湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

休業中|遠賀川温泉|九州温泉道④|湯活レポート(温泉編)vol.176

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【所在地】福岡県遠賀郡遠賀町浅木61-1

Google マップ

【入浴日】2022/6/19
【泉質】含鉄ーナトリウム・カルシウムー塩化物泉

 

この日は遠賀郡湯巡りで2湯目に「遠賀川温泉」さんへ行って参りました。
遠賀川温泉さんへは、JR鹿児島本線 遠賀川駅北口より鹿児島本線沿いに右手方向へ。

こちらの突き当りは右折し、鹿児島本線のガードを潜り向う側へ。

後は、また鹿児島本線の線路に沿うように先へ進み、こちらの橋で小川を渡り右折。

小川の先は北九州屈指の大河 遠賀川。遠賀川の川沿いを延々と先へと進みます。

遠賀川の反対側は田園風景が広がる長閑な景色。聞こえるのはかじかの鳴き声のみ。

暫く散策すると遠賀川温泉の看板を発見!その先老良(おいら)交差点を右折。

駅から徒歩35分程で遠賀川温泉さん到着。
長閑な田園風景の中に遠賀川温泉さんの赤屋根が一際目立ちます。

入口には大日如来像が祀られ、参詣してから中へお邪魔します。

ところで遠賀川温泉さんも、他施設の例に漏れず、数々のコロナ対策を行っておられますが、何か違和感が・・・大日如来にお祈りw しかも太字wwしかも二度書きww

尚、こちらは玄関横にある温泉分析書の掲示で平成12年2月7日版。

周辺観察はこの辺りにして、そろそろ中へお邪魔します。

ロビーにも温泉分析書の掲示があり、こちらは令和元年10月29日版。

券売機で入浴券を購入し、受付を済ませたら、いざ浴室へ。

 

さて、ここからは開店前に到着し、ご主人にご了承を得て中の様子も撮影させて頂きましたので、そちらの写真を交えてレポートを進めさせて頂きます。

浴室内は小屋組みのいかにも温泉場といった風情が漂います。

この日2湯目ですので、沐浴は簡潔に済ませ、早速内湯からライド温♨
どうです!この色‼ 見事な赤湯です。含鉄泉なので、温泉が酸化してエイジングされる過程で鉄分が酸化して赤色を呈するのですが、これ程の赤湯は別府の血の池地獄か、有馬温泉で見て以来です。入浴可能な含鉄泉としては九州屈指かも。
濃厚キャロットジュースのような湯は、鉄分と塩化物を多く含む為、とにかく良く温まります。湯口の湯を掌に掬って一舐めしてみると鉄錆の苦味が感じられます。

内湯でしっかり温まったところで露天風呂へ移動。
こちらは無色に近いですが、案内によると鉄分を抜いている為だそう。
湯温というか、水温は28~29℃程。夏場のぬるめのプール程度の冷泉です。
元が気温14℃で18.4℃の冷鉱泉ですから、コチラは加温無しの源泉のようです。
試しに一舐めしてみると、鉄分を抜いてある分苦味は薄れ、にがりのような風味。

内湯と露天の温冷交互浴の後は、ミストサウナへもお邪魔してみます。
コチラは頭上よりしっかりミストが降り注ぐ仕様で室温は40℃程。

しっかり蒸された後はミストサウナ横の水風呂へ。こちらは温泉水ではなく通常の水風呂ですが、水温は24℃程と露天の源泉水風呂よりは冷えています。

源泉の温冷交互浴とミストサウナの温冷交互浴を楽しんだ後は、暫し休憩し、〆はやはり内湯の加温源泉で九州屈指の赤湯を心ゆくまで堪能。

上がり湯に内湯を数杯被り、手桶に汲んだ源泉で絞ったタオルで全身を拭き上げて保温効果の高い源泉を全身に纏わせてから上がりました。

 

お陰様で九州温泉道4個目のスタンプをGETです。次はいつ来れるかな?

本日も良い湯、良きサウナをありが湯ございました。

その遠賀川温泉さんですが、店主ご高齢の為、2023/12/28より無期限休業に入られるとの事。新日鉄にお勤めだった店主が始めた九州屈指の赤い鉄泉、またいつか復活をお祈りしつつ、今はゆっくりとご休養頂きたいと思います♨