさです。※遠景なら撮影OKとのご許可を頂きましたので、館内の様子を数点ご紹介↓

f:id:kenichirouk:20200715205043j:plain

f:id:kenichirouk:20200715205120j:plain

f:id:kenichirouk:20200715205144j:plain

松原氏ご本人は、ほぼ在廊されていらっしゃいますので、お会いできれば貴重な三重県の銭湯事情や情報をお伺いできると思います。

こちらの写真展は2020/7/19(日)まで。ご興味のある方はどうぞ♪

 

2.ROSCO

この日は、写真展からの流れで、前から気になっていた駒込「ROSCO」さんへお邪魔してみました。ROSCOさんへは、JR駒込下車。駅構内にROSCOの看板が。

f:id:kenichirouk:20200715210836j:plain

東口を左手に出て右折。早くも左上にサウナロスコの看板が見えています。

f:id:kenichirouk:20200715210943j:plain

一本目の路地を左折すると正面がROSCO❢

f:id:kenichirouk:20200715210731j:plain

エントランスの植栽に梅雨時期の雨露が光り風情があります。

f:id:kenichirouk:20200715211316j:plain

入口看板脇ではこの時期にふさわしくカエルの置物がお出迎え。
「おカエリ」と言われているようで、心の中で「ただいま」と呟きました。

f:id:kenichirouk:20200715211350j:plain

フロア案内はこんな感じです。
ROSCOさんは、本来男女フロアがあるのですが、現在は男性のみ受け入れ再開との事。女性の方は、女性フロア再開まで暫しお待ちください;;

f:id:kenichirouk:20200715211427j:plain

 

それでは受付を済ませて浴室へお邪魔します。
※浴室内は通常撮影不可ですが、平日昼間の無人の際に施設に許可を得て特別に撮影させて頂いたものと、公式HPよりお借りした物を掲載させて頂いております↓

f:id:kenichirouk:20200715093801j:plain

ROSCOはサウナ専門施設ですので、アメニティが豊富です。
髭剃り、シェービングクリーム、歯ブラシ、ヘッドマッサージャー等のアメニティも使って全身くまなくお清めを済ませ、まずはお風呂からライド温♨

f:id:kenichirouk:20200715211549j:plain

ROSCOでは、地下数百mから汲み上げた天然井戸水を鉱石濾過、電磁処理、電解処理を経て、磨き上げた超純水ミネラルウォーターを全館で利用しているとの事。
浴槽は右手がそのミネラルウォーターがなみなみと満たされたメインバス。
そのお隣がバイブラで一番奥は超優良天然水かけ流しの水風呂です。
内湯のメインバスとバイブラで軽く温まってから、脱衣所を挟んで反対側の露天エリアにあるSGE露天風呂(天照石を使用したジャグジー)へ。梅雨空の霧雨の中入る露天ジャグジーはまた格別に心地よさです。

f:id:kenichirouk:20200715211706j:plain

こちらのジャグジーでじっくり体の芯まで温まってから、いざサウナ室へ。

 

ROSCOのサウナは、サウナストーンを使用した本格派。
この日のコンディションは94℃で、入った瞬間はマイルドですが、ジリジリと灼熱に包まれるトースターサウナです。

f:id:kenichirouk:20200715211753j:plain

都内サウナには珍しく寝転びスペースが多くあり、ゴロンと横になってのサウナ浴が楽しめます。サウナ室内では対流で熱された空気が上部に溜まる為、通常座ると頭部や顔面が熱いですが、横になれば体感温度が均一になる為、空いていればごろ寝がおススメです。

f:id:kenichirouk:20200715093825j:plain

サウナ室前の超優良天然水風呂は、ライオンの吐水口からザバザバと新鮮な水が投入され、奥にもボコボコと噴出口がある為、水風呂全体に緩い流れがあり、全面からザバザバ掛け流されています。水温は20℃ほどですが、清流の流れに身を浸しているようで、心地よく全身をクーリングしてくれます。

f:id:kenichirouk:20200715211923j:plain

休憩は露天エリアで初夏の外気と霧雨とジャグジーの蒸気に全身を撫でられる極上の外気浴体験が楽しめます。

この日は以下3セットで心地よく❝ととのう❞*1事が出来ました。

・寝転びサウナ7分⇒超優良天然水風呂1.5分⇒極上露天外気浴3分
・寝転びサウナ10分⇒超優良天然水風呂2分⇒極上露天外気浴3分
・寝転びサウナ12分⇒超優良天然水風呂2分⇒極上露天外気浴5分

仕上げは超純水ミネラルウォーターが最も心地良く感じられたメインバスにてゆったりリラックスバスタイムを楽しんだ後、シャワーで軽く流して上がりました。

f:id:kenichirouk:20200715212032j:plain

本日も良きサウナをありがとうございました。
TOTEM POLE PHOTO GALLERYへもROSCOへもお近くへお立ち寄りの際は是非♪

*1:寝転びサウナ⇒超優良天然水風呂⇒露天外気浴のループで、心の中の心象風景に虹がかかる様w

閉店|メンズサウナこり・こり|新宿|湯活レポート(サウナ編)vol.31

f:id:kenichirouk:20200630105304j:plain

cori-cori.jp

【入浴日】2020/6/30
【閉店日】2020/11/24
【所在地】東京都新宿区歌舞伎町1-20-1 ヒューマックスパビリオンB1F・B2F

Google マップ

 

この日は仕事終わりが終電後となり、「メンズサウナこり・こり」さんへお邪魔しました。メンズサウナこり・こりさんへは、JR新宿駅下車、東口を出て駅前ロータリーを抜け直進(※道中の写真は別日に撮影したものです)

f:id:kenichirouk:20200630104746j:plain

そのまま靖国通りを渡り、歌舞伎町一番街に入ります。

f:id:kenichirouk:20200630104838j:plain

歌舞伎町一番街の突き当り、HUMAXビルのB1・B2F。

f:id:kenichirouk:20200630104941j:plain

こちらの階段を下りたところが受付ロビーです。

f:id:kenichirouk:20200630105025j:plain

入口には施設案内のPOPが置かれています。

f:id:kenichirouk:20200630105110j:plain

それでは早速、受付を済ませてまずは翌日に備えて休憩室で仮眠します。

 

翌朝早めに起きて朝ウナ*1を求め浴室へ。
サウナ専用施設は、一般の銭湯と異なり料金が高い分、アメニティが充実しています。ナイロンタオル、ヘッドマッサージャー、髭剃り、シェービングクリームを駆使して出社前の身だしなみを整えつつ、全身お清めを済ませお風呂へライド温♨

f:id:kenichirouk:20200615141903j:plain

メインバスは右手が電気風呂の付いたジャグジー、左手が静々とお湯を湛えた湯船。
まずはジャグジーと電浴で軽く凝りをほぐし、左手のお湯の中で手足を存分に伸ばしてリラックスバスタイム♪
お隣はハイパージェットが3カ所に有り浴槽全体が緩く旋回するトルネードバス。
こちらで歩行浴と腰回りの水流マッサージをじっくり楽しみます。

f:id:kenichirouk:20200615141918j:plain

 

体も温まって来たところで、2つあるサウナの内、低温サウナから。
低温サウナは室温60℃程。壁面に岩盤が埋め込まれたラジウムサウナとなっており、サウナ×岩盤浴の遠赤外線効果でじんわり発汗します。
水風呂は15℃ですが、静水ですので、静かに全身を沈めてじっとしていれば、天使の羽衣*2出来てしっかりクールダウンを楽しめます。
クールダウン後、トルネードバス横の休憩椅子での休憩を挟んで高温サウナへ。
高温サウナはガス遠赤外線式ヒーターでこの日のコンディションは104℃。
周りからの輻射熱も柔らかくマイルドな為、温度の割にじっくり入る事が出来ます。

f:id:kenichirouk:20200615141929j:plain

この日は以下3セットで心地よく❝ととのい❞*3ました。

・低温サウナ10分⇒水風呂1分⇒休憩3分
・高温サウナ10分⇒水風呂1分⇒休憩3分
・高温サウナ12分⇒水風呂1.5分⇒休憩3分

最後は熱めのシャワーでシャキッと体を目覚めさせてから上がりました。
帰りに出口のご挨拶POPを見て、同じサービス業に携わる身としてちょっとほっこりした気分になり、会社へ向かいました。

f:id:kenichirouk:20200630105158j:plain

 本日も良きサウナをありが湯ございました。

【追伸】
今年6月にお世話になったメンズサウナこり・こりさんですが、閉店の一報が飛び込んで参りました。誠に残念ですが、開店から9年余りの期間のご営業、誠にありがとうございました。閉店まで後20日余り、機会のある方は足を運んでみてください。

f:id:kenichirouk:20201102055814j:plain

その後、現在は運営が変わり「SOLA SPA新宿の湯」として生まれ変わっています。

yukatsu.hatenablog.com

※浴室内は撮影不可の為、施設にご了承を頂き、公式Webサイトより拝借しております。

*1:夜勤明け早朝サウナや終電後仮眠明け早朝サウナ、また最近は出勤前朝活でサウナ等、朝に入るサウナを総称して「朝ウナ」と呼びます

*2:水風呂内でじっとしていると体表の水温が体温で温められ、薄く儚い温度の膜が出来る事

*3:サウナ⇒水風呂⇒休憩のループで力強く昇る太陽のようにエネルギーが体の中に満ちる様w

カプセルイン大塚|自粛明けサウナ始め|湯活レポート(サウナ編)vol.30

f:id:kenichirouk:20200528194529j:plain

www.capsule-in-otsuka.co.jp

【入浴日】2020/5/28
【所在地】東京都豊島区北大塚2-15-10

Google マップ

 

この日は、緊急事態宣言解除を受けて営業再開したと伺い、仕事帰りの道すがら、「カプセルイン大塚」さんのサウナへお邪魔しました。自粛明け初サウナです。
前回3/22の太古の湯グリーンサウナから、実に60日超振りのサウナです。
※こちらは太古の湯グリーンサウナ閉店お別れ編レポートです↓

yukatsu.hatenablog.com

 

4Fで受付を済ませたら、早速館内着に着替えて8F浴室フロアへ。
カプセルイン大塚さんは、泊まりは男女それぞれ専用フロアがあるのですが、併設の大浴場・サウナは男性専用との事。『いや~申し訳ないッ‼(昼のセント酒風w)』
パウダールームには冷水器もあり、至れり尽くせり。

f:id:kenichirouk:20200528195122j:plain

サウナ専用施設はアメニティが充実しています。
リンスインシャンプー、ボディーソープは言うに及ばす、ナイロンタオル、ヘッドマッサージャー、髭剃り、シェービングクリーム、軽石。各種アメニティを駆使して、全身くまなくお清めします。

f:id:kenichirouk:20200528050808j:plain

全身ピカピカに磨いたら、まずは大浴場にライド温♨
41℃程度の適温のお風呂、ジェットバスが付いており、軽く血行促進してゆったり温まります。大きな湯船で手足を伸ばしてリラックスバスタイム♪

 

体がほどよく温まったところで、いざ久方ぶりのサウナゾーンへ❕

f:id:kenichirouk:20200528194727j:plain

カプセルイン大塚さんのサウナは、室温90℃。サウナストーン「香花石」をサウナストーブで熱する本格的な遠赤外線サウナ。適度に湿度も感じられ、白木と麦飯石の壁からの輻射熱も心地よいグッドサウナです。TVやBGMはなく、久方振りのサウナ始めとしては、サウナに集中して瞑想でき、イイ感じです。芳香剤らしきものが数ヶ所設置されており、微かにシトラス系のアロマが感じられました。
5/26から営業再開されていますが、現在はソーシャルディスタンスで一度に入るのは三名まで。サウナマットが一つ置きに交互に置いてあります。私も普段はタオルをターバン状に頭に巻くところですが・・・

f:id:kenichirouk:20200528211214p:plain

この日は西部劇の強盗よろしくバンダナタオルのように口元に巻いて挑みました。

f:id:kenichirouk:20200528212810p:plain

息苦しいかと思いましたが、呼気の熱さが緩和され、コレはコレでアリです。

サウナで程よく汗をかいたら、サウナ室前の水風呂へ。
水風呂は20℃を指していましたが、久々なのと、足元と湯口からから新鮮な水が注がれていて、爽快にクールダウンを楽しめます。
この日は以下3セットでメチャメチャ❝ととのい❞*1ました。
久々だったせいもあるかも知れませんが、グワヮヮヮ~ンと心地よさの波が体の内側から沸いてきていつまでも続く感じ

・サウナ7分⇒水風呂⇒1分⇒休憩3分
・サウナ10分⇒水風呂⇒1.5分⇒休憩3分
・サウナ15分⇒水風呂⇒2分⇒休憩5分

最後は熱めのシャワーで軽く流してから上がりました。

 

湯上り後のパウダールームでは、綿棒、フェイスローション、ボディークリームとこちらも至れり尽くせり。
館内着を纏い休憩室に行くと、上からJR大塚駅前の風景が見えます。

f:id:kenichirouk:20200528195000j:plain

休憩室横からテラスに出る事が出来、夕陽が余りに綺麗だったのでこちらでも一枚。

f:id:kenichirouk:20200528195026j:plain

宵闇が迫る中、微風に撫でられ、再び軽くととのいそうになりましたw
 

お近くへお立ち寄りの際は是非♪

※浴室内は、施設に許可を取り公式HPより拝借しております。
※パウダールーム・サウナ室は無人の時間帯に施設に了解を得て撮影させて頂いたものです。

*1:サウナ⇒水風呂⇒休憩で訪れる浮遊感、多幸感。

閉店|太古の湯グリーンサウナ|平塚|湯活レポート(サウナ編)vol.29

f:id:kenichirouk:20200322223703j:plain

【入浴日】2020/3/22
【閉店日】2020/4/28
【所在地】神奈川県平塚市錦町1-18

Google マップ

【泉質】カルシウム・ナトリウムー塩化物泉(強張性・弱アルカリ性・温泉)ph8.55

f:id:kenichirouk:20200322223911j:plain

f:id:kenichirouk:20200322230559j:plain

 

この日は週末を利用して「太古の湯グリーンサウナ」さんへお邪魔しました。
こちらはドラマ「サ道」第5話でも紹介されたサウナ―の聖地の一つとされています。

www.tv-tokyo.co.jp

現在は温泉もあり、スーパー銭湯然としていますが、元々サウナ施設としてスタートし、現在もサウナ施設としての認知の方が大きい為、湯活レポートでもサウナ編として取り上げさせて頂きました。

太古の湯グリーンサウナさん行く為、一路都心を離れJR東海道本線 平塚駅へ。この日は湘南新宿ラインで行きましたが、乗車時はそこそこ乗っていた乗客も一人抜け、二人抜け、平塚駅到着時は気づけば一車両1~2名の貸切状態。疎開情緒満載ですw
平塚駅で下車したら西口を出て駅前通りを東海道線沿いに左手方向へ。

f:id:kenichirouk:20200322223746j:plain

突き当たり正面が太古の湯。駅徒歩2分程度です。

f:id:kenichirouk:20200322233125j:plain

玄関を入ると子犬と女神の像がお出迎え。
この日は週末のせいか、閉店情報が流れたせいか、私が14:30頃到着した際は、下足箱が最後の一つという状況でした。

f:id:kenichirouk:20200322233200j:plain

受付横には「サ道」原作者のタナカカツキ氏のサインもあります。

f:id:kenichirouk:20200322233239j:plain

 

それでは早速受付を済ませて浴室へ参ります。
太古の湯さんは、元がサウナですので、アメニティが充実しています。備え付けのナイロンタオル、ヘッドマッサージャー、髭剃り、シェービングフォーム、歯ブラシ等を駆使してまずは全身ピカピカにお清めします。これは体の汚れを落とすマナーもありますが、お湯に体を慣らしてヒートショックの抑制、毛穴や汗腺の汚れを流しておく事で、入浴時やサウナ浴時にスムーズな発汗を促す意味もあります。

沐浴を済ませたところでまずは内湯のジャグジーバスで軽く血行促進。

f:id:kenichirouk:20200322114013j:plain

続いてお隣の源泉掛け流し浴槽へ。こちらは湯温35℃とぬるめですが、源泉の泉温がズバリ35℃ですので、加水・加温ナシの正真正銘の源泉掛け流しです。

f:id:kenichirouk:20200322114038j:plain

太古の湯グリーンサウナの源泉は、地下1,300mから毎分143ℓ湧出する、約2,400万年前の地層に閉じ込められた古代海水由来の温泉です。溶残物質を12,210㎎/㎏と温泉の定義の12倍以上の成分を含む塩化物泉で、源泉槽の湯口の湯を少し舐めると弱塩味。微かに油臭がする事で、これが石油化する前の化石海水である事が実感出来ます。高調性で皮膚に浸透し、塩化物がヴェールのように肌を包んで保温瓶のように温める熱の湯です。
源泉掛け流し浴槽で源泉の感触を楽しんで、お次は加温源泉のひのき風呂へ。

f:id:kenichirouk:20200322114226j:plain

薄濁りの熱の湯に浸り、じっくり体の芯まで温まります。

 

体が十分温まったところで続いて露天風呂へ。

f:id:kenichirouk:20200322114105j:plain

露天風呂は高濃度炭酸泉。湯に溶けた炭酸ガスが血管を拡張させ血行を促進させると同時に老廃物質を押し流し、全身に酸素供給する事で疲労回復に効果があります。

 

湯通しで体も十分温まったところで、いよいよロウリュ*1サウナ!

f:id:kenichirouk:20200322114323j:plain

太古の湯のロウリュサウナは、サウナストーンが積まれたikiヒーターで、本日のコンディションは95℃。ログハウスのような造りで木や石の壁の輻射熱が柔らかい為、実際はもう少しマイルドに感じます。
サウナ浴で発汗後はガッシングシャワー(水桶)で一気に汗を流します。

f:id:kenichirouk:20200322114817j:plain

その後は天然井戸水の水風呂でクールダウン。水温は18℃前後ですが、井戸が深いのか源泉に近い薄濁りの冷水で、肌触りが滑らかなので心地よくリラックス。

f:id:kenichirouk:20200322114620j:plain

クールダウン後は露天エリアの休憩椅子で横になって外気浴。
近くには相模川と金目川が流れる為、川風が吹いてきて心地よいです。この日は3月ですが、昼の気温が25℃まで上がり、露天外気浴が日光浴を兼ねてじんわり温かく、最高の外気浴環境だったと思います。

f:id:kenichirouk:20200323003934j:plain

外気が暑すぎる、また冷たすぎる場合は内湯エリアにも休憩椅子が充実。

f:id:kenichirouk:20200322114720j:plain

ロウリュサウナ2セットを挟んで「サ道」でも登場したテントサウナにも挑んでみました。テントサウナは当日テントサウナ横のスタッフに声掛けして予約するシステムですが、終了17:00でかなり早い時間に予約で一杯になってしまう為、希望者は入場後早めに申し込んでおく事をお薦めします。
テントサウナはMobiba製のモバイルサウナで、薪ストーブ、セルフロウリュ、ヴィヒタ*2でのセルフウィスキング*3と本格的なフィンランドスタイルのサウナが楽しめます。幸い同室になった方はサウナ経験のある方で確認しながらロウリュしましたので、最後までじっくり薪ストーブの遠赤外線効果とヴィヒタウィスキングでの心地よい刺激(背中をヴィヒタで叩くとマジで気持ち良いです)を楽しめましたが、にわかサウナーの若者等はセルフロウリュに気分が高揚し、冒頭から掛け過ぎたりバケツで掛けたりして耐え切れず熱さ(痛さ?)だけ味わっただけで短時間で出てくる方も結構いらっしゃいましたので、アロマ水の掛け過ぎには注意しましょう。
※ドラマ「サ道」でもアロマ水の掛け過ぎで主人公が悶絶してましたよねw

f:id:kenichirouk:20200322114756p:plain

この後ロウリュサウナでは17:00のサイプレスとジンジャーエールのアロマ水を使用したアウフグースにも、18:00のフィンランド製白樺と樫の木のアロマ水でのヴィヒタロウリュにも参加でき、特にヴィヒタロウリュでは人数が多い為スタンディングではありますが、人生2度目のウィスキング体験も出来、サウナ大満喫の一日となりました。
※ちなみにコチラは草加健康センターでの人生初ウィスキング体験の模様です↓

yukatsu.hatenablog.com

お陰様でこの日は、以下5セットでバッチリ❝ととのう❞*4事が出来ました。

・ロウリュサウナ10分⇒水風呂1.5分⇒露天外気浴3分
・ロウリュサウナ10分⇒水風呂1.5分⇒露天外気浴10分
・テントサウナ10分⇒水風呂1.5分⇒露天外気浴3分
・ロウリュサウナ12分(アウフグース)⇒水風呂1分⇒休憩10分
・ロウリュサウナ12分(ヴィヒタロウリュ)⇒水風呂1.5分⇒休憩5分

仕上げは内湯の源泉掛け流し浴槽から加温源泉のひのき風呂に浸かって、サウナ後、発汗で老廃物を洗い流した皮膚に美肌の源泉をじっくり取り込み、十分堪能したところで、手桶に汲んだ源泉に浸したタオルを固めに絞り、即席源泉おしぼりで全身に源泉成分を染み込ませるように軽く拭きあげて上がりました。
※源泉成分は入浴後2~3h、皮膚から取り込まれる為、流さず軽く拭きとる方が効果が持続します。

 

湯上り後表に出ると日は落ちていて、太古の湯の赤と緑のネオンが煌々と平塚の夜空を照らしていました。本日も良い湯と素晴らしいサウナをありがとうございました♨

f:id:kenichirouk:20200322233348j:plain

その「太古の湯グリーンサウナ」が閉館になると伝わってきたのは今月に入ってから。原因は設備の老朽化との事。入浴客には分からなくても、見えないところでバックヤードでは様々な難題があり、難しいのだなと感じました。

f:id:kenichirouk:20200426203120p:plain

創業49年の長きに渡るご営業、おつかれさまでした。
コロナの影響で閉館が早まり営業は、2020/4/28までです。

※コチラは閉館翌日「文春オンライン」掲載の加川社長のインタビュー記事です↓併せてどうぞ。

bunshun.jp

※浴室内は撮影不可の為、施設に許可を得て公式Webサイトより拝借しております。

*1:フィンランド語で蒸気の事。サウナストーブへアロマ水を注ぎ高温蒸気を発生させる事も意味し、日本ではそれを熱波師が扇いで入浴客に浴びせ発汗を促すサービスまで含めてロウリュと呼ぶ事もあるが、こちらは正式にはアウフグース(ドイツ語)。この場合、ロウリュサービスがあるサウナという意味のネーミングのようです

*2:白樺の枝葉を束ねた物

*3:サウナ室内でヴィヒタで扇いで森林浴の薫りを楽しんだり、体を叩いて血行促進する

*4:サウナ⇒天然水風呂⇒露天外気浴のループで特有の浮遊感と共に魂が春風と共に昇華される様w

Sauna&Hotel かるまる<男性専用>|池袋|湯活レポート(サウナ編)vol.28

f:id:kenichirouk:20200307144628j:plain

karumaru.jp

【入浴日】2020/3/7
【所在地】東京都豊島区池袋2-7−7 6F

Google マップ

 

1.サウナの日

この日3月7日は、公益社団法人日本サウナスパ協会が定めるサウナの日です。
この日は全国の登録サウナ施設で『37歳のお客様+そのお連れ様1名を無料でサウナにご招待』という何とも太っ腹な企画が催されました。
※開催対象店舗は以下の通り

https://www.sauna.or.jp/pdf_files/2020_SaunaDay.pdf
今年のサウナの日は昨日終わりましたが、サウナの日は、うるう年と異なり毎年訪れますので、これから37歳を迎える方は、既にサウナーの方も、未経験者も、その年を指折り数えて是非対象サウナ施設を訪問して頂ければと存じます。38歳以上の方は、残念ながらもう永遠に対象にはなれない為、毎年サウナの日に向けて37歳を迎える友人を作りましょうw
サウナスパプロフェッショナルを保持し、サウニストを自称する湯活のススメ管理人も、この日ばかりは『永遠の37歳』と言いたいところですが、残念ながら違う為、今年もひっそりとサウナ施設を訪問しました。

2.Sauna&Hotel かるまる

という訳で、この日は池袋「かるまる」へお邪魔しました。
こちらは関東最大級のサウナ施設との触れ込みで2019/12/3にOPENした施設です。
元はロビーというサウナ&カプセルで、こちらは前職時代、と言ってもまだ若かりし折、池袋で深夜帯店舗勤務を経験した事もあり、良く利用させてもらっていましたので、こうやって注目施設に生まれ変わり、感慨深いものがあります。
※TOPの写真にもかるまるの袖看板下にロビー時代の看板が残っています。
2020/1/16に二子玉川の蔦屋家電で行われたトークショーに、顔を出されていた「かるまる」監修のサウナ王こと太田広氏より、2月中旬よりいよいよ薪サウナを稼働されると伺い、満を持して、今回の訪問となった次第です。

store.tsite.jp

かるまるさんへは、JR・他 池袋駅下車、西口を出て駅前通りを直進。

f:id:kenichirouk:20200307144016j:plain

丸井前の西口五差路を右折し劇場通りへ。

f:id:kenichirouk:20200307144131j:plain

駅から徒歩3分程で、「ゆ」の屋上看板と共にかるまるが見えて来ます。

f:id:kenichirouk:20200307144411j:plain

1FからEVに乗って6Fフロントフロアへ。

f:id:kenichirouk:20200307144807j:plain

6Fエントランスにも「ゆ」の文字が揺らめき、湯活気分が高まります。

f:id:kenichirouk:20200307144918j:plain

下足箱の鍵にRFIDが付いており、入退場からロッカーの開錠・施錠、精算に至るまでワンストップです。フロントも受付業務は無い為、案内に専念してくれ、初めての利用でも親切に教えてくれるので、安心です。

 

それでは館内着に着替え、9F大浴場フロアへ。
ココからは事前情報でプレOPENに参加されたザックリととのうサウナ入門のやの様より、かるまるを監修されたサウナ王のプレゼン内容が届きましたので、そちらを交えながら報告させて頂きます(※サウナ王情報には🈂マークを付けます)
※サウナ王とは、私が語るよりご本人のHPをご覧くださいませ↓

www.rakurakuhd.co.jp

それでは、早速大浴場へお邪魔してみましょう。

 

サウナ施設と言えばアメニティが充実。かるまるもその点はバッチリです!
ナイロンタオルに髭剃り、シェービングクリーム、歯ブラシ、その他各種アメニティを駆使して全身を洗い清めてから、まずは温浴ゾーンからライド温♪


🈂温浴、サウナ、水風呂、全て浴槽やサウナ室に合わせ温度帯を変えてます

<5つの温浴>

9F:電気風呂(38℃)~電気風呂は炭酸泉の中にあり、強と弱があります。

f:id:kenichirouk:20210430055408j:plain

9F:炭酸泉(38℃)

f:id:kenichirouk:20210430055540j:plain

サラッと炭酸泉と表示してありますが、体感した感じでは適温の湯にしっかり炭酸成分が溶け込んだ良質の高濃度炭酸泉です。

10F:岩風呂(36.3℃)不感の湯

🈂岩風呂に使用している岩は1,000万円。岩風呂の建設費だけで家が建ちます

f:id:kenichirouk:20210430055608j:plain

岩は香川の庵治石、愛媛の大島石と並び、瀬戸内の三大銘石と謳われる岡山県産の『北木石』。不感温帯の湯というのは最近よく見ますが、こちらはドンピシャで体温に調整しており、露天の空を眺めながらいつまでも浸かっていられる心地よさです。

10F:マス風呂(43℃)

f:id:kenichirouk:20210430055805j:plain

マス風呂には青森ヒバが使用されており、ヒノキ同様、青森ヒバから出る精油によるツルツルした浴槽の手触り(これが防水・防虫効果を高め、浴槽を長持ちさせます)と共に、ヒノキとはまた違った清新な香りが楽しめます。

10F:露天ジャグジー(40℃)

f:id:kenichirouk:20210430055851j:plain

この日は上記の流れ通り湯巡りし、まずはしっかり体の芯まで温まりました。

 

<4つのサウナ>

続いて4つのサウナゾーンを巡ります。

9F:蒸サウナ(55℃)

f:id:kenichirouk:20210430055922j:plain

蒸サウナは1度に4名まで、6分ずつの交代制となっていますが、石榴口*1状の入口から入る樽状のコンパクトな空間で高温蒸気に包まれる為、想像したより熱いです。私は5.5分でギブアップでしたw

9F:岩サウナ(80℃)~オートロウリュ*2・アウフグース*3

f:id:kenichirouk:20210430060003j:plain

石サウナでは「花崗岩のダイヤモンド」とも称される「庵治石」を600㎏使用しており、ふくよかな輻射熱に包まれます。この日オートロウリュでは、ミントの香りが、アウフグースでは日本酒の麹の香りが楽しめました。通常アウフグースは1日5回(14:00~/17:00~/19:00~/21:00~/24:00~)開催していますが、この日は「サウナの日」でした為、毎時開催されておりました。

9F:ケロサウナ(90℃)
🈂ケロサウナのサウナストーンが丸いのはロウリュを柔らかくする為

f:id:kenichirouk:20210430060107j:plain

「ケロ」とは、樹齢200年以上の欧州赤松が立ち枯れた大変稀少な木材で、断熱性に富み、美しい光沢を持つことから「木の宝石」と呼ばれ、芳醇な香りも魅力です。かるまるさんのケロサウナでは、ケロ材の木材部と樹皮部を使用し、よりケロの香りと共に森林浴効果も楽しめるサウナとなっていました。毎時交換されるフカフカのマットに、一人ずつ使用できるサウナマットも用意されていて、気持ちよくサウナ浴が楽しめます。またケロサウナでは、サウナヒーターの前にアロマ水を満たした桶とラドル*4が置いてあり、他の入浴客に断った上でセルフロウリュが楽しめます。

10F:薪サウナ(80℃)

🈂薪サウナは薫りを楽しんでもらう為、定期的に薪の種類を変更

f:id:kenichirouk:20210430060129j:plain

薪サウナは(土日祝13:00)19:00~25:00利用可能ですが、土日祝の13:00~21:00は予約制となっていますので、ご注意ください。私も予約の上、楽しませて頂きましたが、この日はブナと白樺のブレンド材を使用しており、白樺のアロマ水を注いでロウリュして頂くサービスもあり、香ばしい薪の燃える香りと白樺のアロマに癒され、素晴らしいサウナ体験の時間が過ごせました。

 

<4つの水風呂>

9F:サンダートルネード(8~9℃)

f:id:kenichirouk:20210430060154j:plain

いわゆるシングル*5って奴ですw 深さも1m程あり、私で両手を水上に上げた状態で30秒がやっとでした。通常の方は、「10数えよう!」と言って入って10秒耐えられるかどうかという方が多かったように思います。まあ、これだけ冷たいと短時間でも皮膚を引き締めクールダウン効果もかなりですから十分です。アウフグースの後等は、回転率も良い為、効率の良い温冷交互浴と言えると思います。

9F:やすらぎ(25℃)

f:id:kenichirouk:20210430060229j:plain

一般に冷たいプール程度かと思いますが、サンダートルネード後に入ると一瞬お湯かと錯覚しますw 水風呂にしては暖かめですが、筋肉が弛緩し緩やかなクールダウンが楽しめます。

9F:昇天(32℃)

🈂32℃という温度帯は人間が冷たいと感じ始める境界線だそうです

f:id:kenichirouk:20210430060258j:plain

サウナ王が仰る通り、この絶妙な水温は、お湯か?お湯じゃないのか?というギリギリのラインかと思いますが、サウナ⇒サンダートルネード後に入ると心地よさに身も心も蕩けて、その辺りの細かい事はどうでも良くなりますw 一般にサウナ⇒水風呂⇒外気浴でディープリラックスモードへというのが通常ですが、かるまるの「やすらぎ」や「昇天」を体験すると、水風呂内でそのモードに入る事が出来、もう「このままでいいや」という感覚が味わえる事と思います。

10F:アクリルアヴァント(13℃)

f:id:kenichirouk:20210430060328j:plain

アクリルアヴァントは、薪サウナの前にある水槽上の冷水風呂です。水温はHP上では14℃となっていますが、露天エリアにある為、外気にも左右され、この日は13℃前後を行ったり来たりしていました。水深も1mあり、バイブラも効いている為、サンダートルネード同様、かなりのクールダウン効果です。

 

またサウナ⇒水風呂後の休憩コーナーですが、9F浴室内、9Fテラス、10F露天通路の長尺ベンチ、10F露天エリアに休憩用リクライニングチェアとあり、特に秀逸なのが、露天エリアのベンチやチェアの前にはマットが敷いてあり足元が冷えない工夫をしてある事です。夏場はともかく冬場は、外気浴自体は空気も澄んでいて心地よいのですが、露天の足元の板場や岩場は、水に濡れて激冷(真冬の温泉場の露天風呂を裸足で歩いた感触を思い浮かべてください)で、リラックスするより先に足裏の冷たさが気になり、私も良く足を浮かせて外気浴に臨んだりするのですが、プチ足上げ腹筋状態になり、リラックスとは程遠いものになる事がしばしばあり、これは大変有難い配慮です。

 

この日は「サウナの日」でしたので、朝から37セット、、、と行きたいところではありましたが、流石に昇天を通り越して成仏しそうでしたので、以下5セットでお陰様で今年1番の❝ととのい❞*6を得る事が出来ました。

・蒸サウナ5.5分⇒サンダートルネード0.5分⇒やすらぎ1分⇒昇天3分
・岩サウナ(アウフグース)15分⇒サンダートルネード0.5分⇒休憩3分
・薪サウナ10分⇒アクリルアヴァント0.5分⇒休憩3分
・ケロサウナ6分⇒サンダートルネード0.5分⇒休憩3分
・ケロサウナ12分⇒サンダートルネード0.5分⇒休憩5分
※岩サウナが長いのはアウフグース5分前に席確保で入室していた為w
※4セット目のケロサウナが短いのはサウナマット交換タイムの為

最終セット後は、露天ベンチでの休憩から、岩風呂、マス風呂で温まり直し、シャンプー、コンディショナーで洗髪してから、ラストは炭酸泉にしっかり浸かって、熱めのシャワーで流してから上がりました。
※最終セット後に洗髪を持ってくるのは最近のこだわり。サウナは皮膚の老廃物を排出し、ターンオーバーを促すことで、お肌には良いですが、高温環境の為、髪にはダメージを与える為、最初は軽く洗髪し、コンディショナー等はサウナ浴後の方が、湯上り後の状態が良いように思います。
※ラストに温浴と熱めのシャワーも最近のこだわり。サウナでは高温環境下で発汗しますが、発汗作用は人間が本来持つ恒常性で体温を冷やそうとする働きの為、水風呂⇒休憩のまま上がってしまうと湯上り後は逆に体を冷やし
過ぎる場合があり、最後は体を温めて上がるのがヒートショックプロテインを鍛える為にも良いと思います。

 

湯上り後、休憩していると両膝辺りにくっきりあまみ*7が出ていましたw

f:id:kenichirouk:20200307174448j:plain

ちなみに6~8Fはこんな感じです。
ホテルですので、泊まる事も勿論出来ますが、日帰り入浴でも食事や休憩、最近ではリモートワークのコワーキングスペースとしての利用も出来そうですね。

f:id:kenichirouk:20200307174319j:plain

 

尚、男性専用のかるまるですが、2020/3/17レディースデイも行うそうですよ。

f:id:kenichirouk:20200307204306j:plain

宿泊予約の事前申し込みは終了したそうですが、当日来店で施設はご利用いただけますとの事。女性サウナーの皆様、この機会にサウナパラダイス体験をどうぞ。
※残念ながらこの日は男性諸氏はご利用不可ですが、他の364日に是非♪
※浴室内は撮影不可の為、施設の許可を経て公式Webサイトより拝借しております。
※コチラはザっくりととのうサウナ入門 やのしん様のかるまるプレOPEN潜入ルポです↓

zakkurisauna.hateblo.jp

*1:江戸時代の蒸し風呂は蒸気を逃がさないように天井を下げて開口部を狭くしており、これを「石榴口」と呼んだ

*2:ロウリュとはフィンランド語で蒸気を意味し、サウナヒータにアロマ水等を注いで高温の蒸気を発生させる行為をそう呼ぶ

*3:ドイツ語でアウフギーサー(日本では熱波師)と呼ぶパフォーマーが、サウナヒーターに注いだアロマ水の高温蒸気をタオルや巨大な団扇等で入浴客に浴びせ掛け、より発汗を促すサービスを指す

*4:アロマ水を掬う柄杓

*5:10℃未満の冷水。一般にプールが25~30℃、水風呂が15~20℃ですから、かなりの極寒‼

*6:サウナ⇒サンダートルネード⇒アクリルアバント⇒やすらぎ⇒昇天の水風呂巡りからの休憩を経て辿り着く事が出来る現在のユートピアw

*7:しっかりサウナで深部体温まで温まり、急速に水風呂で冷やすと表層の毛細血管に血流が集中し浮かび上がるまだら模様

サウナ&スパ大東洋|梅田|湯活レポート(サウナ編)vol.27

f:id:kenichirouk:20200225224146j:plain

www.daitoyo.co.jp

【入浴日】2020/2/25
【所在地】大阪府大阪市北区中崎西2丁目1-9 観光ビル大東洋

Google マップ

【泉質】(※以前の表記:単純温泉(低張性・弱アルカリ性・温泉))

 

この日は大阪出張から半休を利用して「サウナ&スパ大東洋」へ。
サウナ&スパ大東洋さんへは、JR大阪駅、阪急・阪神・地下鉄御堂筋線の梅田駅、地下鉄谷町線の中崎駅からそれぞれ3~10分程度と、旅行や出張等での利用の場合も大変好アクセスなので便利です。
私は御堂筋線で向かいましたが、まず梅田駅を東通り方面へ出て都島通を直進。

f:id:kenichirouk:20200225224537j:plain

堂山町交差点で新御堂筋を渡った先、梅田駅からなら徒歩10分程。

f:id:kenichirouk:20200226214434j:plain

左手に巨大な大東洋ビルが見えて来ます。

f:id:kenichirouk:20200225224845j:plain

入口には天使の彫刻が入浴客をお出迎え。

f:id:kenichirouk:20200225224946j:plain

5Fがサウナ&スパの受付になっています。この日は後の予定もある為、受付を済ませたら早速階段を上った先のサウナ&スパゾーンへ。

 

浴室内に入ると温浴ゾーンは随所に彫刻が施されたヨーロピアン調の雰囲気。
この日1湯目ですので、豊富なアメニティ(ナイロンタオル、髭剃り、シェービングクリーム、歯ブラシ、ヘッドマッサージャー、軽石等)を駆使して全身をしっかり洗い清め、サッパリしたところで、内湯から湯巡りスタート♪
内湯はバイブラ付き白湯と健康風呂です。

f:id:kenichirouk:20200225225841j:plain

全身を包み込むバイブラで心地よく温まり、お隣の私史上最大級のライオンの湯口から薬湯が湯船に注がれる健康風呂へ。この日はレモンイエローのたんぽぽ畑の湯でした。湯面が午後の陽の光に照らされて煌めき、神々しい気分になりますw

 

内湯で軽く温まったところで露天風呂へ。
まずは入口にある深さ1mのハイパージェットバス。

f:id:kenichirouk:20200225225950j:plain

次に足裏、ふくらはぎ、太もも、背中4点の計10点攻めジェット水流寝風呂。

f:id:kenichirouk:20200225230438j:plain

更にそのお隣の打たせ湯(全身シャワーのジュビナバス使用)。出始めは湯温が安定せず、時折冷水になる為要注意。湯温が安定して来たら、脳天から湯滝を浴びるとマッサージ効果もあり、シャワーとは違った心地よさに浸れます。

f:id:kenichirouk:20200225230524j:plain

そしてお風呂のメインディッシュは、美泡-萬の湯-。黄金色に輝く鉱泉は、泉温が37.3℃と低目の為、加温していますがかけ流しなのだそうです。
※HPでは元々温泉分析書が貼ってありましたが、掲示が外されていた為、10年毎の分析で成分に若干の変動があり温泉の定義を外れたのか、フロントでも伺ってみましたが、正確なところは分かりませんでした。しかし湯の色等大きな変化は無い為、成分にも大きな変動はない物と思われます。

f:id:kenichirouk:20200225225910j:plain

ミロのヴィーナスのような女神像に見守られながら、信楽焼の陶板から発生する微細な美泡の超音波刺激に全身を包まれ、正に夢心地に浸れます。
その奥には常温のプールがあり、滝も流れ落ちている為、温浴ゾーンでも温冷交互浴が楽しめます。この後のサウナ浴を存分に満喫する為、予めこちらで水通し*1を済ませておきます。

f:id:kenichirouk:20200225230651j:plain

 

水通しも終えて準備万端の状態でまずはテルマーレ(50℃)から。

f:id:kenichirouk:20200225230739j:plain

蒸気に包まれたテルマーレ内は視界が効かない為、手探りで空き席を見つけ滑り込みます。白煙の蒸気に包まれ、全身柔らかく温められます。
テルマーレ後のクールダウンはペンギンルーム(0℃)。

f:id:kenichirouk:20200225230844j:plain

水風呂と異なり、0℃とはいえ、テルマーレやサウナでの発汗後は心地よい涼しさで、汗が引くまでしばらくリラックスします。
2番目に入ったのはセルフロウリュの出来るフィンランドサウナ(70℃)

f:id:kenichirouk:20200225230950j:plain

サウナストーブ前にアロマ水が置いてあり、先客にお断りしてラドル*2で一杯アロマ水をサウナストーンに注ぎました。この日のアロマ水はレモングラス。高温の蒸気と共に微かに柑橘系の薫りが漂い、心地よく発汗が促されます。
サウナゾーンには2つの温度帯の水風呂があります。
水風呂(21℃)・冷水風呂(13.5℃)

f:id:kenichirouk:20200225231107j:plain

フィンランドサウナ後は、まずは通常温度帯の水風呂でクールダウン。
クールダウン後はサウナゾーンの休憩椅子に寝転び、午後の日差しを浴びながら梅田のビル群を眺めゆったりリラックス出来ます。
サウナ室のクライマックスはやはりロッキーサウナ(90℃)。

f:id:kenichirouk:20200225231128j:plain

サウナストーンが山積みされたサウナストーブの遠赤外線が、広いサウナ室内の燻された木材やレンガ石に反射し、輻射熱が全身を包み込みこむ為、室温の割に体感温度は柔らかく感じます。
ロッキーサウナ前には、壺水風呂と壺冷水風呂も設置されています。

f:id:kenichirouk:20200225231244j:plain

私は、広い水風呂を求め、今度は冷水風呂へ。13.5℃の掛け流しは流石にキンキンで、毛細血管と末梢神経が集中する四肢は痺れる冷たさの為、両足を浴槽の縁に乗せ、水面の両ひざに手を置いて、集中的に体幹をクールダウンします。
この日は都合以下4セットでディープな❝ととのい❞*3の世界に誘われました。

・テルマーレ10分⇒ペンギンルーム1.5分⇒休憩3分
・フィンランドサウナ7分⇒水風呂1分⇒休憩3分
・ロッキーサウナ10分⇒冷水風呂1分⇒休憩3分
・ロッキーサウナ12分⇒冷水風呂1分⇒休憩5分

最後は、美泡-萬の湯-で黄金に煌めく鉱泉風呂に全身を包まれ、女神像と外気浴の祝福を浴びて、体を温め直してから、鉱石の湯を手桶に汲んで固く絞ったタオルで全身を拭き上げて美肌成分を体に染み込ませてから上がりました。

 

尚、こちらは4・5Fは男性専用ですが、BFは女性専用の大東洋レディス・スパとなっていますので、女性サウナ―にとっても嬉しい施設となっています。

f:id:kenichirouk:20200225225113j:plain

www.daitoyo.co.jp

 

本日も美肌の湯と多彩なサウナをありがとうございました♨
大阪梅田方面へお出掛けの際は是非♪

※浴室内は撮影不可の為、施設の許可を得て公式Webサイトより拝借しております。
※コチラはこの後の大阪銭湯初訪問 中崎町銭湯散歩のレポートです↓

yukatsu.hatenablog.com

yukatsu.hatenablog.com

 

*1:サウナ浴前に水風呂に浸かる事で、皮膚を引き締め火照りを抑える為、1セット目からじっくりサウナ浴が楽しめます

*2:アロマ水を掬ってサウナストーブにかける為の柄杓

*3:3種のサウナと3種の水風呂、ペンギンルームを彷徨った挙句辿り着くと言われる桃源郷w

CENTURION HOTEL&SPA|上野|湯活レポート(サウナ編)vol.26

f:id:kenichirouk:20200204003505j:plain

www.centurion-hotel.com

【入浴日】2020/2/3
【所在地】東京都台東区上野6-8-16

Google マップ

 

この日は3の付く日はサウナデーという事で、「CENTURION HOTEL&SPA上野駅前」へお邪魔させて頂きました。CENTURION HOTEL&SPA上野駅前へは、JR上野駅下車、広小路口を出て正面の上野御徒町中央通りへ。

f:id:kenichirouk:20200204003813j:plain

駅から徒歩2分程で左手にCENTURION HOTEL&SPA上野駅前が見えてきます。

f:id:kenichirouk:20200204003926j:plain

建物左手入口より奥へ進むとEVホール。

f:id:kenichirouk:20200204004019j:plain

CENTURION HOTEL&SPA上野駅前のコンセプトは「伝統の日本美をモダンに昇華させた、絢爛かつ閑寂な隠れ家」。全てが上質でオリエンタル&モダンです。
EVに乗って2Fフロント受付へ。

f:id:kenichirouk:20200204004335j:plain

2Fのロビーもゴージャスでエクセレント。

f:id:kenichirouk:20200204004441j:plain

フロントで手渡されたのはこれまた上質なフカフカのタオル。

f:id:kenichirouk:20200204005024j:plain

受付を滞りなく済ませ、浴室へお邪魔します。

 

昨今サウナブーム到来とか言われていますが、この日が月曜日だからなのか、空いてる、、、というか貸切です!思わず施設に了解を得てロッカールーム、浴室を駆け足で撮影させて頂きましたので、写真を交えてレポートをお届け致します。
まずロッカールームからして和モダンが徹底されています。

f:id:kenichirouk:20200204004917j:plain

浴室も上質な和モダンテイスト。天井絵からしてゴージャスです。

f:id:kenichirouk:20200204005224j:plain

SPAには所謂洗い場は無い為、シャワーブースで沐浴を済ませます。
シャンプー、コンディショナー、ボディーソープ、ナイロンタオル、髭剃り、シェービングクリーム、歯ブラシ、アメニティは一揃い充実しています。
全身磨き上げたらお風呂へライド温♨

f:id:kenichirouk:20200204005551j:plain

こちらは湯温43.1℃の人工ラジウム泉でよく温まります。
ラジウム鉱石から発生する微弱放射線はお湯からの皮膚呼吸より、揮発したものを呼気から直接吸入する方が効果が高い為、ラジウム鉱石ユニットの横で暫し深呼吸。

しっかり温まったところでサウナ室へもお邪魔します。

f:id:kenichirouk:20200204005627j:plain

CENTURION HOTEL&SPA上野駅前さんのサウナは遠赤外線ヒーターで本日のコンディションは102℃。なかなかの熱さですが、湿度も適度にあり、輻射熱が柔らかい為、マイルドに感じられます。
サウナで深部体温まで十分温まったらお隣の水風呂へ。

f:id:kenichirouk:20200204005702j:plain

水風呂は16.4℃でザブザブ掛け流されている為、程よく全身をクールダウンしてくれます。水風呂から天井を眺めてしばし陶然。
クールダウン後は、サウナ室前の休憩椅子に座って休憩。

f:id:kenichirouk:20200204005751j:plain

本日は以下3セットを楽しませて頂きました。

・サウナ7分⇒水風呂1分⇒休憩3分
・サウナ10分⇒水風呂1分⇒休憩3分
・サウナ15分⇒水風呂1分⇒休憩5分
オリエンタルでモダンな空間で❝ととのい❞気分は天井の花鳥風月の鳥の羽に乗って歴史ロマンの彼方へ運ばれて行きましたw

 

帰りは反対側より出てみましたが、どうやら入口と思ったのは裏手でこちらが表だったようです。1Fエントランスも綺麗で瀟洒な雰囲気です。

f:id:kenichirouk:20200204005829j:plain

これだけゴージャスな施設が、入浴時から20分程度でしたが、貸切になる時間がある等、こちらはセンチュリオンホテル(オリエンタルI、Ⅱ、Ⅲも同系列)グループの中でもかなりの穴場。激込サウナに辟易しているサウナ―諸氏にはお勧めです。

f:id:kenichirouk:20200204005901j:plain

本日もGoodサウナをありがとうございました!
帰りに北の玄関口 上野駅に吸い込まれる帰宅者の流れに乗り、ちょっとセンチメンタルな気分になった1枚をUPして今回のレポートを終わりたいと思います。

f:id:kenichirouk:20200204005935j:plain

※浴室内は無人の際、特別に許可を得て撮影させて頂いた画像を掲載しております。
※コチラは系列の赤坂の「SAUNA RESORT ORIENTAL赤坂」のレポートです↓

yukatsu.hatenablog.com