【開催日】2023/4/29(土)17:00~18:00
【場 所】DAIKANYAMA T-SITE GARDEN内「北欧屋台」
この日は代官山「DAIKANYAMA T-SITE GARDEN」にて「フィンランドのライフスタイルとデザイン~サウナの魅力」のトークイベントが行われるとの事で、拝聴しに行って参りました。
アクセス
DAIKANYAMA T-SITE GARDENへは、東急東横線 代官山駅西口の階段を降りて坂を下り、突き当りの代官山公園手前を左折。
その先、真興社の看板の先を左折。
駅から徒歩5分程で、DAIKANYAMA T-SITE GARDENに到着。
敷地内には蔦屋書店やお洒落なカフェが立ち並び、中庭は憩いの場になっています。
フィンランドのライフスタイルとデザイン
そのDAKANYAMA T-SITE GARDENの手前GARDEN GALLERYにて2023年04月22日(土) - 04月30日(日)の期間限定でフィンランドの文化や商品を紹介する「北欧屋台」というイベントが開催されており、その一環でトークイベントが行われました。
MOI!というのはフィンランド語で、日本語では「こんにちは!」や「やぁ!」というような意味です。フランクな雰囲気の中、トークイベントがスタート。
まずは「フィンランドのライフスタイルとデザイン」をテーマにゲストスピーカー フィンランド大使館 商務部 上席商務官 ラウラ・コピロウ氏が話されました。
ラウラ・コピロウ氏は日本TV「世界一受けたい授業」でも「フィンランドに学ぶ『幸せな生き方』」の講師としてTV出演されたりしていらっしゃいますが・・・
最近はTV東京の番組「YOUは何しに日本へ」で日本在住フィンランド人パフェ愛好家として紹介され、パフェ愛好家としての横顔がクローズUPされたりもしています。
最初にまず、フィンランドは日本と緯度も経度も違い、北極圏に面した極北の国ですが、6年連続世界幸福度ランキング1位である事が紹介されました。
北欧には四季があり、5月を境に明るい(しかし日本よりかなり肌寒い)春を愛で、1~2ヵ月の儚い夏は23時頃まで明るい夏をサマーコテージで満喫。秋は紅葉の季節。冬は一日にほとんど日が昇らない極夜でお家時間を大切にするとの事。日本にも四季がありますが、梅雨が無い分、四季がもっとハッキリ分かれているそうです。
意外だったのは、オーロラは真冬でも見られますが、一番綺麗なのは9月頃だそう。
また、森と湖の国フィンランド人は自然との共生を大切にし、北欧ブランドは住居やインテリア、服飾等も自然素材や自然のデザインを大切にするとの事。因みにこの日ラウラ・コピロウ氏が身に着けていらっしゃったのもフィンランドのメーカー「マリメッコ」のワンピースとの事。
続いてサウナの紹介もされ、フィンランドの人口500万人に対し、サウナが300万あると言われているそうです。各家庭にもサウナがあり、夏場は自作のサマーコテージで過ごし、そこにも湖に面したサウナがあるそうです。
フィンランドのサウナの魅力
続いて話題は「フィンランドのサウナの魅力」へ。
ゲストスピーカーはフィンランドサウナアンバサダーでもあるTAKAYAMA氏。
幾つかのテーマに分けてご紹介されましたが、まずはコチラ。
「Nature Feeling」
自作DIYで作ったサウナ小屋で、自分で割った薪で火を起こし、ストーブを温めて入るサウナは格別の体験なのだそうです。クールダウンは森の中の湖!
「Four Seasons」
フィンランドは四季の中でサウナを愛でる習慣がある。夏はサマーコテージで、窓からキラキラ差し込む自然光を楽しみながら、冬は極夜の中、自宅のサウナで灯りを灯しながらサウナに入る事で、幸福を感じられるのだそうです。
「Communication」
フィンランド人は、サウナに入ると囲炉裏を囲むように立場も肩書も外して本音で語り合う習慣があるそう。日本で言う居酒屋のような雰囲気だそうです。シャイなフィンランド人は普段は寡黙で町中で話しかけられる事はほとんどないが、サウナに入るとほとんど話しかけられるそうです。サウナ後も話の続きをする為のサロンのような場所が欠かせず、男女共タオル巻の状態で会話を楽しむそうです。むしろ会話や出会いを楽しむ為に公共のサウナへ出掛ける人も居るようです。
最期は暫しのQ&Aの歓談後、大きくKiitos!と書かれたフリップ画像が出てトークイベントは終了しました。Kittos!はフィンランド語で、日本語訳は「ありがとう!」の意味だそうです。コチラこそ貴重なお話をありが湯ございました♨
フィンランドはなかなか遠いですが、いつかフィンランド大使館のサウナにはお邪魔してみたいですね。それではEhkä ensi kerralla!「また今度!」