【入浴日】2019/2/17
1.受付(開始10分前集合)
この日は東京都浴場組合主催の銭湯大楽へ行って参りました。
❝さかえゆ❞という屋号は都内銭湯では比較的多く、他に渋谷の「さかえ湯」さん、三ノ輪の「湯どんぶり栄湯」さん等ありますが、今回は落合南長崎の「栄湯」さん。
この日の講師は、銭湯大使のステファニー・コロインさんでした。
フランス出身で女性のステファニー・コロインさんが銭湯大使をされていらっしゃるという点も興味を惹き、話を伺いたくなりました。
2.「フランス人から見た銭湯文化の素晴らしさ」(14:00〜14:50)
本日のお題です。
日本の銭湯の美容・健康、コミュニティ、アートの3点からお話を伺いました。
①銭湯と美容・健康
そもそもフランスにも、その昔銭湯的な文化があったそうですが、中性に疫病が流行した際に、「原因は水である。入浴は疫病の元になるから禁止!」との事で、何と100年もの間、入浴禁止の時代があったそうです。
それで欧州は香水文化が発達したんですね~。
今でもフランスでは、水が高価な事もあり、お風呂は毎日入る物ではないようです。
そんな訳で、フランス出身のコロインさんは、日本の銭湯で湯上りに肌がツヤツヤするのを感じ、美容(衛生)・健康面で非常に感銘を受けられたそうです。ミネラル豊富な欧州の硬水とクラスターが小さく肌に馴染みやすい日本の軟水の違いもあったのかも知れませんね。
②銭湯とコミュニティ
また、初めての日本の地、それも銭湯という裸の付き合いの中で、地域の常連さんが、入り方やマナーについてあれこれ教えてくれ、日本のコミュニティとの触れ合いを強く感じ、ますます銭湯文化が好きになっていったそうです。
今では新しい街に行く度に、銭湯で常連さんからその街の情報を仕入れられる程なのだとか(@_@);;
③銭湯とアート
フランスから来られたコロインさんにとって、銭湯の破風屋根、暖簾、ペンキ絵、タイル絵等、銭湯そのものが日本のアートに見えたそうです。
今では銭湯大使として、各地の銭湯の内外の写真も撮影し、銭湯文化の普及にご活躍されていらっしゃいます。
コロインさんの銭湯エッセイが「東京銭湯」WEBサイトに掲載されていらっしゃいますので、そちらもご覧になってみてください。
また、コロインさんは、幾つか出版もされていらっしゃいますが、この日は銭湯とアートについて触れた「銭湯は、小さな美術館」を購入し、サインを頂きました。
栄湯ご主人のご厚意で何と人生初番台内で記念撮影までw
こちらも興味ある方は是非どうぞ♪
3.入浴(15:00~)
本日の講和を興味深く拝聴した後は、入浴タイムです♪
何と本日は、講和も無料なら入浴も無料と太っ腹です@@;;
栄湯さんは、哲学堂公園が近くにあるとの事で、哲学にちなんで「ソクラテスの湯」と「カントの湯」の2つにそれぞれ「釈迦サウナ」と「孔子の湯」(こちらは半露天岩風呂)を設け、日によって男女を入れ替えていらっしゃいます。
栄湯さんは自宅に比較的近いので、チャリンコでたまにお邪魔しています。前回男湯は釈迦サウナでしたが、今回は孔子の湯と両方楽しむ事が出来て幸せでした。
今回、(銭湯編)vol14-①となっていますが、では②は?との声が聞こえてきそうですが、そのお話はまた明日w
尚、銭湯大楽では不定期開催ですが、都内各地で色々な出し物や教室を行っているようです。ご自宅の近くの銭湯で開催の際は、覗いてみてはいかがでしょうか?
落合南長崎の「栄湯」さんへもお近くへお立ち寄りの際は是非♪
※浴室内は撮影不可の為、店舗紹介サイトより拝借しております。
※コチラは後日「Tokyo銭湯交流会」で再訪時のレポートです↓