湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

閉店銭湯|千代田湯|大塚|湯活レポート(銭湯編)vol23

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【入浴日】2019/5/31
【閉店日】2019/6/10頃
【所在地】東京都豊島区北大塚3-7-7

Google マップ

1.千代田湯さんへの道すがら

千代田湯さんを目指し、JR大塚駅北口を降り立つと正面にあの看板が目に入ります。

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ホープ軒 / チャーシュー麺ニンニク増し

つい、やっちまいました。

ま、早目の夕食になったからいいか、とお腹を満たしたところで千代田湯さんへ向かいます。千代田湯さんは北大塚の歓楽街を抜け、住宅街の坂を上がった先にあります。

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北大塚の歓楽街 / 北大塚住宅街の坂道

2.千代田湯さん入湯

「千代田湯」さんでは、燃料の薪が無くなり次第、終了を予定していらっしゃるそうで、予定では2019/6/10頃が最後ではないかとの事。

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薪窯小屋側から見た千代田湯の煙突

お湯は井水を薪で炊いており、湯触りは柔らかです。

玄関を入ると、番台を中央に左右に男女の入口を配した伝統的銭湯スタイルです。

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中央に番台のある玄関

脱衣所は良くニスの塗られたダークブラウンの壁板、太い梁、豪勢な織り上げ格天井。時間の止まった柱時計、高窓の曇り板硝子が時代を感じさせます。

 

浴室に入ると、正面に、北陸新幹線開通を記念し平成26年7月14日に銭湯絵師の中島氏と町田氏によって描かれた北陸新幹線の絵が大迫力で出迎えてくれました。

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浴槽とカランはレンガ色のタイル、目線まで湿気対策の白タイルが貼られ、その上は白ペンキの壁・天井に、スカイブルーの梁・柱がアクセントになっています。

 

浴槽は向かって左手が浅湯(ジェットバス付)、右手が深湯(バイブラ付)。

共に中央で繋がっていて湯温は43℃前後の熱めのお湯です。

本日は沐浴から、深湯のバイブラに揺られ、浅湯でジェットバスを当てた後、そのまま浅湯に肩まで浸かってしっかり温まります。湯上りにぬるめのシャワーで温冷交互浴をし、本日の汗を流しました。

 

帰りは外気浴を兼ねて、池袋まで歩いてから帰りました。

千代田湯さんを抜けた先は東池袋のガード下でした。

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千代田湯さんの営業は後10日前後の予定です。
閉店日までに機会がありましたら、是非足をお運びください!
※浴室内は記録保存の為、公式WEBサイトより拝借させて頂きました。

 

3.閉店銭湯を巡って

今回、想像以上に閉店銭湯が多い事から、数十年の地域コミュニティの記録を残す事、実体験を通じて二度と得られない銭湯体験を得る事、銭湯閉店後の若干の支援になればとの事で、入湯レポートを上げて参りました。

閉店の事情は、各施設により様々あるかと存じます。

各家庭に家風呂が設置されて来店客が減った事、施設の老朽化、後継者不在、燃料費の高騰、地域の再開発etc・・・これは地方の温泉施設にも共通する課題です。

入浴家として、何が出来るか、銭湯体験や温浴体験を通じて、その魅力を伝える事。

広さ、深さ、熱湯から水風呂まで様々な温度帯やギミックを持つ銭湯の効能を周知することで得られる、自宅浴槽との違いやメリットを知ってもらう事に尽きると感じましたので、その効能の内、大きく2つを改めてココに上げておきます。

 

4.銭湯の効能

 ①HPS(Heat Shock Protein)の増進

ヒートショックプロテイン、熱ショックたんぱく質とも表記します。

家風呂より少し熱めの40℃~45℃のお湯に肩まで5~20分浸かります。

入浴時間は、湯温や体調により、無理しない範囲で前後してください。

これを週1~3回繰り返し行う事で、HSPを育てることが出来ます。

人体にはホメオスタシス(恒常性)がある為、熱いお湯に浸かると、ヒートショックを和らげようと、HSPが増殖し、これが基礎体温を向上させ、結果免疫力を高めます

昔から湯治という言葉がありますが、温浴施設を効果的に使えば、病気や怪我の症状によっては改善効果が得られる場合もあります。また、実際温泉や銭湯に定期的に通う人は、家風呂だけの人より、医療費が10~20%安価というデータも出始めています。

これは日々、繰り返しというところが大切で、年に1回のご褒美温泉旅行も良いですが、健康の為には、浅くて狭い西洋型の家風呂(本来アレは身体を洗う為の桶)ではなく、週に2~3度銭湯に出掛けてしっかり温まるのが効果的です。

 ②温冷交互浴による自律神経系のメンテナンス

銭湯には熱湯、ぬる湯、水風呂等があり、温冷交互浴が楽しめます。

ぬる湯や水風呂が無い場合でも、熱湯とシャワーや外気浴を併用すれば、温冷交互浴をする事が出来ます。

一般的に熱いお湯では交感神経が、ぬるいお湯では副交感神経が働きます。

水風呂では交感神経が働いていると思いますが、熱湯から水風呂で神経の感じる感度に振り幅が出ます。この振り幅が重要で、無風、無菌の空間では、不快感も感じない代わりに無感で自律神経系は鍛えられません。日常でも夏場一日中クーラーの下で冷たい物を飲んでいたら、自律神経は涼冷側に固定され、基礎体温を下げ、同時に免疫力も下がります。これが不定愁訴や自律神経系の精神疾患等にも悪い影響を及ぼします。

週に2~3度銭湯に出掛けて温冷交互浴を習慣化する事で、意識的に交感神経と副交感神経の揺らぎを作り、自分の体の中のホメオスタシス(恒常性)を目覚めさせることで、体調だけでなく、精神面にも良い効果をもたらします

これが、温冷交互浴が自律神経系のメンテナンスに役立つという所以です。

 

1コインでいつでも利用出来、健康面にも精神面にも良い、そして何より気持ちいい銭湯の活用法を、皆様もこの機会に是非見直してみてはいかがでしょうか?

 

詳細は、本ブログのタイトルでもある「湯活のススメ」の項に、その他の効能含めてまとめてありますので、ご参照頂けましたら幸いです。

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