湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

自分好みのスタイルで楽しめる個室プライベートサウナの世界

個室サウナの嗜み方

最近のサウナブームに乗り、プライベートな時間を楽しむ個室サウナが増えて来た。
選択肢が増えるのは良い事だが、メリットもデメリットもあるので、その特性を良く知った上で各位の楽しみ方を見つけて頂ければ幸いです。

・個室プライベートサウナのメリット

圧倒的なプライベート空間。勿論施設ごとのルールやマナーはありますが、どのようにサウナに入るかは、各自の自由。自分一人だけの空間なので、何分入るか、何セット入るか、寝そべるか、セルフロウリュはどの程度注ぐか*1、アロマは何をチョイスするか、他人に気遣うことなく、その日の自分の気分や体調にフィットさせる事が出来るのは、個室プライベートサウナの最大の魅力と言えます。

・個室プライベートサウナのデメリット

個室プライベートサウナのデメリットは大きく3つ。

<空間的制約>
各施設の採算ベースの中で個室面積、個室数を決めていきますが、都心の個室サウナの場合、賃料との兼ね合いでどうしても各個室面積に制約が出て来ます。具体的には水風呂が無く、冷水シャワーのみ。外気浴スペースが無い等の物理的な制約です。
ただ各施設もチラー*2で冷やしてキンキンな冷水シャワーを脳天から浴びられるとか、休憩椅子の上にサーキュレーターが仕込んであり、微風を浴びられるようになっているとか、創意工夫がありますので、利用者側も上手に利用すれば、そのデメリットをカバーする事が出来ます。

<時間的制約>

上記にも通じるものがありますが、個室貸切の性質上、貸切時間が定められていて、各施設ごとに設定が異なりますが、概ね60~90分位が多いようです。サウナーの皆様は通常3セット位過ごすかと思います。
ちなみに私の通常のセッションを当てはめてみると・・・

・受付~入室3分
・下準備10分(お清めや下茹で含む)
・1セット目:サウナ10分+水風呂1分+休憩3分(合計14分)
・2セット目:サウナ10分+水風呂1分+休憩3分(合計14分)
・3セット目:サウナ12分+水風呂1分+休憩5分(合計18分)
・後片付け10分
・退出~会計3分
総計:72分

実際にはロスタイムなくこれを行うのは難しいですから、受付~精算時間までをシュミレーションすると、かなりタイトという事がお分かり頂けるかと思います。満足度未消化のままサウナ浴を終えるのは勿体ないので、凡その目安を知った上で、1セット当たりの時間を短めにするとか、2セットと決めて1セット当たりの時間を充実したものにするとか、予めシュミレーションしておくと無駄なく貸切時間を過ごす事が出来るのではないかと思います。

<事前予約制>
個室プライベートサウナという性質上、各施設予め各サイト予約フォームより要事前予約制。フラリと行っても空いていれば入れるかもですが、サウナブームもあり、施設によってはなかなか予約が取れない状況ですので、事前予約が吉です。
また、事前予約制であるが故に、利用者の都合で遅れても終了時刻はズラせない事がほとんどですので、予め余裕を持って出かけましょう。

 

個室サウナデータベース

個室サウナのタイプ別に分類してまとめてみました。

yukatsu.hatenablog.com

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サウナブームもあり、当初コロナ禍で貴重な個室サウナは、通常のカプセル&サウナと比較しても若干高めにも関わらず、施設によっては予約が取りづらい状況でしたが、2022年に入って一気にOPENが加速したせいか、各施設大分予約も取りやすくなって参りました。今後はサブスク型で月額1~2万支払って気に入った同じ施設を何度も利用する層と、通常サウナより少し高めのビジター料金を支払って、アチラコチラの施設を利用する層に別れて来ています。ココから先、施設ごとの競争・差別化からサービスの拡充等も期待できるかもしれませんね。

 

サウナーの方も、サウナ初めての方も、誰にも気兼ねなく自分時間を過ごせる個室プライベートサウナの世界へ、一度は浸ってみてはいかがでしょうか?

*1:あくまで許容範囲内で、注ぎ過ぎはサウナストーブの故障や大幅な室温低下に繋がる為、禁物。目安は10~15分に用意されたラドル(アロマ水を掬う柄杓)で1~3杯まで。

*2:空調や水風呂を冷やす為の装置