【所在地】東京都大田区仲六郷2-27-12
【入浴日】2020/2/16
【閉店日】2021/-/-
この日の雑色銭湯散歩2湯目は「隆の湯」さんへ。
隆の湯さんへは、京急雑色駅下車、線路左手の道を左手方向へ。
一本目の路地を右折して真っ直ぐ。
駅から徒歩2分程で右手にビル型銭湯隆の湯さんが見えて来ます。
中に入ると壁に飾られた大きな絵と、ピカピカに磨き抜かれた床がお出迎え。
早速受付を済ませて浴室へ向かいます。
浴室に入ると正面には山々に囲まれた海辺のタイル絵。
この日2湯目ですので、沐浴は簡単に済ませ、早速お風呂へライド温♨
メインバスの奥側は左手よりハイパワージェット、エレキマッサージ、ポイントマッサージ。軽く凝りをほぐして備長炭風呂の湯でゆったり温まります。
その後はお隣の草津湯へ。草津から運んだ濃縮温泉を使用した湯は白濁し、仄かに硫黄の薫りがします。湯口の金獅子は析出物のせいか白っぽく既に白獅子ですw
リウマチや神経痛に効くとの事で、こちらでじっくり温まります。
十分体も温まったところでサウナ室へも参りますが、こちらでも予め水通し*1をしてから挑みます。
金獅子の吐水口からザバザバ冷水が掛け流される水風呂は約18℃。心地よい水温で、爽やかにクールダウン出来ます。
クールダウン後は、ド演歌が流れるガス遠赤外線サウナへ。
隆の湯さんのサウナのこの日のコンデションは95℃。しっかり高温なので、水通ししていてもスムーズに発汗します。流れて来る演歌の曲目までは存じ上げませんが、じっくり聴きながら入ると、演歌は艶歌とも言われるように、基本は色恋沙汰、それも少し訳アリの人生模様で、よく出て来る単語は「女」「男」「命」に続き「川」「海」「滝」「雨」「雪」「霧」「傘」「酒」「涙」お風呂場とはいえ、何だか水っぽい漢字のオンパレードですw
この日は演歌と共に以下2セット楽しませて頂きました。
・ド演歌サウナ3曲⇒金獅子の水風呂1分⇒休憩3分
・ド演歌サウナ3曲⇒金獅子の水風呂2分⇒休憩5分
最後は草津の湯でしっかり体の芯まで温まり、軽くシャワーで流して上がりました。
※浴室内は撮影不可の為、大田区浴場組合Webサイト、他より拝借しております。
※コチラはその他の雑色銭湯散歩のレポートです↓
さて、その後休業が発表され暫くそのままとなっておりましたが、銭湯をこの街に残したいとのご主人の意思を、多くの温浴施設を手掛ける株式会社楽久屋が引き継ぎ「COCOFUROたかの湯」として新たに2022/3/10 OPENする事となりました。ただ、その過程で紆余曲折があったようで、法的な営業許可上は一般公衆浴場(銭湯)ですが、東京浴場組合には非加盟でスタートする事となったようです。
※コチラは「COCOFUROたかの湯」さんの入湯レポートです↓
これに先立ち、元の「隆の湯」さんとしては廃業届を出す運びとなられたようで、一旦隆の湯さんとしては閉店と認識致しました。創業当時の昭和25(1950)年は木造建築だったそうですが、昭和46(1971)年に現在のビルに建て替えられたそうです。創業から70有余年。ひとまずこれまでのご営業に深謝♨♨
*1:サウナ前に水風呂に浸かる事で皮膚を引き締め、発汗をスロースタートにする事で1セット目からじっくりサウナ浴が楽しめます