【入浴日】2022/2/20
この日は静岡銭湯の最西端 湖西市の「みどり湯」さんへ行って参りました。
みどり湯さんの最寄駅はJR東海道本線の新居町。静岡県で最も西側にある銭湯です。
一つ手前の弁天橋駅から新居町駅の間で車窓から大海原のような景色が見えますが、これはウナギの養殖でも有名な浜名湖です(見とれていたら写真撮り忘れました;;)。
改札を出たら浜名湖競艇場と逆側の左手の新居関所方面へ。
新居町は、東海道五十三次の宿場町「新居宿」として栄えた町です。
改札を抜けたら新居町駅前交差点をまずは右手方向に進みます。
二つの歩道橋が交差するY字路を栄町歩道橋方向へ進み、すぐ一つ目の路地を右折。
その先、洲崎橋を渡った先のY字路を今度は左手方向へ。
そのまま夕陽に向かって進み、次の時計広場のY字路を今度は右手へ。
駅から徒歩10分程でみどり湯さん到着。
建物脇からは夕陽に染まるみどり湯さんの煙突も仰ぎ見る事が出来ました。
みどり湯さんの創業は明治12(1879)年。令和の今日で創業は143年を超えます。
現在の建屋は昭和5年に立て直したものだそうですが、それでも年代物です。
右から左に書かれた「みどり湯」の屋号の書体も往時の雰囲気をそのまま伝えます。
それでは暖簾を潜って中へお邪魔します。
中は正統派の西日本スタイルのレトロ銭湯。早速番台で受付を済ませ浴室へ。
みどり湯さんはHP等も無く、浴室内写真はWebサイト等でもほとんど出ていない為、私の拙い図解で恐縮ですが、コチラでお付き合い願います。
まずは沐浴で全身お清めを済ませ、早速お風呂へライド温♨
みどり湯さんの湯船も、メインバスは西日本スタイルのセンター浴槽。
メインバス手前の浅湯に噴泉塔のような新湯が沸きだす噴水があり、奥は深湯。
湯温は新湯が注がれる浅湯の方が熱湯で推定45~6℃。ビリビリ来る程の痺れる熱さです。奥側はそれより少しぬる目ですが、それでも43℃はあると思います。常連の方が、深湯の方を水で埋めていたので、この日は少し熱めだったのかも。
壁側の浴槽は薬湯で、この日はよもぎの湯(コチラは40℃程)でした。
しっかり温まったところで、脱衣場側から入るサウナ室へもお邪魔します。
みどり湯さんのサウナは毎月第1・第3日曜日のみ稼働するそうです(事前調べ済)。
サウナストーンを使用した本格的なフィンランドサウナで、この日は100℃。
発汗後はカランの冷水を手桶に汲んで数杯頭から被りクールダウン。
シンプルなサウナ浴ですが、サウナ室がしっかり熱い為、ガッツリ極まります。
この日は日帰りで帰宅時間もある為、休憩を挟みつつ以下2セット。
・サウナ10分⇒手桶での水浴び⇒休憩3分
・サウナ12分⇒手桶での水浴び⇒休憩5分
仕上げはよもぎの薬湯と手前の浅湯をはしごし、きっちり体の芯まで温まってから、上がり湯で流して上がりました。
脱衣場で帰りの身支度を整えていると、別の常連さんが女将さんに「おばちゃん、奥ぬるいから沸かして~」と声を掛けていて、常連さんには意外と熱湯好きが多く、必然的に熱めに沸かしているのかもなと思いました。
表に出ると、すっかり夜の帳が下り始める中、店頭の回転灯が屋号と同じみどり色の灯りで辺りを照らしていました。
本日も良い湯、良きサウナをありが湯ございました。
浜名湖方面へお立ち寄りの際は是非♪
※脱衣場内の景色はGoogleストリートビューより拝借しております。