湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

両国湯屋 江戸遊|湯活レポート(スーパー銭湯編)vol.7

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www.edoyu.com

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Google マップ

【入浴日】2020/1/25

 

最近ブログを書いてSNS(Facebook、Instagram、Twitter等)で情報発信していると、逆に温浴施設の情報が次々舞い込んで来て、インスタでこんな企画が。

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何の気なしに応募させて頂いたところ、何とB賞ペアご招待券当選のお知らせが‼

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こんな事ってあるんですね。2020年は冒頭から良い年ですw
この日有難く、夫婦で両国湯屋 江戸遊さんへお邪魔させて頂く事にしました。
(息子はこの日はスキー合宿中)。

 

1.両国散歩

JR両国駅を降りて、まず向かったのは現在大相撲初場所がクライマックスを迎える両国のシンボル両国国技館。幟旗がはためき、力士関係者の出待ちで凄い人出でした。

f:id:kenichirouk:20200125215438j:plainその後、刀剣屋の前を通ったり、

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大きな亀に乗ったBig徳川家康像に遭遇したり、両国界隈を散策しました。

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2.野見宿禰神社

折角両国に来たので、相撲の神様「野見宿禰神社」を参詣する事にしました。
野見宿禰神社は江戸遊と同じ北斎通りで江戸遊さんの少し先。

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表門は相撲関係者しか入れない為、閉ざされていますが、裏門は開放されています。

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境内には石碑があり、1基には初代明石志賀之助から46代朝潮太郎まで、もう一基には47代柏戸剛以降の名前が刻銘されています。

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本堂前には31代横綱常ノ花寛市が奉納した大きな自然石の手水処があります。

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本堂の脇には小社があり、こちらは狐が祀られていたので稲荷神社のようです。

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比較的小さな神社ですが、日本相撲協会によって管理され、新しく横綱が誕生した際には、神前で土俵入りを披露する慣例となっている等、由緒正しく趣も重みも感じさせる風格が漂っています。お近くへお立ち寄りの機会がありましたら、参詣されてみてはいかがでしょうか?

 

3.カフェ「ORI TOKYO」

両国湯屋 江戸遊へ行く前に、ちょっと一息ティータイムする事にしました。
やって来たのは北斎通り沿いの「ORI TOKYO」さん。

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中へ入ってビックリ!葛飾北斎の富岳百景の額が壁一面にビッシリ!

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出されたお冷のコースターの見事さに二度ビックリ!

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二人ともアイスコーヒーと、私はアイスもなか。

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奥さんは焼きチョコレート(フォンダンショコラ)を注文。

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二人でシェアして頂きましたが、アイスコーヒーもスイーツも大変美味しく大満足でした。尚、ちなみに壁の絵は絵や版画ではなく、全てジャガード織り織物との事。それを知って三度ビックリ!!!
北斎通りはかつて本所割下水が通っていた場所で、葛飾北斎も住んでいたそうです。

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その北斎とフランス生まれのジャガード織りが出会って「ORI(織り) TOKYO」に掲示されていると知り、一粒で三度美味しいORI TOKYOさん。
こちらも北斎通りに来たら是非立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

 

4.両国湯屋 江戸遊

さて、ここまで寄り道しましたが、そろそろ目的の江戸遊さんを目指しましょう。
江戸遊さんへは、都営大江戸線 両国駅ならA3出口かA4出口を出て北斎通りへ。
北斎通り入口に江戸遊の看板があり、ココから徒歩1分程です。

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こちらが江戸遊さんの外観。

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【1F】受付。
【2F】男湯、男性休憩所
【3F】男女休憩室、食事処「北斎」、CAFE「応為」
【4F】女湯、女性休憩所
【5F】3つの岩盤浴(白珪房、月光房、ラドン岩盤浴「風」)

 

受付を済ませ、まずは岩盤浴ゾーンからお邪魔します。
岩盤浴は白珪房、月光房どちらか一つが料金内で利用出来、今回は予約時間の都合で月光房を選択。オプションでラドン岩盤浴「風」を付けて頂きました。
まずは予約時間までラドン岩盤浴「風」に行ってみます。

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通常座って楽しむスタイルですが、この日は貸切でしたので、岩盤浴マットを敷いて寝そべりながらラドン浴体験。遠赤外線効果でじんわり温まります。ラドンは微弱放射線で免疫細胞を刺激し、自己免疫力強化や疲労回復、アンチエイジング効果を高めます。呼気より効率よく吸収される為、室内で過ごす間、花鳥風月の天井絵を眺めながら、ゆっくり深呼吸を繰り返します。
予約時間が参りましたので、お次は月光房へ移動。

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こちらはピンク麦飯石を使用しており、遠赤外線とマイナスイオンにより、体の新陳代謝が促され、美容効果や健康効果が期待出来るそうです。予約時間の40分たっぷり使って、仰向け、うつ伏せとポーズを変えながら、体の深部まで遠赤外線効果で温まり、全身じっくり発汗し、房を出た後はスッキリ爽快です。
岩盤浴巡りでたっぷり発汗した後は、汗を流すべく温浴ゾーンへ。

 

江戸遊さんは、浴室入口にナイロンタオル、髭剃り、歯ブラシが常備されており、シェービングクリームも備え付けられている為、至れりつくせりです。アメニティ全てを駆使して全身を洗い清め、まずはスーパージェットあら波湯からライド温♨

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あら波湯の壁面には、富士山と荒波にもまれる小舟の北斎の浮世絵がタイル絵で表現されており、江戸情緒を高めてくれます。浴槽は手前からジェット付き座湯、奥は両サイドが5連のジェットバスで背面を広くマッサージ。センターは一本の強力なハイパージェットで、1か所を強力にぐいぐい刺激してくれます。センターの手摺の下は足つぼ石が埋め込まれており、足つぼマッサージ歩行浴も楽しめます。
各種ジェットの気泡の波に乗り、全身マッサージで良い気分。
続いてお隣の高濃度炭酸泉でじっくり血行促進。

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雲形の折り込み天井の間接照明の脇で、炭酸泉の湯面が露天からの明かりに反射されてゆらゆらと揺らめくのを眺めながらしばしリラックス。
体も温まってきたところで露天エリアへ。
まず寝湯の雲見の湯。こちらでも天井の窓明かりを見ながらゆったりリラックス。

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開放的な漢方薬湯にも浸かります。

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湯巡りですっかり体の芯まで温まったところでお待ちかねサウナゾーンへ♪

 

手始めに室温75℃の中温サウナへ。

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無理のない温度と湿度でじわじわ発汗が楽しめます。
ここで滝シャワーを浴びてクールダウンした後、フィンランドサウナへ。

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フィンランドサウナはサウナストーンが高く積まれたikiヒーター

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円筒形のヒーター全体から発せられる遠赤外線と壁からの輻射熱と対流で体の深部までしっかり温めてくれます。最初が17:00のエクストラロウリュ*1の回でした。
エクストラロウリュは「ブリティッシュロウリュ」。
BGMがビートルズに変わり、使用されるアロマ水はビーフィータジンを硬度249°のミネラルウォーター「ヒルドン」でブレンドした大人のアロマ水。
ビーフィータージンの原料であるボタニカルな草木根皮、レモンピールやオレンジピール、何種にも及ぶベリー系の香気か、微かに柑橘系の香りがサウナ室内に充満します。その中を2回転ロウリュサービスを堪能し、ロウリュ後もアロマの香り漂うサウナ室でしばし余韻を楽しみました。
サウナ後は水温18度の水風呂へ。

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水風呂にはカンカンに火照った体をクールダウンしつつ、実は皮膚を引き締める事で、必要以上の発汗を抑えて深部体温を維持する効果もあります。
水風呂後は露天外気浴で冬季の澄んだ鮮烈な微風に身を委ねます。
この日は以下4セットでバッチリ❝ととのう❞*2事が出来ました。

・中温サウナ10分⇒桶シャワー+水風呂1分⇒休憩3分
・フィンランドサウナ(ブリティシュロウリュ)12分⇒水風呂1分⇒休憩3分
・フィンランドサウナ12分⇒水風呂1分⇒休憩3分
・フィンランドサウナ12分⇒桶シャワー+水風呂1分⇒休憩5分

ブリティシュツロウリュ後のフィンランドサウナでは、サウナ室内のTVで同じ両国の国技館で令和初天覧相撲が行われているのを眺めながらのサウナ浴となり、何だか歴史的な物を感じ不思議な気分に。

 

最後はサウナ後の研ぎ澄まされた感覚で漢方の薫りに誘われ、露天薬湯で再度体の芯までじっくり温まり直して、軽くシャワーで流してから上がりました。

 

湯上り後は3F食事処で待ち合わせ。
先に上がって食事処「北斎」で一杯やっていた奥さんと合流し、両国気分で塩ちゃんこをシェアして頂きました。シンプルな出汁に素材の味が溶けて大変美味でした。

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本日も良い湯、良いロウリュ、美味しいご飯をありがとうございました!

 

両国へお立ち寄りの際は、江戸遊さんでの湯浴みも是非♪

※浴室内は撮影不可の為、施設のご了承を頂き、公式Webサイトより拝借しております。

*1:ロウリュとはサウナヒーターにアロマ水等を掛けて高温の蒸気を発生させ、発汗を促すサービス。これをスタッフや熱波師と呼ばれる方が入浴客に仰いで更に発汗を促進させるサービスはドイツ発祥で正式には「アウフグース」と呼ぶが、日本ではここまでを総称してロウリュと呼ぶケースが多い

*2:ブリティッシュロウリュ⇒水風呂⇒露天外気浴でアビーロードを歩く夢を見る様w