湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

昭和湯|東中神銭湯散歩①|銭湯復興プロジェクト2.0|湯活レポート(銭湯編)vol.157

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www.1010.or.jp

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Google マップ

【入浴日】2019/12/28

1.銭湯復興プロジェクト2.0

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この日は今期から参画した「銭湯復興プロジェクト2.0」第0回定例会が高円寺の小杉湯で行われたので、出席して参りました。こちらのプロジェクトは、1.0で塩谷歩波さん中心に「銭湯図鑑」を作成し、その模様がTBS「情熱大陸」に取り上げられる等、銭湯界の一大ムーブメントを巻き起こしました。

www.mbs.jp

この日は自己紹介と1.0の活動総括、簡単なワークショップ。
2.0の本格的な活動は年明け2020年。何が飛び出すのか、乞うご期待くださいませ。

 

2.東中神「昭和湯」入湯

銭湯復興プロジェクト後の昭島銭湯1湯目は「昭和湯」さんへ。
昭和湯さんへは、高円寺から中央線、青梅線と乗り換え、東中神駅下車。南口を出てロータリーを右手方向くじらロードを通り抜けた先を左折。

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江戸街道にぶつかった所で右折。

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江戸街道をしばらく進んだ先を左折すると、駅から徒歩7分程で昭和湯さんの特徴的な存在感のある煙突が見えてきます。

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この日は昭島市高齢者(65歳以上)サービスデーだそうで、かなり賑わっていました。この後も控えている為、早速受付を済ませて浴室へ向かいます。
備え付けのリンスインシャンプーとボディーソープで全身隅々まで洗い清め、まずはメインバスからライド温♨

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メインバスは、左手が全身を包み込むようなジェットバス。右手の円形部分がミクロバイブラ。こちらで凝りをほぐし血行をよくしていきます。
続いて半露天岩風呂の薬湯へ。

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この日はユッカ濁り湯でした。湯温は38~9℃前後の不感温帯に近くのんびりリラックスして浸かっていられます。
その後薬湯向かいの水風呂へ。

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水温は20℃前後ですが、バイブラが効いている為、クールダウン効果は高いです。

 

昔はサウナもやっていたようですが、故障したのか、今はもうやっていませんでした。この日はユッカ濁り湯の薬湯と水風呂で2~3度温冷交互浴を楽しみ、最後にシャワーでザっと流して上がりました。

 

3.ご主人との銭湯談義

湯上り後、ご主人が外観を撮影していたのをご覧になられており、「あちこち銭湯には行かれるの?」と尋ねられたので、お遍路をしている事を告げると、「ウチのコーヒー牛乳は珈琲屋から仕入れる特製で他には無いので、良かったらどうぞ」と教えて頂いたので、頂いてみる事に。

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写真を撮る前に一口つけちゃいましたが、確かにコーヒーのコクがあって、香りも高く、甘過ぎずスッキリと飲めました。
続いてご主人が、「何なら釜の写真も撮るかい?」 とまさかのご提案を頂き、二つ返事で「是非!」とお願いしちゃいました。

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入口横手には大量の薪、その奥にボイラーが。
更にご主人が「薪をくべてみるかい?」とまさかの風呂焚き体験が出来る事に。
分厚い手袋を貸して頂き、釜の蓋を開けて1本、2本と薪を放り込みます。

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薪炊きのお湯は、湯温調整が難しくはないですか?と素朴な質問をぶつけたところ、「いや、ボイラーは沸かすだけで、湯の温度は水との混合でセンサー管理だから。」との事。更に「沸騰させて100℃まで行く事もあるけど、吹きこぼれるから大体90℃程度まででコントロールしている」とのお話。
流れで煙突の話になって、ここの煙突は太くて存在感がありますね。と伝えると、「実はここの煙突は銭湯の煙突ではなく、旧陸軍の縫製工場か何かの跡地で煙突は補強して使ってるんだよ」とのエピソード。更に、「銭湯用の煙突は細いから、煙突掃除は体にゴザや麻袋を巻き付け、手にした箒や麻布で煙突内を上下しながら煤を払い落としていくんだけど、ウチのは太いからその必要はないの。」との事。「但し・・・」と続き、「大雨の日は煙突の下に積もった灰が濡れると、排気に支障が出て燃焼が悪くなってしまう為、釜を炊き続ければ、釜の熱で煙突内の水分が飛んで支障が出ない」との経験者だけが知っている体験談まで教えて頂きました。

 

本日も良い湯と貴重な体験をありがとうございました!
お近くへお立ち寄りの際は是非♪

※浴室内は撮影不可の為、Googleインドアビューより拝借しております。
※こちらは昭島銭湯はしご②「冨士見湯」さんのレポートです↓

yukatsu.hatenablog.com