【入浴日】2018/10/6
(※実際には地獄には入湯できませんが、併設足湯には入湯しております)
今週は、昨年父の傘寿祝いに実家のある福岡に帰省する際に立ち寄った、1泊2日の別府鉄輪弾丸ツアーの模様をお届けしてみたいと思います。
旅は東京から始発の新幹線で九州小倉に向かい、そこから鹿児島本線の特急ソニックで一路別府へ、そこから二つ手前の亀川駅に戻ります。
亀川に向かう目的は鉄輪(「かんなわ」と読みます)の地獄めぐりを敢行する為です。
アクセスマップをご覧頂ければ分かりますが、地獄七湯の内、「竜巻地獄」と「血の池地獄」だけが離れて亀川に位置する為、こちらから回る作戦なのです。
(鉄輪本拠は地獄めぐり後の入湯や宿泊施設も点在する為、後の方が好都合なのです)
さて、亀川から亀の井バスでその名も「血の池地獄前」下車します。
いよいよ地獄めぐりスタートです♪♪
1.竜巻地獄
【所在地】大分県別府市亀川野田782
【泉質】含食塩酸性泉
入場料はそれぞれ400円ですが、5か所以上まとめて巡るのであれば、共通券が2,000円ですので、入口で共通券を購入し、まずは竜巻地獄から巡ります。
竜巻地獄では、地下の温泉脈で150℃まで熱せられた間欠泉が30~40分間隔で6~10分ほど噴き上げます。間欠泉のパワーは地上50mまで噴き上げる程ですが、地上に噴き上げる熱泉の温度が105℃と超高温の為、現在は高さ4mに制限されています。
最初から地球パワー全開ですw
2.血の池地獄
【所在地】大分県別府市亀川野田778
【泉質】酸性緑礬泉
血の池地獄では、78℃の赤い熱泥が1,800kl/日噴出しています。
当然地獄には入湯不可ですが、併設した足湯には浸かる事が出来ます。
中には観光客向けに観光スポットやお土産コーナーもあり、名物は「血の池軟膏」と「血の池プリン」だそうです。
3.鬼石坊主地獄
【所在地】大分県別府市鉄輪559-1
【泉質】ナトリウム・塩化物泉
鬼石坊主地獄の正体は99℃に熱せられた熱泥が、ボコボコと沸き立つ様が、坊主の頭に見える事からこの名がついたようです。
足湯もあり、すぐ裏手には「鬼石の湯」があり、こちらは浸かれて癒されます。
4.海地獄
【所在地】大分県別府市鉄輪559-1
【泉質】含食塩酸性泉(ラジウム硫酸鉄を有す)
海地獄のコバルトブルーの正体は、含まれるラジウム硫酸鉄が空気に触れる事で酸化して発色するのだそうです。その美しさはインスタ映えの特筆級で、国指定名勝にも認定され、歴代天皇陛下も足を運ばれています。海地獄ではこのコバルトブルー以外に赤池地獄も見られます。
また、海地獄には足湯もあり、お土産物コーナーも地獄最大級です。
名物は極楽饅頭や地獄蒸しの温泉卵などです。
5.かまど地獄
【所在地】大分県別府市鉄輪662
【泉質】含芒硝弱食塩泉
よく仁侠映画等で『ここが地獄の一丁目よ!』と言う台詞回しを耳にされた方もいらっしゃるかも知れませんが、ハイ!左上の熱泥の噴出口が地獄一丁目ですw
かまど地獄では、色も温度も異なる6つの地獄の窯が口を開けていて、煙や変色の温泉ショーが楽しめます。地獄最大級の足湯もあり、こちらは浸かれます。
6.鬼山地獄
【所在地】大分県別府市鉄輪625
【泉質】ナトリウム・塩化物泉
入口で仲良く鬼と「ハイチーズ♪」とここまではにこやかですが、鬼山地獄の真の恐ろしさはこの先です。
鬼山温泉の窯では99.1℃の沸騰寸前の熱泉がボコボコ音を立てて沸き上がっています。
その温泉熱を利用して飼われているのは、何と!熱帯地方生息のワニの群れです!
ここではワニの餌やりショーを見る事が出来ます。地獄恐ろしや~
7.白池地獄
【所在地】大分県別府市鉄輪283-1
【泉質】含ホウ酸食塩泉 塩化ナトリウム、ケイ酸、重炭酸カルシウムを含む
白池地獄では、湧出時は透明な源泉が、温度と圧力が上がるにつれ青白い色に変化します。こちらでは温泉の地熱を活かしてアマゾンの亜熱帯の水族館を併設しています。
番外①.山地獄
【所在地】大分県別府市鉄輪559-1
山地獄の奥には岩の裂け目から泉温90°の噴気がもうもうと上がっています。
手前では温泉地熱を利用したミニ動物園があり、餌やりが楽しめます。
番外②.金龍地獄
【所在地】大分県別府市鉄輪321
鉄輪温泉街に聳え立つ地獄の門の内側には8体の仏像と共に地獄中最大の900kl/日の源泉湧出量を有し、植物園も広がっているとのこと。現在は2009年より閉園されており、所有者によると再開は困難との事。いつか第八の地獄の門が開くのを見てみたいものですね。
今回は1泊で沢山の地獄を見て回りましたが、いかがでしょうか?
昔の人は、アチラを掘っては真っ赤な熱泉が、コチラを掘っては青い熱泉が、90~105℃に及ぶ熱湯地獄に「この地は地獄だ‼」と思ったに違いありません。
流石に西の横綱別府温泉郷!恐るべき地球のパワーを体感する一日でした。
地獄を覗いてみたい方は是非♪
※タイトルやマップ等一部を、公式WEBサイトより転載しております。