湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

閉店銭湯|世界湯|人形町|湯活レポート(銭湯編)vol.221

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【入浴日】2020/3/26
【閉店日】2020/4/30
【所在地】東京都中央区日本橋人形町2−17−2

Google マップ

 

今晩より都内は夜間外出自粛、週末不要不急の外出自粛が出されましたので、これより外出自粛要請が解けるまで暫くは、これまで入った入浴レポートを中心にお届けしたいと思います。
本日は、昨日「豊島浴場」さんのお別れレポートをお届けしたばかりですが、続けて人形町「世界湯」さんの閉店お別れ入湯のレポートをお届けしておきます。
世界湯さんへは、東京メトロ日比谷線 人形町下車、A2出口(本当はA1出口が一番近いのですが、本日は工事の為閉鎖中でした)より人形町通りを水天宮方面へ。

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一つ目の路地を左折。左右に青と赤の看板・ファザードのお寿司屋さんが目印です。

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この路地付近には人形焼店やからくり時計があり、人形町の風情が感じられます。

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路地を入って3つ目の路地を右折すると世界湯さんの入口。

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右手が男湯、左手が女湯。別々の入口が特徴的です。
この日入口で「サウナの梅湯」で有名な若き銭湯経営者 湊兄弟の弟 港研雄さんと出会いました。東京進出を目指し、自転車で都内近郊の閉店銭湯巡りもされていらっしゃるそうです。これも何かのご縁ですね。

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それでは世界湯の世界へお邪魔します。

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昔ながらの玄関。下足入れもまだ新品同様ピカピカです。

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番台で入浴料を支払い、「閉店されるんですね」とお声がけすると「年々厳しくてね」とのお話。どなたもいらっしゃらない時におかみさんにお許しを得て、脱衣所から見た中庭の景色と閉店情報だけ撮影させて頂きました。

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閉店情報はやはり間違いなかったようです。

 

それでは早速お風呂を頂きます。
中に入ると正面のペンキ絵はまだピカピカ真っ青な霊峰富士。
まずは備え付けのリンスインシャンプーとボディーソープで全身お清め。

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浴槽はシンプルで、浅湯と深湯。お湯は銭湯ファンの間でも有名な熱湯。
ピリリと熱めですが、この日は43℃程度でしたので、まずまずじっくり入れます。

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浅湯は座湯にもなる広い浴槽で、壁側の霊峰富士のペンキ絵を眺めながら、お湯が揺れるにまかせてゆったりリラックス。

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深湯はバイブラバスでしっかり温まります。
少し体の火照ったところで、ケロリン桶にカランの水を汲んで2~3倍被り、温冷交互浴。暫し休憩を挟んで再度浅湯で霊峰富士と浴室内を改めて鑑賞。また一つ昭和の火が消えるかと思うと、お湯と一緒に感傷的な気分が湧き上がってきます。

 

湯上り後、感謝の気持ちを伝え世界湯を後にしました。
自宅最寄り駅を降りると、石神井川沿いの桜が夕陽に照らされ印象的でした。
世間も人の世も移ろいますが、また来年も桜は咲くのだろうと思い、ほっこりポジティブマインドが戻って来ました。

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世界湯さんの閉店は2020/4/30。月曜定休で営業時間は15:00~23:30です。状況が許し機会がありましたら是非覗いてみてください。

※浴室内は撮影不可なのと記憶と記録に留める為、店舗紹介ページより拝借しております。