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自宅で簡単にできる「自家製よもぎ風呂」を試してみた|湯活レポート(入浴剤編)vol.149

【入浴日】2023/5/10


この日は自宅で簡単にできる「自家製よもぎ風呂」を試してみました。
よもぎはキク科ヨモギ属の多年草で全国各地の土手や野原に自生しています。
よもぎ餅の香りと色付けに使用したり、お灸のもぐさとしても使用されます。

よもぎの旬は3月から5月頃です。ちなみにヤマトリカブトとよく似ているそうですが、コチラは猛毒ですので、お間違えのないように。見分け方は葉の形が若干異なる(トリカブトは雪の結晶状)と、よもぎは裏面が白く起毛し、香りがある点です。

まずはよもぎを軽く洗って虫や土を洗い流します。その後、ひたひたになるまで水を入れた鍋によもぎを投入し、弱火で鍋の水が半分になるまで煮詰めます。
この時点でよもぎの香りが凄いッ❕

本来でしたら、この煮汁をお風呂に入れても良いのですが、我が家は煮汁は別に利用したい為、煮汁を出した後のよもぎを取り出して軽く絞り、天日干しで乾かします。

パリッと乾燥したら天然よもぎ入浴剤完成w このまま保存も可能ですよ。

入浴準備がととのったら、完成したコチラを洗濯袋に移して薬袋を準備します。
※銭湯等でもこの方法で薬袋を浮かべているところ多いですよね。

それでは薬袋を湯船に投入。

投入すると、じわーっとよもぎエキスが湯に染み出していきます。

一旦風呂蓋を閉じて、よもぎエキスが抽出されるのを待つ間、入浴前の沐浴へ。
全身お清めを済ませ、サッパリ洗い終えたところで風呂蓋を開けてみると、よもぎエキスが湯に染み出してすっかりよもぎ茶の出来上がりw

そろりと自家製よもぎの湯に身を沈めると、ふぅぅぅぅ。。。
ほんのりよもぎの香りに包まれ、草原の中の湯浴み気分。
※この日はよもぎにちなみ緑色系のタオルをチョイスw

よもぎ風呂は、保温効果が高いので血行促進で肩こりや腰痛に効果がある他、殺菌作用が高く止血・抗菌作用が働き、切り傷・かぶれ等にも効果があるそうです。香りが高く肌触りも心なしか柔らかで心地よい浸かり心地ですよ。

暫し温まってから、熱めのシャワーで全身を流して上がりました。

 

因みによもぎを煮た時の煮汁はその後更にトロトロになるまで煮詰めて、我が家では腹痛時の常備薬や、日常の飲料にちょっと入れて、サプリメント的に服用します。

残りのよもぎは生のまま洗ったものを干してホワイトリカーに浸けて、4か月程おいて中のよもぎを取り出すと、よもぎローションが完成する予定(現在熟成中)w

コチラはグリセリンを加えて化粧水として使ったり、殺菌効果があるので虫刺されの時の消炎剤として使用したりします。

こうやって書くと、利用方法が多いよもぎですが、日本全国に生えているという事は、それだけ生命力が強いという事で、上手く利用すればそのパワーを頂けるという事でしょうね。よもぎの香りは日本人にも馴染みがあるので、お嫌いでない方も多いのではないかと思います。

気になる方は、是非一度お試し下さいませ♨

※コチラは湯活データベース(入浴剤編)です。スゴイ入浴剤続々!併せてご覧ください↓ 

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