【入浴日】2019/8/20
【泉質】メタケイ酸・フェロ・フェリイオン泉(ph7.8)
この日は仕事帰りに「月見湯温泉」さんに立ち寄り湯。
月見湯温泉さんには、京王線 下高井戸駅下車、東急世田谷線ホーム経由で東口。
左手方向へ日大通りを進み、コチラの五差路で正面のY字路を右手へ。
こちらの案内看板を頼りに通りを直進。
ここ左折の手前の路地を左折すると駅から徒歩6~7分で月見湯温泉さん。
建物横手からは巨大な受水槽(温泉槽かも)と煙突を見る事が出来ました。
温泉有、サウナ有、月見湯温泉ワールドが誘って来ますw
玄関の暖簾を入ると正面の下足入れの上に「月見湯」の看板がありました。
窓面が広く明るいロビー正面には銭湯らしく赤富士の額が飾られています。
それでは受付を済ませて浴室へ参ります。
浴室へ入ると、正面には男女浴室に跨る巨大な霊峰富士のタイル絵。
メインバスの大きさに驚かされます。
まずは丁寧に沐浴でお清めを済ませ、早速大きなメインバスからライド温♨
メインバスは備長炭で濾過した備長炭風呂となっています。
奥にハイパワージェットとエレキマッサージ、手前に座ジェットバス。奥の正方形の升は熱湯で湯温は44℃程。各種水流と電浴で軽く凝りをほぐし、ピリリと熱い熱湯槽でしっかり温まったところで、続いて天然温泉槽へ。
月見湯温泉さんの泉質はメタケイ酸・フェロ・フェリイオン泉。化粧水にも使用される美肌保湿成分を含んだ薄白濁りのお湯で湯温は38~39℃の微温帯。ぬるめなので、じっくり美肌温泉に浸かっていられ、夏場は特に嬉しいですね。
天然温泉槽をたっぷり堪能した後はサウナ室へもお邪魔します。
月見湯温泉さんのサウナはガス遠赤外線ヒーターで、この日の室温は96℃。
檜の香りが鮮烈で森の中にいる気分になります。
たっぷり発汗したらサウナ室前の天然冷温泉槽へ。
天然冷温泉のこの日の水温は21℃前後。温泉分析書によると、源泉の泉温は17.4℃ですが、分析が春先ですので、夏場の源泉温度は常水に近い25~30℃。それをチラーで冷やしているものと思われます。天然冷泉の色は薄黄褐色。同じ源泉なので、不思議に思って、後でご主人にお伺いすると、本来の源泉はほぼ透明で、成分に鉄分を微量に含む為、酸化が進んで薄黄褐色になり、これが天然冷泉槽。これを循環濾過すると薄白濁りになり、こちらを加温したものが天然温泉槽なのだそうです。天然温泉だからこそ、利用の過程で見る事が出来る色の不思議という訳です。
天然冷泉槽の吐水口は獅子頭になっていて、「はすぬマーライオン」を彷彿とさせると思ったら、こちらと「はすぬま温泉」さんは、実は親戚関係なのでした。
色々と含蓄のある天然冷泉槽で、最も源泉に近い美肌冷鉱泉に全身を包まれ、心地よくクールダウンした後は、脱衣場横の縁側で露天外気浴。
実は月見湯温泉さんの、この露天外気浴がなかなか秀逸です。
こちらはHP等にも写真がありませんが、中庭天井に藤棚のような格子が組んであり、そこに中庭中央の古木の枝葉が伸びて天然木の天井を形造っています。頭上からは木洩れ日、蝉しぐれ、鳥の囀り、乾いた風、夏の匂い。心身がととのう中で、全てが溶け合って夏と一体になるような不思議な感覚にw
本日はマイペースに以下3セットでガッツリ!リフレッシュ出来ました。
・檜の香りのサウナ5分⇒天然冷泉槽2分⇒休憩5分
・檜の香りのサウナ10分⇒天然冷泉槽2分⇒休憩5分
・檜の香りのサウナ12分⇒天然冷泉槽2分⇒休憩5分
仕上げは天然温泉槽でサウナ後の皮膚に美肌源泉をたっぷり吸収し、天然冷泉槽の冷鉱泉を組んだ桶で絞った冷タオルで全身軽く拭き上げてこの日の湯活フィニッシュ。
感覚的な物は体感しないと分からない部分があろうかと思いますが、湯上り後は超爽快な気分になれました。
帰りに夕闇が迫る中、ライトアップされた月見湯温泉さんとお別れの一枚。
本日もいい湯、良きサウナをありがとうございました!
お近くへお立ち寄りの際は是非♪
※浴室内は撮影不可の為、世田谷区浴場組合Webサイトより拝借しております。