湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

塩山温泉 宏池荘|甲州市唯一の銭湯|湯活レポート(銭湯編)vol.760

kouchisou.com

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Google マップ

【入浴日】2022/4/16

 

この日は山梨方面へ足を延ばし「塩山温泉 宏池荘」さんへ行って参りました。
塩山温泉 宏池荘さんの最寄駅は、JR中央本線 塩山(えんざん)駅。
移動の途中、中央本線の車窓から富士山が見えました。

塩山駅のホームの端には石碑があり、どうやら塩山には武田家家宝の御旗をもとにデザインされた日本最古の日の丸があるようです。

さて、塩山温泉 宏池荘さんのあるのは、駅の北口側。
北口の一角には武田信玄公之像が鎮座し、塩山の駅と街を見守っています。

塩山温泉 宏池荘さんへは、北口階段を下り、甘草屋敷通りを中央本線沿いに直進。

線路脇にも「武田史跡のまち塩山」とあり、武田家と所縁の深い土地のようです。

その先、中央通り南交差点を右折し、中央通り商店街へ。

次の町屋交差点で左折。

更に暫く進み、その名も湯の橋で塩川を超えるともう間もなく。

塩山温泉郷の入口に到着。

塩山温泉郷に入ってすぐ、駅からですと徒歩12~3分で元湯別館 宏池荘さんの看板が見えて来ます。

コチラの立派な玄関は旅館側の入口。

どうやら公衆浴場の入口は駐車場の奥側にあるようです。

そしてコチラが公衆浴場側入口。下足は横の棚に収めるスタイル。

 

それでは受付を済ませて浴室へ参ります。

浴室手前には温泉の歴史が書かれた額があり、これによると後亀山天皇の在位2年目というと弘和2(1382)年ですから、開湯は640年前と古い時代に遡ります。大正元年の温泉分析書も珍しいですが、当時の分析ではアルカリ泉に属すとの事。

足元には温冷浴についての記載もありました。

 

さて、こちらもチェックイン前の入湯だった為か、他に入浴客も居らず、女将さんにお断りして浴室風景を写真に収めましたので、そちらを交えてレポート致します。

中に入ると正面が中庭に面した全面ガラス張りの明るい浴室内。
コチラは旅館なのでリンスインシャンプー、ボディーソープから湯上り後のドライヤーまで完備されている点は立ち寄り湯にも嬉しいですね。

まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
浴槽は奥がジェットバス付のお風呂で、手前は水風呂。
まずはお風呂から。塩山温泉 宏池荘さんの源泉は、ph10.1の強アルカリ性の単純硫黄冷鉱泉。微かに白濁したお湯はアルカリ性泉の特徴で若干ツルツル感もあります。湯口の湯を掌に掬って舐めてみると仄かな甘み(卵風味)が感じられました。

しっかり温まったところ手前側の水風呂へ。元が23.8℃の冷鉱泉なので、こちらはほぼ生源泉です。じんわりクールダウンしつつ源泉の感触を楽しみます。

この日は2~3度休憩を挟みつつ、温冷交互浴を満喫させて頂きました。

湯上りに手桶に汲んだ源泉を頭から数杯被り、源泉で絞ったタオルで拭き上げて浴室を後に。女将さんに「良いお湯でした」と御礼を告げると、「そうでしょう!いいお湯なのよ。また寄ってね~」と朗らかな声が返ってきました。

 

Googleマップによると、塩山温泉 宏池荘さんの裏手に塩山温泉 源泉の地があるとの事。帰りにグルリと周囲を散策すると忽然と路地のセットバックした辺りで発見。ここが元湯で、塩山温泉各旅館等に配湯しているのでしょうね。

本日も良い湯をありが湯ございました。
山梨方面へお立ち寄りの際は是非♪