湯活のススメ

温泉・銭湯・サウナ・岩盤浴等の温浴施設の楽しみ方

閉店銭湯|恵比寿湯|西小山|湯活レポート(銭湯編)vol.143

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【所在地】東京都品川区荏原5-11-2
【入浴日】2019/12/12
【閉店日】2020/1/5

 

西小山の恵比寿湯さん閉店の一報を受け、お別れ入湯に行って参りました。
恵比寿湯さんへは、東急目黒線 西小山駅下車。

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駅前ロータリー左手のアーケードを進めます。

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その先、西小山パテオ すずらん通りをそのまま直進。

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突き当りを左折し、駅から徒歩10分程で恵比寿湯さんの煙突が見えてきます。

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屋号の横に「コミカ風呂」とありますが、これはイシイという風呂屋専門の設計事務所が手がけた銭湯のブランド名で、昭和の終わり頃に改装したモダン風銭湯に多いようです。意味は「コミュニティ」+「ミニカー」の造語で、浴槽の種類がそれなりに揃っているコミュニティスペースという意味なのだそうです。


入口に回ると閉店のお知らせが・・・

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中に入るとロビー等もまだまだ綺麗な状態です。

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それでは番台で受付を済ませ中へお邪魔します。

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こちらは男湯脱衣所を浴室側から見た全景です。

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浴室内は高天井で左右に湯気抜き窓。全体的に白い浴室内で、浴槽や洗い場のマジョリカブルーのタイルがアクセントになっています。

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恵比寿湯さんの特徴は何といっても、この特徴的なモザイクタイル。

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これらの装丁をあれこれ眺めながら沐浴を済ませ、お湯を頂きます。

 

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メイン浴槽は手前が深湯のバイブラバス。真ん中がジェット付座湯、奥がジェット付の寝湯となっています。湯温はちょっと熱めの42℃。良く温まります。
浴槽に付いた加水用のカランがまた時代を感じさせます。

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メイン浴槽の隣は、間仕切りを隔てて浅湯のバイブラバス。

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一通り湯巡りして、少し体が火照ってきたら、浅湯と脱衣所の間の坪庭スペースのベンチで半露天外気浴。流れて来る初冬の微風が心地よく、しばしクールダウン。

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再度アバンギャルドなタイル絵を眺めながら深湯のバイブラバスに浸かって温まり、出掛けに軽くシャワーで流してから上がりました。

 

ちなみに女湯は男湯と左右対称の作りでやはりモザイクタイル。

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脱衣所にはレトロなおかまドライヤーとマッサージ椅子もあるようです。

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 帰りにご主人様と遭遇しご挨拶すると、「年々客足も遠のいて、残念だけど閉める事になっちゃってね・・・」とお話されたのが印象的でした。
恵比寿湯さんは創業120年。閉店は誠に残念ではありますが、往年は地域に愛された「コミカ風呂」を、記録と記憶に留めておきたいと思います。

 

恵比寿湯さんは年内月曜のみ定休、大晦日は通常営業。
新年は元旦お休み、2日は朝湯で8:00~PM12:00営業、3~5日通常営業。
最終営業日は2020/1/5だそうです。
お時間と機会がありましたら、是非足をお運びくださいませ。
※脱衣所・浴室内は撮影不可の為、Googleインドアビュー、他より拝借しております。
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yukatsu.hatenablog.com