湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

百観音温泉|東鷲宮|阿弥陀の湯 / 菩薩の湯|湯活レポート(温泉編)vol.54

100kannon.com

【所在地】埼玉県久喜市西大輪2−19−1

Google マップ

【泉質】含よう素ーナトリウムー塩化物強塩温泉(高張性・弱アルカリ性・高温泉)PH7.5

アクセス

「百観音温泉」さんへは、JR東鷲宮駅 西口を出てロータリーを右手へ進みます。

ロータリーに沿って進み、一つ目の交差点で看板に従って右折。

駅から徒歩3分程で通りの左手に観音堂と百観音温泉が見えてきます。

 

百観音温泉の由来

元々、この地には徳川家由来の観音堂があり、百体の観音様が祀られていましたが、何度か焼失・再建を繰り返し、平成になって現在の観音堂が建立されたとの事。

あるとき素晴らしい湯脈に遭遇するとの観音様のお告げにより平成10年5月より温泉掘削したところ、源泉温度54.4℃、毎分490ℓ自噴する湯脈に遭遇し、百観音温泉と名付けられたそうです。

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湧き出た温泉は、温泉法の定義で1㎏中溶残物質を1,000㎎以上含むものとなっているところ、成分総計18,280mg/1kgと桁違いの豊富な成分を含有する正に霊泉となっています。また、泉質はナトリウム-塩化物強塩温泉で、肌を保湿し塩のベールで保温する俗にいう「美肌の湯」で、これが昔なら「観音様はこの地に美人の湯を授けられた」ということになるのかも知れませんね。

 

館内案内

入口を入ると名前の由来通り金色の観音像が入浴客をお出迎え。

コチラは百観音温泉さんの館内案内図。
1Fがフロント・ロビー・2つの浴室・お食事処「松竹亭」、2Fは休憩スペースです。

そしてコチラは浴室の湯巡り案内図。

 

2024/2/18:阿弥陀の湯

この日は久方振りに百観音温泉さんへ。百観音温泉さんでは一週間おきに「阿弥陀の湯」「菩薩の湯」の二つの浴室を男女入替制ですが、この日のお目当ては未湯の「阿弥陀の湯」。事前確認して参りましたので、予定通りこの日は男湯が阿弥陀の湯。

改めて下が阿弥陀の湯の浴室案内図です。

レイアウトの違いが主で、各浴槽は基本同じですので、浴室風景等は初回の「菩薩の湯」の物をご参照下さいませ。

何と言っても百観音温泉さんの素晴らしいのは湯量豊富な掘削自噴の源泉です。
泉質は含よう素ーナトリウムー塩化物強塩温泉。目薬の成分にも含まれるメタホウ酸を160.9㎎と規定値の32倍強含有する為、殺菌力も高く保温効果と傷や肌荒れにに効くお湯と言えそうです。施設では毎日浴槽を完全換水、清掃を実施した上で、毎分490ℓも沸く泉温54.4℃の熱い湯を加水加温無しの完全掛け流しで各浴槽に注いでおり、常にフレッシュな状態で生源泉を味わえます。肌触りはナチュラルですが、仄かに油粘土のような石油臭が漂うモール泉で、殊に露天の立ち湯では深さ120㎝の浴槽に源泉温度に近い46℃の湯を注いでおりパンチの効いた塩化物泉をタップリ味わえます。

湯巡りでしっかり温まったところでサウナ室へもお邪魔します。
阿弥陀の湯のサウナは遠赤外線ストーブで、この日のコンディションは88℃。
発汗後はサウナ室お隣の水風呂へ。こちらは水温24℃の深層地下水かけ流し。
共にマイルドですが、源泉メインでじっくり楽しむにはこの位で良いのです。

この日は以下3セット楽しませて頂きました。

・サウナ7分⇒深層地下水かけ流し水風呂1.5分⇒寝ころび湯5分
・サウナ10分⇒深層地下水かけ流し水風呂1.5分⇒外気浴3分
・サウナ12分⇒深層地下水かけ流し水風呂1.5分⇒外気浴5分

仕上げは立ち湯で再度体の芯まで温まり直し、手桶に汲んだ源泉を頭から数杯被り、これまた源泉で絞ったタオルで全身を拭き上げて上がりました。

 

湯上り後は、お腹も空いたところで家族でお食事処「松竹亭」へ。
私は絶品サ飯より「豚の甘味噌焼き定食」を頂いてみました。

食事後表へ出ると、すっかり日は落ちて百観音温泉のライトが夜に瞬いていました。

本日も良い湯、良きサウナ、美味しいサ飯をありが湯ございました。

 

2018/4/29:菩薩の湯

この日は埼玉に沸く極上温泉「百観音温泉」を初めて訪ねました。
では、早速この霊験あらたかな霊泉を頂きたいと思います。
百観音温泉には阿弥陀の湯と菩薩の湯があり、この日は菩薩の湯。

まずは沐浴を済ませ、内湯から湯巡りスタート。
<内湯>熱湯、ジャグジー

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熱湯は源泉をなみなみと注いだ浴槽で湯温は43~44℃。かけ湯をして肩まで浸かると源泉がひたひたと肌に押し寄せてきて、塩化物泉の「熱の湯」との相乗効果ですぐにポカポカ温まります。お隣のジャグジーで更に血行促進します。

<露天>露天岩風呂、立湯、高濃度炭酸泉、寝湯、寝ころび湯
まずは内湯で火照った体を露天の森林外気浴で冷ましながら、露天エリアをぐるっと一巡りします。最初はオーソドックスに適温の露天岩風呂で寛ぎました。

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お次はちょっとチャレンジして立湯の高温湯へ。こちらは都内熱湯銭湯、草津温泉なみの46~48℃の高温湯。源泉の泉温が57℃ですので、最も生源泉に近いお湯といえます。立湯で全身浸かれますので、のぼせない程度に短時間でサッと温まります。

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その下が高濃度炭酸泉で湯温は38℃前後、高濃度炭酸のプチプチとした刺激が心地よく、一気に寛ぎモードで筋肉が弛緩しますw

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寝湯と寝ころび湯も秀逸です。
寝湯はジェットバス付の寝そべり湯。

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寝ころび湯は、霊泉が流れる湯床に寝る岩盤浴+霊泉のリラクゼーションバスです。

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露天も一通り巡ってすっかり血行も良くなったところでお次はサウナ室へ。

<サウナ>サウナ、水風呂

サウナ室は内湯エリアの横にあります。

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既に霊泉のお陰ですっかり血行がよくなっているので、入室後すぐに発汗します。
この日は家族連れでしたので、軽め1セットのみでした。
サウナ脇の水風呂でクーリングし、露天エリアの休憩コーナーへ。

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百観音温泉は、露天エリアの随所に休憩コーナーがあって、森林外気浴を楽しみながら寛ぐことが出来ます。

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高く澄んだ空、霊園の湯けむりを眺めながら、露天に吹く微風に癒されての森林外気浴が気持ち良くない訳がありません。1セットですが、すっかり❝ととのう❞*1ことが出来ました。

 

「百観音温泉」は、霊泉の恩恵にあやかり、湯浴、サウナ、水風呂、森林外気浴が楽しめる正に湯活の殿堂でした。
東鷲宮方面お出かけの際は是非♪

※浴室内は撮影不可の為、施設にご了承を得て公式Webサイトより拝借しております。

*1:サウナ⇒水風呂⇒休憩の過程で訪れる浮揚感、露天外気浴だと更に心地よさ倍増w