【アクセス】
「改良湯」さんは、JR渋谷駅とJR恵比寿駅の間にありますが、今回はJR渋谷駅側からのアクセスをご紹介しておきます。一番近いのはJR渋谷駅の新南口ですが、JRの中でも一部のホーム経由の特殊な出口で、他路線も使えない為、ココはターミナルで全路線からアクセス可能で近未来感満天のC2渋谷ストリーム口を使用。
地上に出たら、正面の明治通りをまずは右手方向へ。
暫く歩いて、さわやか信用金庫の手前を左折。
左折してすぐ、駅から10分程で改良湯さんのクジラの壁面画が見えて来ます。
【入浴日】2022/3/1:再リニューアル
この日は改良湯さんが再リニューアルされたとの一報を受け、三度再訪。
久々に来たので、グルリと周りを一周。建物脇から改良湯さんの煙突が見えました。
それでは、新しくなった暖簾を潜り店内へお邪魔します。
今回の改装に合わせ、一部ロビーと浴室入口の位置も変更になっています。
以前はロビー奥側に入口がありましたが、今回は入口寄りのフロント前が浴室入口。
それでは受付を済ませて浴室へ参ります。
浴室正面上には前回と変わらずペインティングユニットGravityfreeさんの手によるグラフィックアート。まずはいつも通り全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
浴槽は手前が薬湯でこの日は天然生薬「温浴素じっこう」。改良湯さんは軟水銭湯でもあるので、スベスベした感触と共に、生薬の香りで癒されます。
ジェットバスとボディージェットの水流と生薬との相乗効果で血行促進。
奥が広い不感温帯(37℃)の炭酸泉で、ゆったりと温まります。
前回のリニューアル時より、既にかなり人気の銭湯となりつつありましたが、平日にも関わらず、あれよあれよという間にカランが一杯になる程の盛況振り。最近はコロナ過もあり、混雑や賑やかな銭湯を嫌う向きもありますが、実は私個人は混んでいる銭湯も嫌いではありません。勿論、一人貸切状態の独泉もそれはそれで贅沢で嬉しいものですが、本来家風呂の無い時代の銭湯というのは、脱衣籠もカランも家族でシェアして使う等の逸話も飛び出すほど、今では想像もつかない大盛況だったと思います。そこから家風呂の復旧と共に銭湯衰退期が始まり、最盛期都内に2,500軒以上あった銭湯は今日では500軒未満と1/5に。最近はサウナブームも相まって若者の銭湯回帰も進みつつありますが、それでも軒数自体は年々減っている状況です。
改良湯さんは、大正5(1916)年創業、100有余年の伝統ある銭湯ですが、今をときめく今井健太郎氏の手により「渋谷クロッシング」をテーマにデザイナーズ銭湯に生まれ変わり、屋号の通り改良を重ね今に至ります。その結果、また往時のような賑わいを取り戻しつつあり、大正、昭和、平成、令和と、それこそ関東大震災も戦前戦後も潜り抜け、また未来に向けて銭湯文化を紡いでいこうとされていらっしゃいます。往年の銭湯最盛期から未来の渋谷の街の銭湯へ。その歴史の邂逅も含めての渋谷クロッシングを見る想いで、何だか胸に迫ってくるものがあります。
さて、そんな想いを馳せつつ、かなり温まって来た頃合いで、今回の再リニューアルで新しくなったサウナ室へもお邪魔します。
リニューアルされ左右に広くなったサウナ室は、中央にサウナストーンを積み上げた本格的なフィンランドスタイルのサウナで、この日のコンディションは103℃!室内は暗く、宇宙空間を思わせるヒーリングミュージックが流れ、瞑想気分に浸れます。
※下のBGMはイメージです。皆様も瞑想サウナの気分に浸って頂ければ幸いですw
銭湯サウナとしては十分灼熱の部類ですが、15分に一度程オートロウリュが発動し、2~3度ノズルから水が噴霧され、高温のロウリュが発生!加えてスタッフによるゲリラアウフサービスもあり、この日は2セット目に運よく遭遇。ミントの爽やかなアロマで癒されつつ、大団扇で豪快に扇がれ、身も心も昇天モードw
発汗後はサウナ室奥に新設された洞窟風水風呂へ。こちらは水温17℃。
サッパリとクールダウンした後は、その導線の先にある外気浴スペースへ。
コチラも建物階段下に設けられた新設スペースですが、高い天井と外壁の隙間から緩く外気が入る空間にととのい椅子が9脚並び、全てを解き放ち放心状態になれます。
この日は以下3セット楽しませて頂きました。
・瞑想サウナ7分⇒水風呂1分⇒露天外気浴3分
・瞑想サウナ10分(ゲリラアウフ遭遇)⇒水風呂1分⇒露天外気浴3分
・瞑想サウナ12分⇒水風呂1.5分⇒露天外気浴5分
仕上げは温浴素じっこうの薬湯で再度体の芯まで温まり、熱めのシャワーで全身を軽く流して上がりました。
表へ出て駅へ向かうと、辺りにはすっかり夜の帳が下り、改良湯さんの渋谷駅寄りの袖看板が夜空の中に煌々と輝いていました。
本日も良い湯、良きサウナをありが湯ございました。
【入浴日】2019/7/18:東京銭湯お遍路
「東京銭湯お遍路アプリ」がマイスマホのアンドロイドVer非対応になるという悲報を経て、今年3月後半よりスタンプ帳で改めてお遍路を巡り直しています。
本日は勤務地から一番近い立ち寄り湯「改良湯」さんを再訪しました。
外壁の鯨の絵の由来についてもUPしちゃいますね。
鯨一頭で七つの漁村が潤う事から、「恵比寿」様=鯨の化身が由来だそうです。
早速、側道の入口からお邪魔します。本日は平日ですがランニングの団体さんがいらっしゃり賑わっていました。
券売機はPayPayやアリペイ等の電子マネー対応型に進化しています。
サウナ付き入浴券を購入し、いざ入浴へ♪
<本日のコンディション>
・2種のジェットバス・中温湯(41℃)
・高濃度炭酸泉(38℃)
・サウナ(108℃)
・水風呂(16℃)
いつも通り沐浴からジェットバスで軽く血行を促進し、高濃度炭酸泉でじっくり温まります。炭酸泉でシュワシュワと泡が付くのを見ているのは楽しいですが、効率よく炭酸を皮膚に取り込む為には泡は適度に払った方が良いらしいです。
炭酸泉のメカニズムは、炭酸の二酸化炭素成分が皮膚呼吸で取り込まれ、酸欠になったと体が勘違いを起こし体の隅々に酸素を送る為に血流を活発に送る事で血行を良くする事ですから、泡付きのままだと皮膚呼吸が阻害されているとも考えられます。
充分体が温まったところでサウナ室へ。
本日のサウナ室のコンディションは108℃。2段のこじんまりしたサウナ室が故か、サウナヒーターの輻射熱が充満し、サウナ専門施設顔負けの高温でした。
本日は以下3セットをマイペースで楽しみました。
サウナ5分⇒水風呂1分⇒休憩3分
サウナ7分⇒水風呂1.5分⇒休憩3分
サウナ12分⇒水風呂3分⇒休憩3分
水風呂のコンディションも前回より2℃低い16℃とかなりクールでした。
3セット終了後の休憩では、四肢のあまみがクッキリ出て、無の境地のような、それでいて水音や入浴客の話し声、サウナ室の扉の開閉音が一つ一つハッキリ聞こえるような研ぎ澄まされた不思議な感覚に包まれました。
仕上げは高濃度炭酸泉でヒートアップし、水風呂で引き締まった皮膚に炭酸がぐんぐん取り込まれて血行がUPし、抹消血管がドクドクと脈打つのを感じました。
湯上り後、ロビー脇の休憩コーナーを見ると「サ道」のポスター(通称「サポス」)が貼ってありました。
本日も良い湯、良きサウナをごちそうさまでした!
【入浴日】2019/3/21:初回訪問
この日は休日出勤の帰りに、会社から一番近い銭湯へ。ちょっぴり花粉症気味でしたので、お風呂&サウナでサッパリしたい気分です。
改良湯さんは創業100年を超える老舗銭湯ですが、2018年12月今井 健太郎先生の手によりデザイナーズ銭湯としてリニューアルしました。大きな鯨の絵が目印です。
銭湯には珍しく券売機でスイカ・パスモが使えるのは、仕事帰りの立ち寄り湯としては、なかなかgoodです^^
浴室に入ると欄間部分のデザイン画が蒼い照明に照らされ、和モダンな感じでなかなかクールです💖
<内湯>中温湯、2種のマッサージバス、高濃度炭酸泉
改良湯さんでは、一般的に「美人の湯」といわれるナトリウム温泉に近いイオンバランスの軟水を使用しています。流しコーナーにはリンスインシャンプー・ボディーソープ完備で、座椅子が高めなのも座り易くちょっぴり嬉しいです。
<サウナ>遠赤外線サウナ 103℃、水風呂 18℃
最近TVで特集が組まれるせいか、サウナー大増殖でサウナが常時満席ですw
息子と一緒の時は、せいぜい5分1セットか、3分2セットなので、今日は自分ペースで5分、8分、12分の3セット、水風呂との交互浴でゆったり堪能しました。
水風呂は18℃と冷たすぎず、洞窟風呂のような佇まいでずっと入っていられました。
最後は炭酸泉にゆっくり浸かり、レッドとブルーのネオンが点灯する小粋なシャワーでサッと洗い流してしっかりととのいました。
本日も良い湯、良きサウナをありがとうございました!
お近くへお越しの際は是非♪
※浴室内は撮影不可の為、公式HP及びSNSより拝借しております。