【入浴日】2022/6/15
この日は実家の福岡への帰省ついでに佐賀県へ足を延ばし「恵びす湯」さんへ。
恵びす湯さんの最寄駅は、JR筑肥線 唐津駅。
途中、東唐津と和多田間の車窓から、松浦川とその向こうに名城 唐津城が見えます。
唐津駅構内には、佐賀牛と何故か松ぼっくりで作られたゴジラ像w
唐津駅からは、まず北口駅前ロータリーを直進。
一本目のお食事処ありがたやの手前を右折。
そのままローカルな雰囲気の漂う京町商店街モールを直進。
札の辻橋で川を渡り更にその先へ。
唐津大石町郵便局の先を右折するともう間もなく。
右折ポイントの角には、屋号の由来ともなった石造恵比寿像が祀られています。
恵比寿像を参詣し、道を進むと駅から徒歩15分程で恵びす湯さんが見えて来ます。
裏手からは恵びす湯さんの煙突も仰ぎ見る事が出来ました。
さて、それでは中へお邪魔しましょう。コチラも暖簾は中掛けのようです。
さて、ココからは訪問時、貸切状態でした為、中の様子も撮らせて頂きましたので、そちらの写真も交えてレポートを進めさせて頂きます。
コチラは入口の木の下足箱。鍵はありませんので、入れた時の番号を覚えておかなきゃ分からなくなりますので、要注意!
恵びす湯さんは番台式のコンパクトなレトロ銭湯です。
コチラは木のロッカーとベンチ。ベンチ上には唐津くんちのデザインのカレンダー。
入浴料は何と全国一安い280円!そして恐らく全国で唯一洗髪料が残っています。
それでは身支度をととのえて浴室へ参ります。
浴槽は奥配置で左右に4基ずつのカラン。床のタイル遣いが可愛いらしい柄です。
まずは沐浴で全身お清め。カランの湯を手桶に汲みますが、コチラの湯はほぼ熱湯。湯5:水5でもとても被れず、湯3:水7、いや湯2:水8位でようやく被れる温度になりますので、注意して下さい(50℃まで浸かれる私が言うので間違いありません)。
何とか沐浴でお清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
浴槽は2槽式で左手は深湯で以前は薬湯をやっていたようですが、今は入浴客も減り、こちらは止めて、主浴槽一本で営業されていらっしゃいます。
さて、こちらが湯口ですが、どちらがお湯でしょうか?
実は白獅子の方は吐水口で、そのお隣のポタポタ出ている方が超々激熱湯ですw
この比率でないとどうやら適温が維持出来ないみたいw
しかしてそのお湯はというと、これが今まで浸かった事が無い位の極上湯。湯温は40℃前後と正に適温。ソフトに円やかに全身を包み、深さもある為、浮遊感も感じられ、もういつまでも浸かっていたくなる絶品の温浴体験です。
浴槽の奥の窓からは、中庭の池の鯉と稲荷大明神の鳥居も拝見する事が出来ました。
極上湯に浸かりながら、暫し浴室内の景色を傍観。天井のV字構造も変わってます。
最期は上がり湯を頂いて、軽く足元を流してから上がりました。
湯上り後、余りに心地よいお湯だったので、コチラは井戸水ですかと女将さんに尋ねたところ、以前はそうだったけど、保健所の指導で塩素を入れるようになったら赤く染まって汚れるので水道水に切り替えて、今は上水の重油沸かしとの事。元々唐津付近の水が良いのか、あの超々激熱湯と水の配合がそうさせるのか、とにかく不思議な極楽湯でした。
実はこの恵びす湯さん、佐賀県に現存する唯一の一般公衆浴場(銭湯)です。
これだけの極上湯を沸かし続けて来られていらっしゃるので、是非長く続いて欲しいものだと思いました。女将さんに御礼を述べて恵びす湯さんを後に。
京町商店街モールの出口に差し掛かる頃には夕陽が赤く染まり始めていました。
本日も良い湯をありが湯ございました。
唐津方面へお立ち寄りの際は是非♪