【所在地】福岡県福岡市南区三宅3-19-7
【入浴日】2022/6/17
【泉質】カルシウム・ナトリウムー塩化物泉(低張性・中性・高温泉)ph7.3
この日は福岡帰省ついでに一度きりの人生、九州温泉道に挑戦してみようと手始めに井尻湯巡り紀行で1湯目に「富士の苑」さんへ行って参りました。
九州温泉道とは、一般社団法人 九州観光推進機構が選定する130湯の温泉を巡り、それぞれ8湯巡りごとに称号が付与され、88湯巡ると泉人の称号が得られます。
湯巡りには御湯印帳という手帳にスタンプを押して頂きますが、九州主要駅で購入(1冊100円)する事が出来、私はJR博多駅の緑の窓口で手に入れました。
さて、富士の苑さんへは、西鉄天神大牟田線 井尻駅より、まず右手方向へ進みます。
井尻六ッ角交差点は紛らわしいですが、正面の矢印の方向へ進みます。
その先、日佐小学校入口交差点を右折。
みらい大橋で那珂川を越え、一本目を左折し、那珂川沿いに進みます。
ちなみにみらい大橋上からは左手に富士の苑さんが見えますので、もうすぐです。
駅から徒歩25分程で目指す富士の苑さん到着。
ちなみに川沿いのコチラは裏口で向かいには富士の苑さんが運営するゴルフの打ちっ放しがあります。開店前に到着したら、コチラで待つようにとの事。
この日早めに到着し、時間があったので周囲をグルリと散策。
川沿い入口から建物沿いに進むと、反対側にホテル用の立派な表玄関がありました。
営業時間になり、中へお邪魔すると如何にも地方の旅館然としたロビー。
ロビー奥のこちらの階段を下った半地下が大浴場になっています。
踊り場には九州温泉道のポスターがあり、何だか試合開始のゴングを聴いた気分に。
階段を下りきったところに男女別浴室入口。
実はこの日早く到着したので、お願いしてみたら営業前に浴室の写真を撮らせて頂ける事になりましたので、そちらの写真を交えてレポートを進めて参ります。
コチラは男湯側の脱衣場。ロッカーは10円玉が必要ですのでご注意下さい。
浴室に入ると入口には源泉掛け湯・飲泉所があり、掛け流しの源泉で贅沢な掛け湯が味わえます。数杯の掛かり湯で湯の感触を確かめ、湯口より掌で新鮮な源泉を掬い一口口に含むと、カルシウム泉特有の仄かな苦味が感じられ、胃腸に良さそう。
浴室内には広い内湯とその向こうに露天風呂が見えます。
まずはこの日1湯目ですので沐浴で全身お清めを済ませ、早速内湯からライド温♨
広い内湯には透明な綺麗なお湯が静々と満ちています。
露天風呂を背にザンブと湯に浸かると正面には謎の一番風呂の扉。
中からはゴボゴボ、シュゴーッ、ブシュ―ッ、ドバドバと凄まじい湯の音が、、、
恐る恐る扉を開けると、そこには源泉掛け流しの正真正銘の一番風呂が!
家庭用浴室位の狭いスペースに泉温48.4℃の高温湯が惜しげもなく注がれている為、辺りは湯煙で白く煙り、さながらミストサウナの中のようです。ザブリと湯に浸かると、ピリリと熱めのお湯が全身を包みます。富士の苑さんの泉質はカルシウムーナトリウム・塩化物泉。カルシウム泉特有の軽いキシキシ感が感じられ、ピシッとした浴感が楽しめます。金獅子と横のパイプの湯口から豪快にドバドバ源泉が投入され、湯船の縁から溢れ、内湯側に雪崩落ちています。
内湯と一番風呂で軽く温まったところで露天風呂へ移動。
露天風呂は横に広く浅い寝湯のような湯船で、青空を眺めながらゆったり湯浴み。
露天風呂の脇には、水風呂もあり、露天風呂と水風呂を数回行き来し、温冷交互浴。
湯巡りの〆は、やはり源泉一番風呂に籠り、存分に源泉のシャワーを堪能。
最期に手桶に汲んだ源泉を頭から数杯被り、源泉で絞ったタオルで全身を拭き上げて、極上の源泉成分を全身にコーティングしてから上がりました。
湯上り後、脱衣場脇に休憩スペースがあり、暫し寛ぐ事が可能です。
ちなみにこの休憩室からは、一番風呂の景色をガラス越しに眺める事が出来ます。
ちなみに営業前に女湯側も撮影させて頂きましたので、そちらの写真もどうぞ。
お陰様で無事、九州温泉道1湯目のスタンプを頂き、九州温泉道スタートです!
富士の苑さんを出て、みらい大橋まで来た所で振り返ると、そこには先程まで居た富士の苑さんが見えました。
本日も良い湯をありが湯ございました。
福岡方面へお立ち寄りの際は是非♪
※コチラは井尻湯巡り紀行②「博多温泉 元祖元湯」さんの入湯レポートです↓