【入浴日】2020/11/18
この日は豊洲方面へ足を伸ばし「白山湯」さんへ。
白山湯さんへは、有楽町線 豊洲駅が最寄駅。駅改札を出た所に「豊洲今昔物語」の極彩色のレリーフがあります。右上のクジラ、左下のイルカに挟まれ、豊洲が昔から海に面した街であったと分かります。
豊洲駅からは4番出口の階段を上り、そのまま三ッ目通り支線を直進。
朝凪橋で豊洲運河を超えます。
豊洲運河のすぐ先は東京湾の為、微かに汐の匂いがして、海流が混じって川面を複雑に揺らしています。
朝凪橋を超え、札幌時計塔風の建屋(WCなんですけどねw)が見えたら右折。
こちらの公園は橋の名前にちなんであさなぎ公園というそうです。
あさなぎ公園を過ぎて駅から徒歩10分程で左手に白山湯さんが見えて来ます。
建物をぐるりと回りましたが、どうやら黄金富士が描かれたシャッターの奥の3本並んだ銀色の煙突がどうやら白山湯さんの煙突のようです。
入口脇には白山湯さんの案内板。
実は白山湯さんは、都内初人工炭酸泉導入の銭湯なのだそうです。
今は高濃度炭酸泉導入施設も増えましたが、白山湯さんから始まったのだと思うと感慨深いものがありますね。遂にルーツに辿り着いた的なw
中に入ると縁起物の熊手や七福神の絵が彩る賑やかなロビー。
それでは受付を済ませて浴室へ参ります。
浴室入口上には、今も現役の柱時計に金龍の額。
浴室に入ると、正面には山河のある農村の長閑な風景のタイル絵。
男女浴室仕切り壁には灯台の見える海沿いの風景のタイル絵。
良い景色に囲まれ、まずは沐浴で全身お清めを済ませてからお風呂へライド温♨
浴槽は左手前からボディジェット、左奥がスクリュージェット、センターが寝風呂。まずはこちらで軽く血行促進してから、右手の高濃度炭酸泉へ。
高濃度炭酸泉は奥に広い浴槽で床面からプクプクと炭酸の泡が湧き上がり全身を包み込んでくれます。湯温は36℃前後と正に不感温帯。最初ひんやり感じますが、暫く浸かっていると炭酸ガスの効果でじんわり温かくなってきます。
実は炭酸泉で体を纏う泡は、適宜軽く払って新鮮な炭酸の泡を纏った方が良いらしいです。皮膚に着いた炭酸ガスは皮膚呼吸によって体内に取り込まれ、体に着いた泡の中は窒素に置き換わる為、纏わせっ放しだとMAXの効果が享受出来ないのです。私の場合は、1分おき程度に軽く全身を撫でて常に新鮮な炭酸の泡を纏うようにし、それを繰り返し、約10分前後浸かるケースが多いですね。
※炭酸泉の中では皆さん体に泡を纏わせじっとしていますから、泡を払う場合も、お湯を出来る限り揺らさないようにそっと行いましょう。
この日はこちらの都内初人工炭酸泉を心ゆくまで享受してから、熱めのシャワーで軽く流して上がりました。
ちなみにGoogleインドアビューによると女湯は正面が赤富士、仕切り壁が熱帯魚だそうです。こちらも美しいですね。足元には足つぼ石をあるようですよ。
本日も良い湯をありが湯ございました。
お近くへお立ち寄りの際は是非♪
※浴室内は撮影不可の為、Googleインドアビューより拝借しております。